犬を飼う上で重要になってくるのが、犬の健康診断ですよね。
ですが、初めて犬を迎えた方にとっては、何が何やらわからないものです。
そこで今回は、犬の健康診断について、そのタイミングや内容、費用をご紹介します。
お家に迎え入れたとき
まず、ペットショップやブリーダーさんの元からお家に迎え入れたときには病院で健康診断を行いましょう。
だいたい生後2~3ヶ月で迎え入れる事が多いと思いますが、生まれてすぐや乳離れをしたときなど、先天性の病気などわからないものです。
ブリーダーさんの元から来た場合にはある程度健康状態などわかると思いますが、ペットショップなどは細かい所までわからないので診てもらうのが良いと思います。
目が見えない、耳の聞こえが悪い、先天性の病気があるなど早期発見につながります。
費用は病院ごとに異なりますが、触診、血液検査で病気がわかります。
定期的な健康診断
お家に迎え入れ何事もなく健康に見える場合でも、やはり定期的に健康診断を受けるのが良いと思います。
肝臓、腎臓など内臓の病気などの場合、元気に見えていても急に悪化したりすることが多いです。
飼い主が気がつく時には、既に最悪の状態で手の施しようがないことがほとんどです。
しこりなどは触診でわかりますが、内蔵なども血液検査できちんと調べてもらった方が安心です。
後は、尿検査、エコーなどもあります。
2~3ヶ月に1回くらい定期的に診てもらうのがベストですが、なかなか忙しくて連れて行けない場合でも半年に1回、1年に1回は連れて行ってあげるのが理想的です。
予防接種のとき
日本では法律で1年に1度、狂犬病の予防接種が義務づけられています。
愛犬を登録すると、1年に1度予防接種のお知らせというはがきが届きます。
はがきが届いたら病院で接種してもらいましょう。
地域によって値段が若干違ってくるのですが、だいたい注射料金が2500円~3000円注射済み票手数料が550円くらいです。
愛犬の体調により接種を受けれない場合もあるのですが、医師と相談して受けるようにしましょう。
その際、一緒に健康診断をしてもらうのも良いでしょう。
触診
病院で健康診断を受ける際、必ずするのが触診です。
こちらも病院によってやり方が違うとは思いますが、まずは全身を診ます。
台の上に乗せ、頭から足の先まで診ていただきます。
それにより、皮膚炎を起こしていないか、しこりはないか、痛がる所はないかなどがわかります。
後は、耳の中を診て汚れていないか、歯を診て歯茎に異常はないか、歯並びが悪く噛み合わせが悪くないか、目を診て目やにや白内障などになっていないかなどがわかります。
体重測定や、熱を測ることも同時に行うときがあります。
定期的に体重を測っていれば太りすぎや痩せすぎなどもわかりますし、急に痩せてきた場合など隠れた病気なども発見できます。
触診だけの費用はだいたい1,000円~3,000円くらいでしょう。
尿、便の検査
愛犬の病気の早期発見のために、尿と便の検査も必要になってきます。
それによって内臓の見えない病気や、寄生虫などが棲みついていないかなどがわかります。
トイレシートなどを使用している場合には、それを持っていっても診てもらうことができます。
尿検査なら1,000円くらい、便検査でも1,000円~2,000円くらいです。
フィラリアなどの予防接種時にも検査はするのですが、それ以外でも咳をするようになった、呼吸がおかしい、体力がなくなってきたなど、普段と違う時には病院に行って検査してもらう事をオススメします。
血液検査
内臓の病気、貧血、その他の異常がないかを診ていただく時には血液検査をするのが良いでしょう。
足などから少量の血液を採り、顕微鏡で診ていただきます。
フィラリアなどもそれで発見できます。
何度も書いていますが、内臓の病気は見た目で気がついた時には既に手遅れな時がほとんどです。
異常を早く見つける為にも、1年に1度は血液検査をして病気の早期発見をしていただくのをオススメします。
貧血も愛犬にとっては重大な病気です。
費用は7,000円~10,000円くらいとなりますが、病気になるともっとお金が必要になります。
エコー、レントゲン検査
こちらは定期的に行わなくても良いものです。
例えば、急に歩かなくなった、触ると痛がる、苦しそうなするなど、明らかに異常が見受けられた場合に行います。
肺に水が溜ったり、お腹が膨らんできたり、誤飲、誤食をしてしまったなど、原因を見つけるためにエコーやレントゲンで詳しく調べていただきます。
後は心臓や内臓の肥大、骨折、脱臼などした時にもこちらの検査が行われます。
費用は5,000円~10,000円くらいです。
定期的に健康診断を受けよう
愛犬に健康で長生きしてもらう為にも、定期的に健康診断を行っていただきたいと思います。
地域や病院によって健康診断、予防接種の金額は異なります。同じ犬種でも、体重によっても異なる場合もあります。
ご自分の信頼出来る病院を見つけて、主治医としてお任せできるのが最適と言えるでしょう。