犬を上手にブラッシングするコツ。犬にブラシに慣れてもらおう

最終更新日:2016年5月2日

犬のお世話の中でも日常的に行わないといけないのがブラッシングです。

ブラッシングを怠ると、毛同士が絡まり毛玉を作ってしまったり、皮膚病の原因になったりもします。

今回は、ブラッシングが苦手な犬でも、上手にご家庭でケアできるコツをご紹介します。

1.毛質に合ったブラシを用意する

トリミングサロンに連れていくと、トリマーさんはほとんどの犬種にスリッカーブラシを使っていますが、これは洗った毛を乾燥させる時に使うと早く作業を進められるためです。

ご家庭でブラッシングをする場合は、飼っている犬の毛質に合ったブラシを用意する必要があります。

トイプードルやシーズーは細かい毛玉が出来やすいので、スリッカーブラシで毛をほぐし、仕上げにコームで整えます。

柴犬やそれに近い毛質の雑種はとても毛が抜けるので、抜け毛処理に優れているファーミネーターやシェッドバスターがオススメです。

また、フレンチブルドッグやラブラドールレトリバーのような短毛種は、ラバーブラシを使うと、皮膚のマッサージにもなり一石二鳥です。

犬種に関わらず、耳の飾り毛や脇の下は毛玉になりやすいのでスリッカーで、体全体はファーミネーターで、という様に、部位によってブラシを使い分けるという方法もあります。

いずれにしても、間違ったブラシの選択や使い方は効果も薄れますし、犬がブラッシング嫌いになる原因になりますので、飼い犬に合ったブラシを選んであげましょう。


2.犬をブラシ好きにさせる

ブラッシングが苦手な犬は大抵ブラシを見るだけで逃げていきます。

まずは、ブラシ自体を好きにさせるよう教えていきましょう。

ブラシを無造作に床に置き、その近くでオモチャで遊んだりフードを与えて、ブラシに慣らしていきます。

ブラシをオモチャにして、くわえさせたりすることもOKです。

2~3日繰り返し、ブラシが日常生活において常にある物になり、ブラシから逃げなくなれば次のステップです。

飼い主が手に持ち、その状態で同じようにオモチャで遊んだりフードを与えていきます。

この時、必ず右手で持つこともあれば、左手で持つこともあるようにしてください。

目標はブラシを見たら喜んで駆け寄ってくるようになることです。

まだブラッシングを行ったことのない子犬は、この練習をするとあっという間にブラシ好きになりますよ。

3.初めは犬の毛の表面を撫でるだけ

いきなりガシガシとブラッシングをしてしまうと、その時は我慢してくれていても、次回からブラシを見ると逃げるようになってしまう犬がほとんどです。

「ブラッシングは痛くないんだよ、気持ち良いものなんだよ」と教えるために、まずは毛の表面を毛並みに沿って軽く撫でるところから始めてみましょう。

また、体の先端部分(耳先、足先、シッポ)は嫌がる犬が多いので、まずは背中、頭頂部、お腹を優しくブラシで撫でてください。

ブラッシングをしている間は飼い主は常に笑顔で「大丈夫だよ、怖くないよ」と優しく声掛けをしてあげると犬も安心するようです。


4.犬が慣れてきたら本格的にブラシをかけてみる

1~3でブラシに慣れてきたら、いよいよ本格的にブラッシングをしてみましょう。

出来れば時間がもつガムや、ガジガジ噛むのが好きな子はオモチャでも良いので、その子の好きな物を用意します。

ガムも食べないし、オモチャも遊びませんという子は、普段食べているフードでも構いません。

そして、それを噛んでいる間に、ササッと短時間で全身をブラッシングしてみましょう。

フードの子は片手で少しずつ与えながら、ブラッシングをしていきます。

最初から各部位を丁寧に時間をかけて行うと、犬に負担がかかってしまいますので、2~3分で終わらせてしまいましょう。

今後徐々に時間は延ばせるので、焦らずゆっくり行っていきます。

5.嫌がるやり方・部位を把握する

4の工程で少し強くブラシをかけてしまった時、耳を触った時、ブラシが毛に引っかかってしまった時等、嫌がる素振りを見せた時にはすぐにブラッシングを中止します。

この時、絶対に叱ってはいけません。

叱られるとブラッシングの時間帯が嫌いになってしまいます。

嫌がるのには何かしらの理由がありますから、なぜ嫌がったのかを把握し改善していきましょう。

特に毛玉にブラシがひっかかり、皮膚を引っ張ってしまうと痛みが生じるため、その瞬間に噛みついてくる子も少なくありません。

ブラシが引っかかった部位は、毛の根元を片手で押さえ、ブラシが引っかかっても皮膚が引っ張られないように工夫してください。

あまりに毛玉がひどい場合には、プロのトリマーさんにほぐしてもらうか、その部分の毛をカットしてしまった方が良いでしょう。


6.ブラシが終わったら最高のご褒美を

ブラッシングをかけている最中にも大好きな物を与えていますが、終わった時にも必ずご褒美をあげるようにしましょう。

ボール投げをして思いっきりストレスを発散させてあげたり、大好物のおやつを与えるのも良いですね。

お散歩好きな子は是非外に出てあげてください。

「ブラッシングの後には必ず良い事がある」と学習させることで、多少ブラッシングが苦手だとしても頑張って応えてくれるようになります。

犬にブラッシング好きになってもらおう

ブラッシングに慣れさせるというと手間と時間がかかるため、面倒と考える方も多いです。

しかし、この先10年以上お互いストレスフリーでブラッシングを行えるというのは、とても魅力的だと思いませんか?

特にトイプードルやシーズー等のカット犬種は一生ついて回ることなので、是非とも好きにさせてあげたいものですね。

「犬を上手にブラッシングするコツ。犬にブラシに慣れてもらおう」の関連記事

「犬を上手にブラッシングするコツ。犬にブラシに慣れてもらおう」と合わせて読みたい