犬がかかりやすい目の病気

犬がかかりやすい目の病気【結膜炎、ドライアイなど】

最終更新日:2016年9月1日

犬をペットとして飼うことが当たり前になってきた最近ですが、犬も人間のように「眼病」にかかることがあります。

目の病気にかかってしまうと散歩に行きたがらなくなって運動不足の原因にもなってしまい、犬にとっても大きなハンディになってしまうでしょう。

なので、犬がかかりやすい眼病を知っておくことは飼い主として必要かもしれません。

そこで今回は犬がかかりやすい目の病気をご紹介します。

1.ドライアイ

最近では人間でもドライアイになってしまう人が話題になっていますが、犬もドライアイになってしまうことがあると言われています。

犬の場合は加齢やアレルギーなどが原因で、涙腺からうまく涙が分泌されずにドライアイになってしまうと言われていますが、これといって詳しい原因が見つからないという場合もあります。

症状としては結膜が充血したり、ネバっとした目ヤニが大量に出てしまうなどがあげられます。

目ヤニが大量に出てしまうと目ヤニが視界を奪ったり、固くなった目ヤニが目を傷つけてしまったりと二次被害が出てしまうので、早めに動物病院に受診して点眼薬などを処方してもらうと犬の目の潤いを保つことができるようになるでしょう。


2.結膜炎

様々な年代の犬がかかりやすい病気のひとつである「結膜炎」。

これはウィルスや細菌、アレルゲンなどが目に付着することで結膜が赤く充血してしまう病気のことです。

犬種によっては目の周りの毛が目に入ってしまうことで結膜炎になりやすいこともあります。

結膜炎になってしまうと目が赤く充血したり目ヤニが出たり、犬が目をかゆがるので手で顔を掻こうと擦ったり壁や床などに顔を擦り付けたりとおかしな行動をとり始めます。

目を掻いてしまうと目を傷つけてしまう危険性があるため、結膜炎は犬がかかりやすい病気だとしても放置するのはオススメできません。

結膜炎の治療は、点眼薬や軟膏など症状や原因や動物病院によって違いますが、割と簡単に治ることが多いので結膜炎の症状が現れたら動物病院での治療をしてあげましょう。

3.白内障

その多くが加齢によって発症する「白内障」。

犬も人間と同じように白内障を発症します。

目が白く濁ってしまうことで視力がどんどんと低下します。

ですから、散歩中につまづいたり壁や物にぶつかってしまうなどの症状が現れて、最終的には失明してしまいます。

白内障は加齢だけでなく遺伝などで若い犬も発症することがあり、人間と同じように手術で治すこともできます。

なので、犬がまだ若い場合は手術をする飼い主さんも多いです。

ですが老犬の場合、手術の全身麻酔などは負担になることが多く、運動や散歩をしなくなった老犬などは体力も少ないため手術という方法はオススメできません。

なので、犬の年齢やこれからの生活を、一度かかりつけの獣医さんと相談をしてみた方が良いかもしれません。


4.角膜腫瘍

角膜腫瘍は、目が飛びてている犬種に多い目の病気です。

日本ではチワワやシーズーなど目の飛び出ている犬種の人気も高いので、犬がかかりやすい目の病気の一つとしてご紹介します。

この角膜腫瘍は目の表面に様々な理由で傷がついてしまっている状態のことを言います。

犬はとげのある植物に顔を突っ込んだり自分で目を掻いてしまったりして、目の表面を傷つけてしまうことがあるので要注意です。

軽度であれば動物病院で点眼薬などによる治療で済みますが、放置していると眼球破裂などを起こして手術で眼球摘出という大事になってしまうかもしれません。

ですから、チワワなどの目の飛び出ている犬種の場合は定期的に目に傷かついていないか、検査をする必要がありそうです。

大事に至る前に愛犬の目を守ってあげましょう。

5.緑内障

緑内障とは眼圧に異常が出た結果、視神経などに障害が出て、最終的には失明をしてしまう眼病です。

緑内障の原因は先天性のものや、他の眼病との合併症のものもあります。

緑内障の症状としては、目が大きくなって飛び出したり、白く濁る、強い痛みが伴うので顔周辺を触られるのを嫌がるなどが挙げられます。

日本でも人気の、柴犬・チワワ・シーズーなどの犬種に多く見られます。

緑内障では点眼薬などで治療をしたり、眼球摘出などの手術を行ったりします。

さらに一度かかってしまうと視力が回復しないと言われているので、できるだけかかりたくない眼病ですよね。


6.チェリーアイ

なんともかわいい名前ですが、症状は可愛くありません。

目にチェリーのような赤い腫れ物が出来てしまう病気です。

原因は、遺伝性がほとんどです。

また、外傷によるものもあります。

症状は、犬にある第三の瞼の裏にある瞬膜腺に炎症が起こることで、瞬膜腺が腫れ外に飛び出してチェリーのようにプクッと膨らみます。

治療は、まずは大きさにもよりますが点眼で小さくしていきます。

しかし、根本の治療ではないことと遺伝が要素にあることから、完治をするには手術が必要になります。

第三の瞼の腺全てを切り取ってしまう事で、出ている部分もろとも取ってしまう手術です。

これは、ドライアイなどになる可能性があります。

7.ブドウ膜炎

虹彩、毛様体、脈絡膜という眼球の膜の総称をブドウ膜と言います。

このブドウ膜に炎症を起こす病気です。

原因は、手術の合併症、外傷性、細菌やウイルス、寄生虫などによるものとされています。

免疫性のものもあり、また腫瘍が原因の場合もあります。

症状は、角膜の裏が白い、大量の目やに、目の充血、痛みとかゆみでまばたきが多くなったり、こすったりするなどが見られます。

治療は、免疫抑制剤、抗生剤、駆虫薬を中心とした投薬療法です。

他の病気と併発することが多いので、原因がそちらにあればそちらを先に治療します。

点眼や結膜下注射など行いますが、基本的には症状を抑える対症療法がメインになります。

こまめに目の病気の検査をしよう

犬のかかりやすい眼病は比較的治療しやすいものから、緑内障などの目を失ってしまうかもしれないものまで様々です。

眼病を早期発見するためには定期的な検診が必要なので、動物病院に訪れた際は獣医さんに、愛犬の目に異常がないかどうかチェックしてもらうようにしましょう。

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