犬が嫌いな人に、好きになってほしいと言葉で伝えても、なかなか思うようにいかないことが多い現実です。
嫌いな理由があったとしても、こちらも好きになってほしい理由があります。
そこで、犬が嫌いな人を好きにさせる4つのテクニックをご紹介します。
人間にもたらすプラスを話してみる
犬が嫌いな人でも、論理的な理由なら納得してくれます。
可愛い、見ているだけで飽きない、など主観的な理由を一先ず置いておきます。
感情論ばかりを伝えるのではなく、「犬が人間にとってプラスなのは一目瞭然だ」という確固たる根拠を並べることを日頃から意識するようにします。
犬の癒し効果はきちんと科学的に証明されています。
そして散歩を日課とする為に健康的な生活になること、信頼関係の構築によりコミュニケーション能力の上昇、自分を必要とされることによりアイデンティティーの確立の手助けとなることなど、様々な方面からの多様性富む論理的根拠を話してみることで、犬に対する見方が変わっていきます。
説得したい相手がどのような考え方をしているか、観察しておくとスムーズです。
犬はこんなプラスがあるという、相手が知らなそうな情報で、驚かせてみるのも手です。
嫌いになったキッカケを聞いてみる
なぜ嫌いになってしまったのか、事象を話してもらうことで、原因となるものを取り除くことができる場合があります。
例えば、幼少期に噛み付かれてしまったことや、追い回されてしまったことが原因の場合、人間と同じで興奮しやすい性格があるという説明をして、理解してもらうことが大切です。
犬が嫌いな人は、犬に対しての知識が乏しいことが大半です。
そこで、少しだけ話に知識を付け加えてみるのです。
過去の嫌な体験を通して、犬にマイナス・イメージを持っているのなら、プラスに傾けてあげると、根本的な考え方が変わります。
犬に対しての理解を深めることや、嫌いの理由と向き合うことで、好きになるキッカケに繋がります。
また、嫌いになった理由を聞いておくことで、犬が嫌いなあなたのことも、私なりに考えているというアピールをすることができます。
一方的にこちらから求めているわけではないと言葉で伝えておくことによって、相手も自分とは違う意見の受け入れをしやすくなります。
犬に関して、聞く耳を持ってもらった上での会話でなければ意味を成しません。
あなたの気持ちも汲んでいるという同調は重要です。
触れ合う機会をつくる
写真や動画だと伝わりづらいものがあり、犬が嫌いな人が見せられたとしても、あまり良い反応は期待できません。
可愛いねとその時は言ってくれたとしても、誰しもが長々と嫌いなものに関しての会話を続けることは嫌がります。
次の瞬間には、言葉にしなくとも、別のものに興味が移っていることが安易に想像できます。
ましてや、唐突に嫌いが好きに好転するようなことは、あまりに可能性が低いものです。
写真や動画で伝わってくるのは、飼い主の愛情や犬種くらいと跳ね除けられてしまうこともあります。
やはり、実際に触れ合ってみることが一番です。
手で撫でて、直接的に体温を感じてもらうことで、犬の嫌いな人でも心の中で新たな発見があります。
実際に見て、触って、触れ合う時間を共有することで、犬に対しての認識が変わることが期待できます。
ドッグカフェや、ドッグランなど、犬+αとして嫌いな人でも自然に入り込めるような工夫があると、身近に感じることができ、親しみやすさが上がります。
犬が好きな自分を通して好きになってもらう
好きになってほしいと望む相手が1人だった場合には、自分に好意を持ってもらえれば持ってもらえるほど、相手の認識は変えやすくなります。
好きな人の好みであれば、元は嫌いだったとしても受け入れられるものです。
犬が好きだと、それとなくアピールを続けて、時間をかけながら理解を求めることが理想です。
知識や理解は、時間をかければかけるだけ、深まります。
いきなり「嫌いだったけれど好きなった」ということが起これば解決がとても早いのですが、不安も残ります。
犬に対してよく考え、よく悩み、時間をかけてくれた方が、後々に思いが強くなるものです。
長く時間をかけて犬に対する愛情も育ててくれていると、こちらが前向きに捉えるように心構えを変えてみましょう。
好きになってくれるよう努力してもらうことができれば、お互いのストレスも軽減されます。
あなたが好きだから、あなたの大切にしている子も、どうにか好きになって可愛がろう、と思わせるくらい自分を磨くことを心がけると、より効果的です。
犬が嫌いな相手を尊重しながら犬を好きになってもらおう
「なぜ犬を好きになってくれないのか」と悲しい気持ちになっても、ゆっくり時間をかけて寄り添えば、相手はきっとあなたに応えようとしてくれます。
押してダメなら引いてみる、見極めも大切です。
嫌いなものを好きになることには、強い精神力と気力が必要です。
相手が少し疲れていると感じたら、そっと見守って待ちましょう。
キッカケを探しながら、いつの間にか好きになっていることもあります。