犬が鼻水を垂らしている時に考えられる原因

犬が鼻水を垂らしている時は病気のサインかも。考えられる原因まとめ

最終更新日:2015年11月15日

常に濡れているものと思われている犬の鼻。

犬は人間と同じようにくしゃみもしますが、何度も繰り返している場合や垂れてくる程の鼻水は何か病気のサインである可能性も。

物言わぬペットのためにも、健康状態を把握してあげることはとても重要です。

今回は犬が鼻水を垂らしている時に考えられる原因についてご紹介します。


1.アレルギー反応

アレルギーは人間だけに見られる症状ではなく、最近では犬などの動物にも多く見られます。

犬が透明な鼻水を垂らしている場合、アレルギー性鼻炎の可能性があります。

慢性化しないためにも、お部屋の環境をチェックしてみましょう。

まず、タバコの煙などで部屋の空気が汚れていないか。

当てはまるようであれば、こまめに換気するなどして、改善しましょう。

また、犬の免疫力が低下するような原因はないか、特に食生活について考えてみましょう。

栄養が不十分であったり、偏ったりしていると免疫力が低下し、アレルギーを起こすこともあります。

他の病気を予防するためにも、食事の内容を確認し、栄養のバランスを整えてあげましょう。

風邪が悪化したり、鼻炎が慢性化したりすると、鼻水の色が黄色っぽくなり、どろっとしてきます。

早めに診察を受け、暖かい場所でゆっくりと休ませてあげましょう。


2.ジステンパーウイルス感染症

ニホンオオカミが絶滅する原因にもなったと言われる怖い病気の一つに、ジステンパーウイルス感染症があります。

ワクチンが済んでいない子犬や、免疫力の弱い老犬、病気で体力が低下している犬に多く見られる病気で、ワクチンを接種すれば、元気な犬であれば感染したとしても軽症で済む傾向にあります。

初期の段階では、鼻水や目やにが出たり、発熱、倦怠感などがみられます。

徐々に咳やくしゃみ、下痢や嘔吐が出るなど、重症化していきます。

免疫力が十分でない場合、命に関わることもあるので、様子がおかしいと気づいた際は早めに病院で連れていきましょう。

感染経路は、すでに感染した犬の鼻水、唾液、尿などからの接触感染と、咳やくしゃみなどで飛んだウイルスを吸い込むことによる飛沫感染が考えられます。

ワクチンの接種で十分予防が出来る病気なので、散歩や他の犬との接触の有無に関わらず予防接種は病院と相談した上で計画的に受けるようにしましょう。

3.ケンネルコフ

犬風邪とも呼ばれる呼吸器病の一つです。

子犬が発症する場合が多い病気で、初期の段階で咳が出ます。

次第に咳が激しくなり、水っぽい鼻水や、粘度のある鼻水、黄色っぽい目やになどが出てきます。

鼻水の状態は次第にどろっとした感じに変化し、膿が混ざる場合もあります。

ケンネルコフは、散歩中に飛沫感染したり、集団生活をしている場で感染したりする例が多くみられます。

伝染病を予防する混合ワクチンで、病気を予防できる上に、もし感染してしまったとしても重症化を防ぐことができます。

鼻水が多く出る症状は呼吸が出来なくなったり、体温の調節が困難になるなど、犬にとって深刻な状況を招きかねません。

ただの風邪と甘く考えず、初期症状が出たらすぐに診察を受けるようにしましょう。


4.副鼻腔炎

主に鼻炎が長引いた時に見られる症状です。

鼻水の状態が膿のように変化し、呼吸がし辛くなります。

苦しそうに口を開けて呼吸することもあります。

鼻が痛くなり、結膜炎なども併発するため、頻繁に顔を触るようなしぐさが見られたら要注意です。

鼻炎の慢性化のほか、鼻周辺の傷や腫瘍、歯槽膿漏など、口腔内のトラブルから引き起こされる場合もあります。

特に犬種を問わずかかりやすく、鼻の中で進行するため、気づくのが遅れることもあります。

鼻水の様子は鼻炎とは違い粘り気があり、鼻血が混じることもあります。

その他、くしゃみや目やになどが出ることも。

炎症を治める薬を用いて治療をしますが、効果がない場合、チューブを通して直接、洗浄や除去を行うこともあります。

治療が大がかりにならないためにも早めの治療が肝心です。

5.クリプトコッカス症

クリプトコッカスというカビに感染することで起きる病気で、命に関わるようなものではありませんが人にも感染するため注意が必要です。

初期の段階で、くしゃみや鼻水がみられ、鼻に腫瘍ができ腫れることもあります。

重症化すると肺炎、運動障害などが併発します。

原因となる菌は、空気中や土壌など幅広い場所に存在するため、感染経路を特定することは困難です。

しかし、健康な犬が発症する確率は低く、多くは他の病気が原因で免疫が著しく低下している場合に感染します。

予防は困難ですが、できるだけ清潔な環境を保ち、リスクを減らすよう心がけましょう。

治療には抗生剤が用いられるため、副作用が出る場合があります。

獣医とよく相談したうえで、治療法を選ぶようにしましょう。

犬の鼻水は病気のサイン

このように、犬の鼻水は色や量によっても原因が違っています。

パグやブルドッグ、シーズーなど、鼻の短い犬種は比較的鼻水を出しやすい傾向がみられますが、いつものことと思っていると、怖い病気の前触れを見逃して重症化することもあります。

愛犬とスキンシップを取ることは、毎日の健康状態をチェックする上でとても大切なことです。

些細な変化も見逃さず、愛犬との日々を楽しんで下さいね。

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