犬のケンカ

散歩をしていると他の犬に出会うこともありますが、犬によっては激しく吠えて威嚇したり、いきなりケンカを始めてしまうこともあります。

犬同士のケンカは迫力もありますし怖いですよね。

愛犬が散歩中に他の犬とケンカをした時に、止めさせる方法をご紹介します。

リードを引っ張って引き離す

犬がケンカをしたら、とにかくリードを引っ張って引き離します。

犬によっては多くの犬種もいますし、体の大きさも全く違います。

そして気になるのは、やはり噛まれた時のことでしょう。

ケガをしてしまったり、感染症などにかかってしまったりすることもあります。

犬は縄張り意識が強いので、散歩の途中に自分の縄張りの中に他の犬が入ると追い出そうとします。

どちらも引かなければケンカになりますし、犬は自分の縄張りを守るために必死になるでしょう。

犬の口には多くの雑菌がいると言われているので、しっかりとワクチンをしていない犬ならば、病気や感染症が気になります。

ケガをしてからでは遅いので、無理やりにでもリードを引っ張って犬同士のケンカをさせないように引き離しましょう。

引き離すことで少し落ち着くので、飼い主が犬に話しかけると犬も冷静になってケンカを止めてくれます。

水をかける

愛犬が他の犬とケンカをした時には、水をかけてケンカを止めさせる方法もあります。

犬は体が水に濡れていることをとても嫌います。

濡れること自体は嫌いではなくても、体に水がついていることがダメなのです。

体が水に濡れていると、体をブルブル震わせて体の水滴を飛ばす行為をします。

犬は体が濡れ続けることで、上手く体温調節ができなくなってしまうのです。

ケンカをした時も顔や体に水をかけることで、水が体についていることが気になって、体をブルブル震わせて一時ケンカを止めます。

その時に飼い主が愛犬を呼んだり、または違うことに興味を持たせる様に促せば、犬はケンカを止めて飼い主の指示に従うでしょう。

ケンカをしている時に、少しでも他のことに興味を持たせるために、犬に水をかけて注意をそらします。

耳元で音を鳴らして注意を逸らす

犬は人間よりも聴覚がとても優れているので、ほんの些細な音にも敏感ですし、どんな時でも周囲の音には気を配っています。

当然犬がケンカをしている最中でも、周囲の音には気を配っているので、音が気になればケンカを止めて音の方に夢中になります。

鍵などがついているキーチェーンを耳元でジャラジャラ鳴らせば、注意はそちらに向くでしょう。

また水が入っているペットボトルを持っていれば、犬の耳元で手でペットボトルを叩くのも効果があります。

しかし、犬は音にとても敏感ですが、ケンカをしている最中は威嚇をしたり吠えたりしているので、小さい音では気づかないかもしれません。

できるだけ耳元で大きすぎるくらいの音を立てて、ケンカから気を逸らすようにします。

おやつで注意をひく

犬は嗅覚も鋭いので、ケンカをしている最中でも食べ物があれば注意を向けてくれるでしょう。

そこで、愛犬の大好きなおやつを出してあげれば、犬はケンカの最中でもおやつに夢中になってしまいます。

またケンカ相手の犬も食べ物の臭いがすれば、臭いにつられてケンカをしなくなるかもしれません。

ケンカをしている犬の間におやつを出して、両方の犬の気をひくようにします。

そうするとどちらかの犬は必ずおやつの臭いにつられるので、ケンカを止める有効な方法となります。

できれば、愛犬におやつを食べさせてから引き離すのが良いでしょう。

他人の犬に食べ物を与えるのは控えた方が良いので、できるだけ愛犬の方に食べ物を食べさせるように近づけてあげましょう。

飼い主がケンカの間に割り込む

散歩中に他の犬とケンカをした時には、飼い主が犬と犬との間に割り込むことで、犬同士のケンカを止めさせることができます。

犬は相手の犬を噛む前に、必ず吠えたりして威嚇をする行動をします。

威嚇をしているにも関わらず、お互いが引かなければ最悪は噛み合ってケガをしてしまうでしょう。

犬がまだ離れて威嚇をしてケンカをしている時には、愛犬と相手の犬の間に入って仲裁します。

愛犬は縄張り意識があるので、相手の犬に対して興奮する態度をとってしまいます。

興奮している時には愛犬を落ち着かせる為に、相手の犬が見えないようにします。

また飼い主の姿を見ることで、興奮していた気持ちを落ち着かせることもできます。

相手の犬が見えなくて飼い主の姿を見れば、飼い主の言うことを聞いてくれるまで冷静になってくれるので、ケンカを止めることができます。

愛犬が怪我をする前に相手から気を逸らそう

愛犬が散歩中にケンカをした時に止めさせるには、愛犬の気を相手の犬から逸らすことが重要になります。

音や臭いなどの他にも、食べ物などをを使ってとにかく相手の犬から逸らします。

少し気が逸れて落ち着いてくれれば、冷静になって飼い主のことを気にするようになるので、ケンカを止めさせることもできるでしょう。