同じ犬を飼うにしても、とても元気な犬種から、非常に大人しい犬種まで幅広くいますよね。

もしマンション等で飼うのであれば、ぜひおとなしい犬種にしたいところ。

そこで、おとなしい犬種をご紹介します。

トイプードル

プードルは元々カモ猟として活躍していた犬種です。

そのプードルを改良して小型化されたのがトイプードルです。

とても賢いためしつけがしやすく、性格はとても人懐こく甘えん坊です。

運動も大好きなので、ボール遊びなどしてコミュニケーションをとりましょう。

無駄吠えも少ないので近隣に迷惑をかけることは少ないと言えます。

抜け毛は少ないですが巻き毛なので、こまめなブラッシングが必要になります。

トリミングのカット次第で色々な表情のプードル変身にできるのが魅力の一つです。

毛色も豊富なので自分好みの色の個体を探すことができます。

しかし、垂れ耳なので、外耳炎などにならないようケアをしっかりしましょう。

シーズー

元々は神の使いとして王宮や寺院で獅子として神聖視されてきた犬種です。

気が強く勇敢で性格も穏やかで活発、コミュニケーション能力も高いので多頭飼いも可能。

マイペースでもあるので、お気に入りのおもちゃがあれば一人遊びに夢中になるため、体力がないお年寄りや忙しい方にも最適です。

大きくまん丸な眼と短い鼻、長い被毛が特徴です。

長い被毛は放置していると絡まってしまうので、こまめなブラッシングをしましょう。

また、長い被毛により眼を傷つける可能性があるで、眼の周りの毛はリボンなどで縛ってあげても良いでしょう。

垂れた耳のケアもしっかりしましょう。

被毛は白を基調として2色または3色の毛が混じっています。

暑さに弱いため、夏場の暑さ対策をしっかりしないと熱中症にかかってしまいます。

その他、鼻の短い犬種であるため、「気管虚脱」という気管が変形して呼吸が困難になる病気にかかりやすいです。

そして、涙やけを起こしやすいので、こまめに眼の周りのケアをしましょう。

ミニチュアダックスフンド

元々はアナグマ猟として活躍しており、胴長短足が最も特徴的な犬種。

明るく好奇心旺盛で性格も活発で遊び好き。

猟犬の特性で吠えることがあるので、そこをしつけすればおとなしくなってくれます。

被毛は短い被毛のスムース、長い被毛のロング、スムースとロングの間くらいの長さで硬い被毛のワイヤーの3種類があります。

被毛の色はよく見かけるブラックやレッドのほか、何色かが混じったダップルなど様々ありますので、自分好みの毛色を探すということも楽しいかもしれません。

ダックス特徴の胴長短足の体は肥満になると腰を痛め、椎間板ヘルニアを発症してしまうことがあるので十分注意しましょう。

また、垂れた耳はこまめにケアをしないと悪臭の原因になります。

チワワ

犬のなかで最も小さい犬種。

成犬になっても体重が3キロ前後という体の小ささです。

忠実で活発、好奇心旺盛な性格で大きな犬にも臆しない勇敢な性格です。

しかしその反面、大きな音などに怯える臆病者で人見知りをします。

吠えることが多いのでしつけをしっかりして、吠えなくなったら十分に褒めてあげましょう。

そして、体が小さいからといって甘やかさないようにしましょう。

被毛は短い毛のスムースと長い毛のロングがあります。

毛色はブラックやチョコレート・クリームなどがあり、目の上にタンと呼ばれるいわゆるマロ眉の毛が混じっている個体もいます。

寒さに弱いので、冬場にはチワワ用の洋服を着せるなどして対策をしっかりしましょう。

骨が細いので事故には注意です。

人間には何ともないソファなどの高さでもチワワにとっては高く、ジャンプして骨折や膝蓋骨脱臼という膝のお皿がずれたりはずれる病気になってしまいます。

ゴールデンレトリーバー

元々はレトリーブ(回収)として飼い主が仕留めた獲物を回収していた犬種。

最近では盲導犬や介助犬として活躍しています。

賢く従順、性格もとても温厚で社交性があります。

大型犬ですが、小さな子供や女性にも扱いやすいです。

子供好きでもあるため、子供がいる家庭では良い遊び相手になるでしょう。

また、体を動かすことが大好きですので、回収犬の特性を生かしてボールやフリスビーを回収する遊びをしてあげましょう。

被毛は長いために毛玉ができやすいので、こまめなブラッシングを行いましょう。

垂れた耳はケアを怠ると外耳炎を発症してしまいます。

毛色はゴールデンとクリーム色・イエロー・ブラウンなどがあります。

屋内屋外ともに飼育が可能です。

屋内では抜け毛の掃除を行い、屋外では陽当たりや風通しに注意して小屋を設置しましょう。

おとなしい犬たちを飼おう

ほとんどが有名で、誰でも知っているような犬種たちです。

おとなしいといっても犬種自体の基本となる性格ですので、人間同様個々の性格は十人十色です。

最終的には自分の家族になるので、基本的性格とその犬自体の性格を踏まえて、自分に合った犬種を見つけましょう。