その素朴な姿が可愛くて、あらゆる世代、男女を問わずに安定した人気の柴犬です。
犬があまり好きではないという人でも、柴犬なら飼ってみたいという人もいるのではないでしょうか。
そんな人気犬種の柴犬は、どの位の価格で売られているのでしょうか。
柴犬の平均的な価格帯は5万円から20万円
柴犬は5万円から20万円の間で売買されることが多いようです。
随分価格に開きがあると思うかもしれません。
それには幾つか理由があります。
まず販売している場所によって価格が違ってきます。
ブリーダーから購入するのか、ペットショップで購入するのか。
ペットショップでも、どのお店で購入するのかによって価格が変わってきます。
さらに、購入する時期によっても価格が変わってきます。
購入するのが冬なのか、春なのかによっても価格差はあります。
また、柴犬の色によっても価格が変わります。
柴犬は基本的に赤、黒、白、胡麻の4種の色の犬が生まれますが、その色によっても価格が変わってくるのです。
そして、犬の月齢です。
その犬が生まれてからどの位経過しているかによってもかなり価格は変わります。
どこで買うのが一番良いのか
買う場所によって柴犬の価格は変わるのですが、一体どこで買うのが良いのでしょうか。
価格面だけを考えると、ブリーダーから買うよりもペットショップで買うほうが高いケースが多いようです。
しかしブリーダーでは、しっかりとしつけをして大事に育てていますので、それだけ手間がかかります。
手間がかかるということはコストがかかるということですので、それだけ価格にも跳ね返ってきます。
単純に価格だけを考えるのであればペットショップの方が安いでしょう。
ただ、それほど価格差があるわけではなく、ペットショップで生後2ヶ月の柴犬が15万円だとすると、ブリーダーから購入すると18万円程度といったところでしょうか。
しつけの有無などを考えると、それほど大きな価格差ではないかもしれませんね。
どの季節に買うのが良いのか
柴犬に限らずですが、犬は購入する季節によってかなり価格差があります。
基本的には3月から5月頃に購入する人達が多いため、この時期は比較的高めの価格となります。
新生活が落ち着いてきたゴールデンウィーク期間に柴犬を購入する人も多く、ゴールデンウィーク後の引き渡しとなる時期が最も価格が高い時期でしょう。
ペットショップでの購入でも20万円程度となっているケースもあるようです。
もしも安価に柴犬を購入したいのであれば、できるだけ3月から5月は避けて、秋から冬にかけての購入を検討しても良いのかもしれませんね。
どの色が一番安いのか
4色の種類が産まれる柴犬ですが、その色によっても価格差があります。
柴犬と言えば赤柴のイメージが強いと思いますが、やはりい最も多く産まれるのが赤芝で、その後に胡麻、黒、白と続きます。
一番安価で取引されているのが、最も多く産まれる赤柴です。
胡麻、黒に関しては赤柴よりも数万円高値で取引されることが多いようです。
白に関しては、珍しいということもあり、場合によってはかなり高額で取引されることもあります。
とにかく白の柴犬が販売されているのを見つけるのは難しいです。
好みの毛色の柴犬を飼うのが一番ですが、価格だけを考えるのであれば代表的な毛色の赤柴が良いのでしょう。
歳を重ねるほどに安くなる
柴犬は子犬の時が最も人気があり、一番高い値段がつけられます。
その見た目が可愛いのは勿論ですが、赤ちゃんの頃から育てるということも柴犬を飼う楽しみの1つだからでしょう。
早い犬であれば生後2ヶ月程度で母親の元を離れてペットショップで販売されます。
この頃の柴犬が一番高く販売されていて、ペットショップでも15万円以上の価格がつけられていることが多いのではないでしょうか。
しかし、この時期に売れなかった柴犬は徐々に価格が下がってきます。
特にペットショップの場合は、その価格の下がり方が顕著なようです。
売れ残りを防ぐためにどんどん価格を下げるようです。
生後3ヶ月~4ヶ月程度になると10万円台の前半、場合によっては10万円を切ることもあるようです。
さらに時が経過して、1歳近くになると5万円以下で売買されているケースもあります。
犬のしつけは子犬の時に行うのがセオリーで、1歳程度まで経過してしまうと、そこからしつけをすることが非常に難しいからという理由からでしょう。
柴犬を飼うときは時期と年齢を見よう
犬を購入する時は、衝動的に勢いで購入することも多いでしょう。
しかし、購入する場所や、時期、その犬の毛色や月齢によってかなりの価格差があります。
欲しいと思った時に、すぐに購入するのも良いですが、少しだけ立ち止まって考えてみて良いのではないでしょうか。
自分の条件にあった犬が、少し時期をずらしたり、購入する場所を変えるだけで大きく値段が変わることがあるのです。
その値段の違いは、場合によっては1年分の犬の食事代以上となるでしょう。
できれば安価に購入して、その差額分を犬のケアに使えるようにしたいものです。