【犬のことわざ】犬にまつわることわざを知ろう

最終更新日:2016年11月1日

犬は、古くから人の飼っている動物として代表的な存在です。

そうした身近な存在として、犬に関することわざというのは数多くのものが存在しています。

ことわざを調べてみると、ペットとしてしての存在や、ふらふらとして人に食事を乞う野良犬のような姿まで、さまざまな姿が浮かび上がります。

今回は、日本で親しまれている犬に関することわざについてご紹介します。

1.犬も歩けば棒に当たる

犬にまつわることわざと言えば、まずこのことわざが思い浮かぶと思います。

実際には、普段の生活の中であまり使うことはないかもしれません。

それでも、昔から馴染みのあることわざとして、誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ここでの「棒に当たる」とは、「人に棒で殴られる」という意味で使われています。

元々は外を犬がうろうろとしていると、人に叩かれるかもしれないということから、「不用意にでしゃばると災難に遭う」という意味だそうです。

しかし、最近では「何かをしているうちに、思いがけない幸運がある」という意味で使われることがあります。

元々の意味とは真逆の良い意味で捉えられるのは、なんとも不思議ですね。


2.犬に論語

犬に論語を聞かせても少しも理解できないというところから、「道理の通じないものには何を言っても無駄」という意味で使われています。

同じような意味で使われることわざはいくつも知られています。

「猫に小判」や「馬の耳に念仏」など、不思議と動物に関することわざが多かったりします。

昔から「動物には人間の言葉は理解できない」という認識があるのでしょうかね。

犬にとってみれば、若干異論はあります。

しっかりと飼い主に従順でコミュニケーションが取れる犬もいるので、まったく人間のことを理解していないわけではなさそうです。

さすがに論語は無理があります。

しかし、まったく道理が通じないというのはちょっと失礼かもしれませんね。

3.夫婦ケンカは犬も食わぬ

においや食べ物に敏感は犬は、自分のエサでなくても、食べ物すべてに興味津々です。

私たちがゆっくり食事をしているときに、じーっと食べ物を見つめていたりするようなこともよくあります。

そんな強欲な犬でも興味を示さないようなものとして夫婦ケンカが挙げられています。

しかし、よく考えると、そもそも夫婦ケンカは食べ物ですらありませんよね。

このことわざも、ちょっと不思議な面があります。

本来は、夫婦ケンカは犬でも興味を示さないようなつまらないものという意味ではありません。

「どうせすぐに仲直りしたり、どうでもよくなるので、他人が構ったり仲裁する必要はない」という意味で使われていました。

いずれにせよ、やっぱり夫婦ケンカには犬の興味なんてこれっぽっちもないのでしょう。


4.犬猿の仲

犬と猿は仲が悪いものとされており、とても仲が悪いことを例えるときによく使われています。

水と油のように、お互いに相容れない性格だったりすることもあるでしょう。

もしくは、会うとすぐにケンカになってしまうような、一触即発の険悪さのある間柄かもしれません。

このことわざでは、仲の悪いものの代名詞として犬と猿が登場しています。

しかし、実際の現代の犬と猿の間柄というのは、どんなものなのでしょうか。

お互いに頭の良い動物同士なので、ひょっとしたら仲良く共存できるかもしれません。

昔話の桃太郎の中では、犬と猿はいっしょに鬼退治にも行っているんですよね。

5.飼い犬に手を噛まれる

いつも可愛がっている犬に噛みつかれたりしたら、「いつも世話をしているのに…」と思ってしまいますよね。

恩を押し付けているつもりはなくても、思わず「恩知らず」なんて言葉が思い浮かんでしまいます。

そんな、日頃から面倒を見てきた人から裏切られたりしたことを例えることわざとして有名です。

現代の人間と犬の関係では、お互いに共存関係に近いような気もします。

私たちは犬をペットとして飼ってその姿に癒されたり、介助犬や警察犬として人の生活を助けている犬もいます。

飼い始めるといろいろと手の掛かる存在ではありますが、私たちだって犬の存在が必要だったりします。

しかし、やっぱり恩を仇で返されるようなことがあるとショックですよね。


6.犬は三日の恩を三年忘れず

「犬に論語」や「飼い犬に手を噛まれる」ということわざを先に紹介しました。

昔から、犬には人の道理がわからず、人の恩を感じずに裏切ったりすることがあるという価値観があったのかもしれません。

しかし、このことわざでは、そうではない犬の姿が描写されています。

「犬は三日の恩を三年忘れず」というのは、三日エサをあげて可愛がると、そのことを三年忘れないということから派生しています。

犬でさえそうした恩をしっかりと覚えて忘れないのですから、人間であれば恩を忘れるようなことはあってはならないという意味で使われます。

本当のところはどうなのかわかりませんが、人の恩を忘れないようにしていたいものですね。

犬にまつわることわざを知ろう

昔から人との関わりの深い犬に関することわざは、他にもたくさんあったりします。

最近では使われることが少ないものも多くあるので、いろいろと調べてみると面白いかもしれません。

古くからあることわざでは、犬を「愚か者」や「食い意地の張っているもの」と暗喩しているものが多くあります。

最近では、もっと人の生活にとってかけがえのないものとして、私たちは深く関わりを持つようになってきています。

こうした関係性の変化によって、今後新しい意味を持つことわざが生まれてくるかもしれませんね。

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