犬の寄生しやすい寄生虫と寄生虫対策方法

犬の寄生しやすい寄生虫と対策方法まとめ【フィラリア、線虫などの寄生虫を防ごう】

最終更新日:2015年11月15日

犬と生活していくうえで可能性は低くても、必ず考えておかなければならないのが寄生虫対策です。

寄生虫の感染によって、皮膚のかゆみや下痢などの犬の生活上の負担だけでなく、場合によっては命を落とす可能性も出てきます。

そこで、犬に寄生しやすい寄生虫とその対策方法をご紹介します。


1.犬糸状虫

一番なじみがあるのが、こちらの犬糸状虫かもしれません。

この名前にすると聞きなじみはないかもしれませんが、「フィラリア」という名前では皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか。

蚊を媒介して、犬の血管内に寄生する寄生虫です。

いわゆる「線虫」というグループの中の一つになり、その名の通りひも状の姿をしています。

この寄生虫がたくさん寄生し、犬の血管内で成長、血栓として血管や心臓に詰まることで命をも奪ってしまう可能性のある怖い寄生虫です。

予防のためには、蚊に刺されないようにすること、万が一蚊に刺されてフィラリアの幼虫に感染してしまっても、幼虫のうちに駆虫しておくことで発症することが防げます。

駆虫には動物病院で購入できるフィラリア予防薬が必要です。

ここで注意しなければならないのが、もし多く寄生していてこのお薬を飲んだ場合、血管内の寄生虫の死骸が血管中につまり、ショックを起こして死亡してしまうことがあります。

予防薬は今インターネットなどで簡単に購入できたりするケースもありますが、必ず動物病院を受診し、検査をしてから服用することをオススメします。


2.鞭虫・鈎虫・回虫

「線虫」と呼ばれるひも状の虫のグループに属します。

これらは消化管内に寄生して下痢などの消化器症状を起こします。

感染した子のウンチの中に含まれる虫卵に接触することによって感染します。

もし同居している犬で感染が判明した場合、しっかりと塩素などで消毒し、極力感染源となる子のウンチや肛門付近などに接触させないようにすること、お外でも糞便なども口にさせないことなどが予防になります。

万が一多数寄生してしまうと消化管の機能低下が起こり、栄養吸収ができずに死に至る可能性もあります。

ウンチが緩いなと思うことがあったら、まずはしっかり動物病院にて検便をしてもらい、結果によってはしっかりお薬を飲むことが大切です。

また最近のフィラリア予防薬では、これらの寄生虫も一緒に駆虫できるタイプのものも流通してきています。

そういったものを定期的に使用することも予防に繋がると言えるでしょう。

3.ノミ・ダニ

お散歩等で草むらに入ったり、野生の動物が多くいる地域では庭先でも感染することがあります。

皮膚表面に寄生し、吸血をし、少数寄生であれば不快感などをもたらしますが、多数寄生するとひどい場合貧血に陥り死に至ることもあります。

ノミ・ダニが原因で起こる皮膚炎もあります。

また、ノミやマダニを媒介して感染する病気もあり、吸血されたことで感染してしまう場合もあります。

お外に出ない子であっても、飼い主さんの衣類や荷物などに付着して家の中にノミやダニが入り込み、感染してしまうことも考えられますし、ベランダに野生の動物や野良猫が入り込んで、寄生虫を置いておくこともあり得ます。

そういったケースも考えると、予防はとても大切な位置づけになります。

予防には市販されているノミダニ除けや、アロマなどを使用したノミダニ予防スプレーが効果的です。

病院などで市販されているものは、ノミダニが吸血した際にノミダニを殺虫することで「体につかないようにする」ためのいわゆる駆除剤になるので、虫よけとは若干作用が異なります。

やはり両方することがオススメです。


4.条虫

ノミを媒介して消化管に寄生する寄生虫です。

下痢等の消化器症状をもたらします。

感染すると、ウンチにミカンの種状の寄生虫が排泄されるのが確認されます。

予防はノミの予防と、感染している糞便の接触は避けることになります。

こちらもお薬で駆虫できるので、疑わしい症状があった場合は動物病院で検便、処方をしてもらうことをオススメします。

寄生虫の犬への寄生を防ごう

まさか自分の犬が…とみなさん誰もがお思いになるかと思いますが、ご自身の犬が感染してしまう可能性ももちろんながら、感染源になってしまう可能性もあるのです。

予防は面倒だと怠りがちですが、その一度の予防の怠りが命取りになることも考えられます。

日頃の予防の習慣化と、便や体調のチェックなどを忘れずに行なっていけると良いですね。

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