暴力をふるう人

猫や犬を虐待する人は、いったいどうしてそのようなひどいことができるのでしょうか。

動物が苦しむ姿を見て平気でいることができるのは、普通の人の神経では考えられません。

猫や犬を虐待する人の心理には、いったいどういうものがあるのでしょうか。

嗜虐的である

猫や犬を虐待する人の心理に、実は嗜虐的なものがあるということがあります。

自分以外の生き物を虐待してしまい、その苦しむ様子を見ることで快楽を得ているのです。

普通の人間なら、猫や犬が苦しむ姿は、とても正視することができません。

しかし、嗜虐的な人間というのは、猫や犬などの動物を虐待して、楽しいと思っているのです。

そのため罪悪感などはなく、平然としていることができます。

嗜虐的な人は、そういうものが社会一般に受け入れられないということが自分自身でよく分かっています。

だから人に知られないようにしていますが、誰も見ていないと、快楽を求めて猫や犬を虐待してしまいます。

ストレスが溜まっていてそのはけ口として虐待している

猫や犬を虐待している人は、もしかしたら日々の生活でストレスが溜まっているのかもしれません。

そしてそのストレスを、猫や犬を虐待することで発散しています。

嫌なことがあったり人間関係で揉めたりすると、イライラして攻撃的になったりするものです。

そういう感情の矛先が、抵抗をするのが難しい弱い動物に向かってしまいます。

もちろん猫や犬にも感情があるので、いじめれば当然恨まれることでしょう。

しかし、猫や犬を蹴ったりして虐待する時、どこかですっきりとした気持ちになっているのです。

情けないと思いながらも、猫や犬を虐待することで、ギリギリ平常心を保っているのかもしれません。

自分がやっていることはひどいことだと思っていても、ストレスに負けそうで、虐待をするのを止めることができなくなっているのです。

自分がいじめられているからさらに弱い猫や犬を虐待する

自分がいじめられている人間は、自分よりさらに弱い立場のものをいじめることがよくあります。

普段自分自身がいじめられていて、それに対する復讐心で、猫や犬を虐待してしまいます。

現実の世界では本当にいじめ返すというのは難しいことです。

ですから、猫や犬をいじめている人間に見立てて、虐待をしています。

普段のその人なら、本当はそんな風に生き物を虐待することはないでしょう。

しかし、いじめによって心のバランスを崩している状態なので、ストップが聞かず虐待をしてしまいます。

猫や犬を虐待するのをゲーム感覚で考えている

猫や犬を虐待している人の心理には、ゲーム感覚でやっているという人も確かにいます。

今は残酷な漫画や映画にテレビ番組もあり、そういうものを見続けていると、いつの間にか猫や犬を痛めつけるのもゲームの延長のような気持ちになってしまいます。

テレビや映画、そしてゲームの中で、簡単に多くの人間や生き物が死んでいっています。

そういう番組に慣れてしまうと、猫や犬を虐待するのも平気になっていってしまいます。

そのため猫や犬をかまっているうちに、つい度が過ぎてしまい、虐待に繋がってしまいます。

もし猫や犬が反撃をしたりすると、一気にヒートアップして攻撃してしまいます。

そして勢い余って命を奪ってしまったりします。

こういう人は、猫や犬を虐待しているという感覚自体も希薄です。

そんなに悪いことをしているとは考えていなかったりします。

虐待したらどうなるのかが知りたいと思っている

普段の生活の中で動物が死んだりするのを見ることはあまりありません。

ですから、猫や犬を虐待したらどうなってしまうのか、それを見てみたいと思っていたりします。

虐待したら、猫や犬はどう苦しんでいくのか、どうやったら死んでしまうのか、ちょっとした実験のような気持でいるのです。

虐待されている動物にとってはとても恐ろしいことですが、やっている方は大したこととは思っていなかったりします。

人間的にはどこか大切なものが欠けていると言わざるをえませんが、猫や犬の気持ちを想像することができずに、虐待している本人なのに、まるで他人事のような気持ちでいたりします。

幼い昔、カエルのお腹に空気を入れて破裂させたりした子供がいたりしませんでしたか。

物事の判断が付かない子供と同じように、恐ろしいことを「どうなるだろう」という気持ちでやってしまう心理が潜んでいたりします。

虐待は精神バランスの崩壊も一因

猫や犬は、人間にとって身近な動物です。

その動物を虐待するのは、普通の人にはなかなかできることではありません。

猫や犬を虐待することができる人は、どこかに大切な感情を忘れてきたり、精神的に追い詰められている人なのかもしれません。

まさに精神のバランスを崩しかけていると言えるでしょう。