老犬への暑さ対策6つ。高齢犬への暑さ対策をしっかりとしよう

犬も高齢になってくると重要なのが「暑さ対策」です。

暑さに弱い犬種の犬は日本の気候に対応できず、高齢になってくると体温の調整がうまくできなくなってきていて、熱中症や夏バテになって体調を崩してしまうかも…。

高齢犬には、一度体調を崩してしまうと命取りになる可能性があります。

そこで今回は老犬への暑さ対策をご紹介します。

ひんやりグッズを使う

ペットショップや通販などで購入できる「ひんやりグッズ」を使うのも一つの方法でしょう。

例えば、犬がよく寝ているマットにアルミなどでできたひんやりするマットを敷くだけでも、犬の高くなった体温を下げてくれるでしょう。

犬は人間のように汗をかいて体温を下げることができないため、このように体を冷やすことで血を冷やし、体温を冷やしてあげると効果的に熱くなった体温を下げれます。

ただ、高齢犬の場合に気を付けたいのは「冷やしすぎ」です。

こういったタイルやマットなどのひんやりグッズは犬も大好きで好んで座ってくれるのですが、お腹を冷やしすぎると下痢をしやすいので、常用することは避けましょう。

毛足の長い犬はカットしてもらう

寒い地域が原産の犬は夏でも毛足が長かったり毛が多かったりして、日本の熱くてジメジメした夏は苦手な犬も多いでしょう。

そんな時に犬の暑さを和らげる方法は「サマーカット」です。

これは、毛足の長い犬の毛を短くカットしたり、梳いたりすることで風通りをよくして、少しでも涼しくできるのです。

自分でするのは危険なので、近くのペットショップでトリマーさんなどに相談してみましょう。

犬にあったカットをしてもらうことができるはずですので、夏の暑さで愛犬がバテてしまうようなら、毛のカットをしてみましょう。

日差しの強い時間帯は遮光する

夏で犬の体温を上げてしまうのは「日光」でしょう。

人間も日陰にいるのと日向にいるのとでは体感温度が違っているように、犬もずっと日の当たる場所にいたら熱くなってしまうのです。

ですから、外に買っている犬や室内外の犬でもいつもいる場所が日が当たる場合は、「遮光」をしてあげましょう。

室内ならばカーテンをしめてあげるだけでいいですし、外で飼っている場合は一時的に涼しい室内に入れてあげるか、屋根やグリーンカーテンなどを作ってあげると良いでしょう。

ただ、高齢犬の場合は熱すぎる室外で飼うのはあまりオススメできないので、基本的には室内で飼い、朝や夕方などの涼しく日光浴ができる時間帯に、外に出してあげるようにする方が良いかもしれません。

水分補給を欠かさずに

犬は冷たい水を飲むことでも、体温をある程度下げることができます。

ですので、犬のお水は常にキレイで飲みやすいものを用意しておきましょう。

夏バテ気味になると水を飲まなくなるので、ご飯をドライフードからやわらかいタイプのものへ変えると、水分補給にもなるのでオススメです。

ただし、氷水のような冷たすぎるものを頻繁にあげてしまうと、高齢犬はお腹を壊してしまう可能性があるので注意しましょう。

扇風機を回して風通しを良くする

熱帯夜などで夜熱くなってしまう場合、扇風機を回して窓を少し開けておくなどして、室内の温度があまり下がらないように工夫をする必要があります。

日本の熱帯夜というのはかなりジメジメして熱くなりますし、夜は人間が違うところで寝てしまうと、犬のいる空間だけが暑くなってしまいます。

そうならないために、扇風機などを使って風の通りを少しでも良くしてあげましょう。

ただ、扇風機を使う際に気を付けてほしいのは「直接風を当てないこと」です。

直接扇風機の風が当たってしまうと、犬の体温を奪い続けてしまい、犬の具合が悪くなってしまうことがあります。

ですから、扇風機をおやすみモードなどにして風圧を弱め、首を回して風が犬にあまり当たらないようにするなどの工夫が必要です。

クーラーだと乾燥してしまうのであまりオススメではありませんが、雨が降っていて窓が開けられないなどあまりにも熱い時には、クーラーをタイマー設定で使用しても良いかもしれませんね。

凍らせたペットボトルを使用する

犬が熱くてバテてしまったときに保冷材を使用するのは少し怖いという方にオススメなのが「水を入れて凍らせたペットボトル」です。

保冷材の中身によっては、犬が食べてしまうと最悪の場合死に至ることもありますが、水を入れて凍らせたペットボトルであれば溶けた後は水しか出ないので気概はありません。

犬がペットボトルを激しく噛んだりしなければ、ケガの必要がないので安心ですね。

老犬にとっても自然な暑さ対策をしよう

高齢の犬は暑さに弱いもの。

それでも毎日クーラーの中にいると毛の量が減ってしまったり体調を崩してしまうので、あくまでも自然なもので対処してあげましょう。

また、不安な方は動物病院で相談をしてみるのが確実です。