ジャック・ラッセル・テリアは、かわいらしい見た目からは想像できないほど、とにかくやんちゃでパワフルです。
見た目がかわいくて飼ったら、やんちゃで手に負えない、と感じる飼い主さんも少なくないようです。
まず、ジャック・ラッセル・テリアとより良く暮らしていくために、その性格をまとめました。
ハンター
ジャック・ラッセル・テリアは、イギリス出身のテリアです。
キツネ狩りで優れた能力を発揮できるように、気性が荒い性格が選ばれ、交配されてきた過去があります。
テリアという名前の通り、いつも活発で好奇心にあふれており、体は小さくても、元来のハンターとしてのパワーがみなぎっています。
獲物を逃がさぬように好奇心が非常に強く、つねに何かを探し回ったり、穴を掘ったり、落ち着きなく忙しく動き回ることが大好きです。
運動大好き
かつて猟犬だったこともあり、体が小さいわりに、多く運動をさせる必要があります。
もし運動が足りないとストレスがたまって、イタズラをしたり、吠えたり、攻撃的な性格になってしまうかもしれません。
そのため、毎日の散歩のほかにも、ときには走り回れる場所に連れて行き、ボール・フリスビーを使って遊ぶと知的欲求も満たせるでしょう。
ほかにも、探索したり穴を掘ったりすることができれば、猟犬の本能を発揮して、達成感を得られるでしょう。
パワーが溢れているということは、言い換えると、何にでもがむしゃらに一生懸命取り組むことができるということです。
一緒に運動を楽しめる飼い主さんにとっては、驚くほどの集中力で取り組んでくれる、理想的なパートナーになることでしょう。
賢い
ジャック・ラッセル・テリアは、ただパワフルなだけではありません。
賢く知的な面もあり、飼い主さんの行動、言葉、雰囲気などをよく観察しています。
飼い主さんを一旦リーダーと受け入れれば、大変忠実で、愛情深く接してくれるでしょう。
しかし俊敏に走り回るなかでも、ときには滑ったり、叱られてしゅんとしたり、長く生活するなかでおちゃめな面も見せてくれるでしょう。
やんちゃ
パワーがあふれるあまり、遊んで興奮しきってしまうと、吠えたり、噛み付いてしまうことがあります。
もし、遊ぶときに興奮し過ぎてしまったら、「おすわり」か「待て」をさせ、一度クールダウンしましょう。
その後、遊びを再開するときはジャック・ラッセル・テリアが落ち着いたのを確認してからにします。
根気良く続けるうちに犬も学習し、興奮しすぎることなく遊べるようになれば、愛犬も飼い主さんも楽しんで時間を過ごせるでしょう。
勇猛果敢
小さい体ですが、自分よりも大きなものに立ち向かう、偉大な勇敢さも持っています。
そのためお散歩では、自転車や車など危険なものに飛び出して行ってしまうかもしれません。
ほかにも、猫や小動物を見ると猟犬の本能が刺激され、襲いかかってしまう可能性があるので充分注意が必要です。
突然の不慮の事故になる前に、どんなときも制止できるようきちんとしつける必要があります。
信頼すれば頼りになるパートナー
まず、飼い主さんが「自分はジャック・ラッセル・テリアが信頼できるリーダーだ」と思い込むことから始めます。
それだけでもジャック・ラッセル・テリアへの態度が堂々としたものになっていきます。
すると、ジャック・ラッセル・テリアは賢いので、飼い主さんの変化を察し、リーダーとして受け入れ始めるでしょう。
その分狩猟犬としての本能のために集中力がとても高く、無我夢中になると、周りが見えなくなってしまいます。
そのため、できればワクチンが終わる子犬の頃から、呼んだら来るようしつけ始めましょう。
呼んでこちらへ来たら、おやつなどご褒美もあげて褒めます。
何かを持ってくる遊びも好きなので、ボールやフリスビーなどを持ってこさせながらしつけるのも、良いでしょう。
元気な性格のジャック・ラッセル・テリア
ジャック・ラッセル・テリアは、小さくてかわいい身体に偉大な勇敢さを持っているかと思うと、とても活発でやんちゃ、ときにおちゃめだったりします。
元気でパワフルすぎて、手がかかってしまうこともしばしばです。
それでも、手をかかけるほどかわいく思えたり、手間をかけた分だけ愛犬もその期待に応えてくれるでしょう。
ジャック・ラッセル・テリアの性格をよく知り、きちんと運動としつけをすれば、利口で愛情深い理想的な家族になれることでしょう。
活発でやんちゃな犬との生活を楽しもうとする心さえあれば、ぴったりの相棒となるでしょう。