犬の抜け毛は季節の変わり目などでは仕方がないことです。
しかし室内犬ならばなおさらですが、あたりに毛がちらばっているのはよくありません。
抜け毛対策をして、清潔な環境で過ごすにはどうすれば良いのでしょうか。
シャンプーをこまめにする
季節の変わり目で犬の抜け毛がひどくなることがあります。
生理現象ですので仕方がありませんが、室内犬ならば抜け毛は共に生活をしている飼い主にとっても大きな問題です。
抜け毛があれば、もちろんそれだけで不快になるかもしれません。
ソファーや食卓の上に抜け毛があれば、いい気はしません。
抜け毛は一般的にはキレイなものでもないからです。
犬にはよくダニや細菌などが付着します。
抜け毛にもそれらがついていて、知らぬ間に飼い主も移っているかもしれません。
なるべくシャワーに入れて清潔な環境にしてあげることが大切です。
犬は基本的にはシャワーを嫌います。
体が濡れると体温調節が上手くできないからです。
ですから毎日シャワーい入れることはオススメはできません。
週に1回でもシャワーで洗ってあげればダニの発生を抑えたり、抜けかけている毛や絡み付いている毛をとってあげるだけで全然変わります。
こまめなブラッシングをする
犬の体の毛にも一度抜けた毛がまた絡みつくことが多々あります。
床に落ちた毛が犬が寝転んだりすれば、体の毛にまとわりつきます。
抜け毛を抑えることは生理現象ですので難しいです。
できるだけブラッシングをしてあげることで、絡みついた抜け毛を取り除いてあげることができます。
ブラッシングのほかにも抜け毛を取るほうがあります。
粘着性のテープを使って、体に転がしてあげれば抜け毛が簡単にとれます。
テープを使う時の注意点は2点あります。
1つ目は強力な粘着性のものはダメです。
抜け毛だけではなく、産毛や他の正常な毛までからみついてしまいます。
毛を引っ張れば当然皮膚もダメージを受けてしまうので、弱粘性のものを使ってください。
2つ目は際限がないことです。
家でコロコロをする人は分かると思いますが、いつまで経っても毛が付くので、頃合を見てやめることも必要です。
服を着させる
抜け毛対策でとられる方法で多いのが服を着させることのようです。
抜け毛が少ないと言われる犬の種類でも、多少の抜け毛は仕方がありません。
そこで抜け毛が飛び散らないようにするために、犬に洋服を着させる人が多くいるようです。
毛が抜けても服の中に毛がたまってくれるので、服を脱がせるときにまとめて抜け毛を処理できるので非常に楽です。
しかし問題点もあるので注意が必要です。
服をこまめに着せ替えをしないと、犬の体温調整がうまくいかなかったりします。
体温を下げるために口でハアハアすることがありますが、服を着ているとなかなか体温が下がらないことがあります。
服を着せたままで何日も毛を放置しておけば、そこにダニが付いたままになり、病気になってしまうかもしれません。
服を着せることは有効な手段の一つですが、服を着せたままというのはやめましょう。
毛をトリミングする
犬の毛をトリミングすることで、抜け毛を押さえることができる場合があります。
よくトリミングというと、オシャレなイメージだけが定着していますが、抜け毛の対策にも使われることがあります。
犬の毛が長ければそれだけ、摩擦抵抗を受けることになります。
毛が短ければ、その摩擦抵抗が少なくて済むので、毛がダメージを負うことも少なくなるからです。
これは毛が長い犬に有効ですので、元々毛が短い犬種にはあまりあてはまりません。
犬にとって体を覆う毛にはもちろん意味があります。
寒さに弱い犬種ならば毛は長くなり、体を覆うようになります。
その毛を短くすれば、寒さに震えたり病気になったりします。
そういったことを踏まえて、犬の毛をカットする必要があります。
室内犬ならば部屋の中は一定温度ですから、寒さに弱い小型犬でも大丈夫な傾向にあります。
サプリメントの活用
犬の抜け毛の原因は、生理現象のほかにも病気やストレスが原因の場合があります。
清潔感や抜け毛対策のためにいろいろやっていますが、ふと犬の体を見てみると、一部分だけハゲているなどの症状もあります。
室内犬ならば飼い主が一緒にいる時間が長いので、そういった変化に気がつく場合が多いです。
しかし大型犬や外で飼っている犬の場合には、ひどくなってから気づいたという場合もあります。
犬にはさまざまな病気やストレスがありますが、なかなか気がつかないのも現実です。
ストレスや食欲不振などに効くものや、細菌・ウイルス・アレルギーなどにも効くサプリメントも出てきています。
よく抵抗力が弱っているときには、ダニやウイルスなどにも侵されやすくなります。
体調が悪くなると、抜け毛などの原因にもなります。
サプリメントはそういったときでも、サポートしてくれる強い味方です。
犬の抜け毛の処理は飼う上で大切
犬にとって抜け毛は生理現象の一つで、それを抑えることは難しいことです。
しかし一緒に室内で生活を共にするペットでは、抜け毛は小さな問題ではすまされません。
抜け毛の処理をすることも、ペットを飼う上では必要なことの一つです。
飼い主と犬と良質な関係を築けば、飼い主が抜け毛対策をするかわりに、犬はそれ以上の感情や癒しを与えてくるはずです。