みなさんは、ボロニーズという犬のことをご存知でしょうか?
日本では、トイプードルやダックスフンドなどに比べるとあまりメジャーな犬種ではありませんよね。
ボロニーズはふわふわな白い毛で、わたあめのような愛らしい小型犬です。
ここでは、そんなボロニーズという犬種をご紹介します。
ボロニーズとはどんな犬種か
ボロニーズの原産国はイタリアのボローニャ地方です。
英名のBologneseに従って、しばしばボロネーゼと呼ばれることもあります。
ボロニーズと言う犬種名は、ボローニャという地名に由来すると言われています。
地中海沿岸地方で、1000年ほど前から飼育されてきた犬で、意外と歴史のある犬種なんです。
ボロニーズは、ビジョン・フリーゼやマルチーズと同じビジョン系犬種と血統的な関わりがあると言われていますが、起源は現在でも定かではありません。
たしかに、ビジョン・フリーゼやマルチーズと似たような真っ白で丸くてふわふわなわたあめのような見た目をしていますね。
犬種に詳しくない方でしたら、どれがどの犬だか区別がつかないかもしれませんね。
ボロニーズの毛色は、ピュアホワイトのみが認められています。
ピュアホワイトの毛は、縮れてふわふわしておりいます。
それから、被毛はシングルコートで毛が抜けにくく、臭いもあまり気にならないことが特徴です。
寿命は12歳から14歳ほどです。
成犬になると体重は2.5キロから4キロほどになり、体高は25センチから28センチほどまで成長します。
ボロニーズはセレブな犬
ボロニーズといえば、真っ白でふわふわな毛を持ち、気品のある容姿をしています。
そのためか、ルネッサンス時代にはボロニーズは貴族の間でオシャレな愛玩犬として人気を博していました。
原産国のイタリアだけではなく、ヨーロッパの貴族の間でも愛されていました。
宝石がちりばめられた純金製の首輪をつけ、食事は豪華な牛フィレ肉を与えられ、当時の人間の貴族と同じような贅沢な暮らしをしていたそうです。
ヨーロッパ諸国の名高い貴族の貢物としてよく用いられることもあったそうです。
セレブに飼われていただけではなく、セレブのように暮らしていた犬なんですね。
ボロニーズの性格
性格は、素直で落ち着いており、控えめな性格をしています。
飼い主にはよく懐き、従順です。
ボロニーズが貴族に愛されたのは、その気品のある容姿だけではなく、身のこなしが上品で性格も温和で人懐っこいということも理由の一つに挙げられます。
臆病な性格なので、自分よりも大きな犬が苦手な傾向にあります。
一方では活発で、遊び好きな一面もあります。
飼い主によく懐き、おとなしいので非常に飼いやすい性格となっています。
他の犬にも懐く傾向があります。
しかし、自分よりも大きい犬と多頭飼する場合は、臆病な性格なので一緒に飼うには慣れるまで時間がかかりそうです。
そういう意味では、大きい犬と一緒に買う場合はあまり適していないかもしれません。
活発な一面もあるので、遊んであげられる時間がある方に向いています。
お年寄りの方にはあまり向かないかもしれません。
ボロニーズの飼い方
従順な性格なので、しつけにはあまり苦労することはありません。
あまり飼育に慣れていない人にも飼いやすいでしょう。
注意しなければならないことは、ボロニーズは、屋外の飼育には向いていないことです。
屋内で飼育してあげましょう。
しかし、活発な性格なので毎日の運動は欠かさないようにしなければなりません。
活発とは言っても、愛玩犬なので毎日、20分から30分ほどの散歩をさせてあげれば十分です。
屋内での遊びも好きなので、屋内でボール遊びなどをさせてあげましょう。
毛が抜けにいので被毛の管理はそれほど大変ではありませんが、ブラッシングをしながら皮膚の状態を随時見てあげてください。
気になる価格は?
ボロニーズは残念ながら、ペットショップで扱っている場合はほとんどありません。
ただ、ボロニーズを販売しているサイトはいくつか存在しています。
子犬の販売価格の相場は約12万円〜30万円ほどで取り扱っています。
身寄りのない犬を預かり、里親になるという方法もあります。
里親募集のサイトでは、約2万円から取り扱っています。
このように、現在はインターネットでの購入が無難な購入方法となっています。
その立ち振る舞いが魅力的なボロニーズ
真っ白でふわふわなぬいぐるみのような愛らしい姿のボロニーズ。
ルネッサンス時代に貴族の方々に愛された気品のある、伝統的なボロネーズ。
性格も温厚で初心者の方にも飼いやすい犬種です。
あなたもこの機会にご購入を考えてはいかがでしょうか?