みなさん、自分の愛犬が体をブルブルしているところをよく見ませんか。
なぜそんな行動をするのか、気になりませんか?
今回その愛犬がなぜブルブルするのかをご紹介します。
何も意味がなさそうなブルブルですが、実は愛犬の重要な感情が隠されているのです。
水気を取るため、または、体に表面的に違和感を感じた場合
川や海など水の中に入った後に、体が濡れてしまっている場合、水気をブルブルして取り払おうとしています。
シャワーをした後も同じです。
犬は体に何かついていると嫌がります。
本来、犬の体になにもつけていません。
そのため、服などを着せられたりすることも飼い主にとっては、可愛いから良いでしょう。と思われることでも、違和感と感じ、ブルブルさせることがあります。
自分自身にとっての邪魔なものに対して振り払いたい気持ちがいっぱいなんです。
犬にとっては違和感でしかないことが人にはわからない部分でたくさんあると言えます。
また、毛並みがいつもと違うと違和感を感じブルブルします。
毛を刈られたりした後にブルブルしたりします。
なので毛を刈った後には、「刈らせてくれてありがとう」など優しく声をかけてあげてください。
自分を落ち着かせるため
犬も人と同じで緊張したり、興奮したりします。
よく、さっきまで飛びついてきて興奮していたのに体をブルブルさせたと思ったら急に静かになることありませんか?
その時のブルブルは、自分自身の落ち着きを取り戻すためです。
また、環境が変わるといつもは元気なのに急に静かになり、歩き回り匂いをかぎ、そしてブルブルする。
環境の変化についていこうとする行動だとも言えます。
また、見知らぬ人に急に触られ、緊張してブルブルする。
それも、緊張を取り除き自分自身を落ち着かせているのです。
人が良くやる自己暗示と同じだと言って良いでしょう。
緊張や興奮はどの犬もしますが、ブルブルの度合いで緊張や興奮の度合いがわかります。
飼い主に対しての感情表現、意思表示
基本的にはこの意味合いがほとんどです。
飼い主さんには少しショックなことかもしれませんが、犬のブルブルの中身の意思は、「嫌だ」とか「やめて」のサインです。
きつい口調で怒られたり、家族が喧嘩していたりすると、恐怖や、不安を感じてブルブルすることもあります。
簡単に言えば飼い主さんに犬はストレスだと伝えています。
「怖いよ」「ケンカはやめて」などの感情表現をしています。
そんな時は優しく声をかけて安心させてあげてください。
また、犬は可愛いからたくさん触ってあげたくなりますよね。
しかし、人間に性格があるのと同じように、犬にも性格があります。
触られるのが好きな子もいれば嫌いな子もいます。
実は、触るとブルブルするのは飼い主に対して「嫌だ」「やめて」と主張しており、触られたストレスをブルブルすることにより解放しています。
また、散歩の最中で、散歩で歩いているときにブルブルすることがありませんか?
それは、飼い主に対しての意思表示です。
散歩は喜ぶ子がほとんどですし、歩いているだけなのにストレスなんて与えてないように思えますが、犬にも行きたい場所があるため、飼い主の誘導する場所に行きたくないという意思表示です。
病院などに行っても犬は、この意思表示をします。
人間と同じように犬も病院が嫌いです。
また、何をされるのかなどの不安感もブルブルする原因です。
ですのでそんな時は、優しく「大丈夫だよ」と声をかけて、不安を飼い主さんが取り除いてあげてください。
体調不良
怪我や、病気などををしており、痛いときや苦しいときの訴えの場合があります。
少し様子を見て、上記に当てはまる部分がない場合は獣医さんに診てもらいましょう。
乗り物酔いなどで吐き気を催す場合にもブルブル震えたりします。
愛犬の様子をちゃんと見ることが大切です。
また、震えだと思っていたら実は痙攣だったなんていうケースもあります。
いつものブルブルと何か違うと思えば何か重要な病気かもしれません。
てんかんや脳腫瘍など愛犬の命に関わる場合もあるので十分の配慮が必要です。
違和感を持ったら早急に獣医さんに相談したり、診察してもらったりしましょう。
言葉を話せない犬にとってはそのようなサインが一番の手掛かりになるので、しっかりと観察をしてあげましょう。
犬は体を震わせて気持ちを伝えようとしている
愛犬の気持ちがこんなにもこの一つの行動に隠されているんです。
愛犬家にとってはショックなこともありますが、今紹介したことを参考にして上手に愛犬とお付き合いしていきましょう。
このブルブルする行動は「カーミングシグナル」と言い、飼い主に優しく、遠回しに意思表示をしています。
犬は言葉が話せない分、このような全身を使った意思表示で飼い主さんに感情を伝えています。
これから、愛犬とお付き合いしていくうえでの大切な注意事項だと思いながら愛犬と仲良く過ごしていってください。