愛用のある顔と温和な性格で人気のパグ。
しわのある顔が印象的ですよね。
そんなパグは、いったいどれ程の寿命を持っているのでしょうか。
そこで今回は、パグの寿命についてご紹介します。
パグの寿命は10~14年
パグの寿命は、ケア次第で個体差があるのですが、だいたい10歳から14歳程度です。
大型犬に比べると長生きですが、同じような小型犬で室内中心の犬と比べると、やや短い寿命の傾向があります。
この原因は、遺伝的な問題が多いことやパグの体質が病原菌に対して弱いことなどがあります。
ただ、極端に短いということでも、全てのパグが短いわけではなく、傾向として見られるというだけです。
逆にケアをしっかりとすれば、小型犬の一般的な寿命くらいは生きることができます。
しかし、もともとのベースは特に強い体質ではないので、注意が必要です。
メスとオスの差はあるのか
パグの寿命は10~14歳程度ですが、メスとオスとの違いはさほどありません。
ただ、他の犬種や動物と同じように、性別による病気のリスクは増えますので、必要に応じて去勢や避妊手術を行うと良いでしょう。
しかし、手術をしたら必ず数年長生きするわけではなく、あまり変わらないこともあります。
それでも、リスクを減らす意味では有効な方法です。
メスの場合は、子宮関係の病気や乳腺に腫瘍ができたり炎症ができたりする可能性は少なからずあります。
これを防ぐには避妊手術は大きな意味があります。
もし、性別による病気にかかってしまうと、パグの体には大きな負担になりますので、必然と寿命が短くなってしまいます。
このようなリスクを減らすことで寿命を長くするのも1つの考え方です。
パグがなりやすい病気を防いで長生き
どの犬種もさまざまな病気にかかります。
しかし、特にパグに多い病気もありますので、その点を重点的に気を付けていると、健康をケアできて長生きに繋がります。
まずは目の病気です。
パグは目が突き出ているので、目に怪我をしやすく、菌も付きやすいです。
例えば、日常の動きの中で目をこすってしまって傷がつきやすいです。
そこから病気になったり、目の機能が落ちたりします。
同様に菌も付きやすくなります。
目ヤニや炎症、目の濁りなどを感じたら早めに病院で診てもらいましょう。
また、呼吸器も年齢とともに弱りやすいのがパグです。
呼吸音が大きく聞こえる、雑音が入っているなど気づいたら、呼吸器に問題が生じている可能性があります。
パグがなりやすい病気を知っておくことで、的確な対処ができ重症にならずに済みます。
パグを長生きさせる環境づくり
パグは遺伝子的に、体質的に弱い部分を持っていますが、決してひ弱で長生きができないと決まったわけではありません。
すべては普段の生活のケア次第です。
少しでも健康で長生きさせるためには、普段過ごす環境が大切です。
基本的にパグは室内飼いしている方が多いでしょう。
ですので、菌などの危険性は減りますし、予防接種や定期健診などでもリスクを減らすことができて、パグの平均寿命も伸びてきています。
しかし、弱い部分を持っているので飼い主の油断は大敵です。
まずは免疫力を上げておくためにも、ストレスフリーな環境づくりは大切です。
しつけをしつつも、適度な運動をさせて、犬本来の姿をあまり制限しすぎないようにしましょう。
また、食事内容にも気を付けて、バランスよく嗜好品ばかりを与え過ぎないようにします。
さらに、常に衛生面には気を配って、エサや水、排泄物に気を付け、室内も湿度の保持、間違って口に入れるようなものは置かないなどの配慮も必要です。
一番大切なのは、健康なうちからよく観察し、ちょっとした変化に気づくことができるようにすることです。
パグの寿命を延ばそう
パグはウィークポイントもありますが、それも飼い主のケアと早めの気づきによって十分にカバーできます。
ですから、よく観察して、かかりつけの獣医師を持っておくことがオススメです。
早めの対処でパグも長生きできますので、ちょっとおかしいと感じたら、すぐに対応できるように飼い主も体制を整えておきましょう。
また、予防することも大きな意味を持っています。