中型犬は明確な規定はありませんが、13.5㎏~27㎏程度の体重の犬とされています。
犬種としては、ビーグルやシェルティー、ボーダーコリーなどがメジャーです。
大型犬を飼いたくてもスペース的に少し難しい場合や、小型犬よりは大きな犬を飼いたいという場合にはもってこいのサイズです。
ここでは、中型犬を初めて飼う方のためにポイントをご紹介します。
マンションの場合、中型犬を飼って良いか確認する
最近ではペット飼育可能の集合住宅も増えてきましたが、いざ確認をしてみると小型犬のみということも少なくありません。
ペット可の物件であっても、念のため確認をすることをオススメします。
中型犬を飼育する上では、それなりのスペースも必要となるので、一人暮らしの広さの間取りでは難しいと言えるでしょう。
運動量が小型犬よりは多いので、散歩に連れていく必要がある
中型犬は運動量が必要になります。
小型犬であれば室内での活動量のみでも足りてしまう子もいますが、中型犬はそうはいきません。
1日2回程度の散歩には必ず連れて行ってあげましょう。
朝夕30-40分程度の散歩がベストと言えます。
運動量が足りないと、ストレスから問題行動が現れてしまうこともあります。
運動量が十分足りていると、家ではゆっくりとくつろいで休んでくれます。
そのため、中型犬を飼育する上では時間を散歩のために作り、余裕をもった生活を心がける必要があります。
しつけをしっかりとして、思いがけない事故を防ぐ
どの犬にも共通してしつけは不可欠ですが、中型犬より大きなサイズの犬では、子供にとびかかった時にケガをさせてしまったり、他の犬や人に噛みついて大けがをさせてしまったり…と、思わぬ事故に発展してしまう可能性があります。
いざという時に飼い主さんがしっかりと犬のパワーを制御できる必要もありますが、それ以上にしつけをしてあげることが不可欠です。
中型犬の場合、誤飲誤食には特に注意
室内飼育をしていると、中型犬はサイズも大きいのでテーブルの上や棚の上に届いてしまい、誤飲誤食をしてしまう危険性があります。
果物の種やビニール、おもちゃなどは問題になることも多いです。
特に注意が必要なのは、お留守番の時です。
そのため、お留守番はサークルやケージの中でさせることをオススメします。
万一、誤飲誤食を見つけたらすぐに動物病院に連れて行きましょう。
お留守番はケージやサークルの中で
前述のような理由で、お留守番はケージやサークルの中でさせましょう。
ケージやサークルの中には犬がしっかりくつろげる場所と水を飲む場所、そして、トイレを設置してあげる必要があります。
ただ、犬はトイレと寝床が近くにあることを本能的に嫌がり、トイレの失敗にもつながってしまうことが少なくありません。
そのため、少し広めの間に仕切りがあるようなサークルがオススメです。
子犬の頃からケージの中でリラックスして休む練習をすることも、その後のお留守番のためには必要です。
ケージの中を嫌な場所と思わないことで、お留守番のストレスも大きく減ることでしょう。
中型犬でも家の中でトイレの練習をしておくと便利
中型犬より大きな犬は、散歩のときにおしっこをさせる習慣になっている犬も多くいます。
ただ、散歩のときにしかおしっこをしない習慣になっていると、雨で散歩に行くのがはばかられる時も、犬が散歩を催促をして飼い主さんが大変な思いをすることになってしまいます。
そのため、中型犬であっても室内でトイレをする習慣を身につけさせておくことをオススメします。
中型犬のためには、小型犬のトイレよりも大きめのトイレを設置してあげましょう。
初めは失敗もつきものですが、トレーニングによって上達するので、飼い主さんもめげずに頑張ることをオススメします。
飼う前に、必要なグッズは全て揃える
中型犬を家に迎える前に、飼育に必要なグッズは全て揃えておきましょう。
食事用のお皿や水受け、寝床(やわらかい毛布などでOK)、ケージ(もしくはサークル)は必須です。
食事は総合栄養食を選ぶことをオススメします。
その他、日常のケアグッズとして、ブラシや爪切りも用意すると良いでしょう。
首輪は最初はリボンなどでも構いませんが、購入する場合は成長段階に合わせてサイズに合ったものを買い、少しずつ首輪に慣れさせていきましょう。
散歩に行く前にリードをつけて、練習することもオススメです。
その他必要なものはおもちゃ程度でしょう。
いざ子犬を家に迎えてしまうと、買いに行く暇もないこともあるので、前もって用意しておくと安心です。
中型犬と楽しい生活を送ろう
中型犬は存在感もあるサイズで、犬好きにはたまりません。
中型犬を飼う時には上記のポイントに気をつけて、犬との間に素晴らしい関係を築いていきましょう。