犬を上手に風呂に入れるポイント

犬を上手に風呂に入れる方法。楽しく犬をお風呂で洗おう

最終更新日:2015年11月25日

大切な家族の一員である犬。

しかし、犬のお風呂タイムは大変なものがあります。

水嫌いな犬やお風呂という狭い空間が苦手な犬、初めてお風呂に入る犬は何をされるんだろうという不安でいっぱいになります。

今回は、大切な家族の一人、犬を上手にお風呂に入れるポイントをご紹介します。

1.お風呂が楽しい場所であると認識させる

犬にとって、お風呂に入るということは大変なことです。

どうして犬はお風呂に入ることを嫌がるのでしょうか。

それは前置きにも書いた通り、犬自身が何をされるのかわからずに恐怖心でいっぱいだからです。

もちろん、一度お風呂を入ったことのある犬でも、一度お風呂を怖い場所と記憶させてしまうと、もちろん嫌がります。

むしろ最初の時よりももっと嫌がるようになります。

それでは恐怖心を無くすには、どうしたら良いのでしょうか。

それは、シャンプーをしてあげる飼い主さんが、お風呂に入れるときに楽しそうにすることです。

飼い主がしかめっ面や、言うことを聞かないからと言って怒ったりすると、犬は「ここは怖い場所なんだ」と認識してしまいます。

反対に、意外と簡単に楽しい雰囲気は作れるものです。

まずはお風呂に入っているときに、どんな小さなことでも何かできたら褒めてあげることです。

お風呂の中に自ら入ったら褒める、シャンプー中に少しでも大人しくできたら褒める、これの繰り返しです。

また、犬とずっと話しながらシャンプーをしたり、飼い主が童謡でも替え歌でもなんでもいいので、楽しく明るい鼻歌を歌うことも雰囲気を和らげます。

飼い主さんが楽しそうにしたり、犬自身が褒められることは、犬にとって、とても嬉しいことだからです。

時間はかかりますが、飼い主さん自身も、楽しんでシャンプーをしましょう。


2.道具を揃える

これは、当たり前の事とみなさん思われるのではないでしょうか。

しかし、実際は家計の関係でなかなか犬の入浴環境を整えてあげられていないご家庭を多いようです。

では、犬にとっての良い入浴環境とは何でしょうか。

これからいくつかのポイントをご紹介します。

1.シャンプー
これは、どの飼い主さんも準備されていることが多いですのですが、なんとなく購入していませんか?

犬の肌は、人間でいうと赤ちゃんの肌とほぼ同じと言われています。

ですので、例えばネコちゃん用のシャンプーが余ったからといって使いまわすことはご法度です。

なぜかというと、人間と犬の肌は弱酸性、対してネコちゃんはアルカリ性だからです。

シャンプーは肌質に合わせて酸度を調整してあるので、ネコちゃん用のシャンプーは、犬の肌にとっては刺激物になりえます。

また、犬・ネコちゃん両方に使えるシャンプー、これは中性にしてあるので、毎日など洗う頻度の多い方は別として、隔週や月一のシャンプーの犬には向きません。

そして、ノミやダニに対しての効果があるものも、添加物が合わない犬はアレルギーを起こすことがあるので、注意しましょう。

さらに、同じ弱酸性と言っても、人間用のボディーソープやシャンプーは添加物の内容が犬の肌に合うように弱めてないので、注意が必要です。

2.お湯の温度
これもあえて道具の一つとして紹介します。

犬の肌に適している水温は、36℃から38℃の間と言われています。

犬が入浴中に暴れる、お風呂嫌いになった、こういたお話をされる方の多くが、人間の入浴時の水温、40℃前後で洗っている飼い主さんが多いです。

これでは犬にとっては熱湯風呂状態。

こんなに熱い目に合されるところには行きたくないと考えるのは当然のことです。

また、水が好きな犬では夏場は冷たい水でもいいと思いますが、水嫌いの子には夏場でもぬるめのお湯(36度くらい)を準備してあげましょう。

水温の問題が解決しただけで、すんなりお風呂に行くようになる犬は多いですよ。

3.シャンプーブラシ
私たち人間は、体を洗う時にボディーブラシやボディータオルを使う方、多いですよね。

実は犬もシャンプーブラシを使ってあげた方が良いのです。

ペットショップにて1,000円程度で購入できます。

まず、泡立ちが良いこと。

少ないシャンプーの量で泡立ちよく洗ってあげると、犬の皮膚への負担も少ないですし、経済的でもあります。

そして、人間の手では届かない毛の奥や皮膚までキレイに洗い上げることができます。

また、奥の方で絡んでいた抜け毛も除去しながら洗うことができます。

そして、シャンプーブラシの一番のいいところはマッサージ効果。

ほとんどの犬用シャンプーブラシがこの効果をうたい文句としています。

背中や横腹に心地よい刺激があることで新陳代謝の活性化が期待できますし、横腹は一般的に不安なときに撫でてあげると落ち着くのと同じように、犬自身のお風呂での気持ちよさを向上できます。

使用するときは、力加減に注意しましょう。

優しくこするだけで十分な効果が得られるものが多いので、力を入れすぎると皮膚を傷める原因になります。

4.お風呂のマット
犬の足はタイルやユニットバスのお風呂では足が滑りやすいので、犬用のお風呂マットを準備してあげましょう。

最近では犬専用というものを見かけますが、別に専用品ではなくても人間用の一番薄いものや、100均に売ってある小さめのものでも十分です。

5.乾かす環境
家にある使わなくなったタオルで拭いているという飼い主さんを見かけますが、できれば犬用の拭き上げタオルを準備してあげましょう。

1,000円程度で購入でき、繰り返し使うことができます。

どうして専用品が良いのかというと、犬の体は毛でおおわれており、その下に皮膚があります。

一般的なタオルでは、犬の表面の毛の水分はとってくれますが、奥の毛や皮膚の水分をとるのには時間がかかります。

皮膚や奥の毛に水分が残っていると、膿皮症という皮膚病にかかってしまいます。

この病気、シャンプーをしている犬の方が罹患率が高いのです。

そしてこの病気の症状は、とにかく痒がり湿疹や発赤などを伴います。

こういった病気から守る意味でも、犬用の拭き上げタオルを購入してあげましょう。

犬用のタオルは、マイクロファイバーなどの水分を素早く吸収する素材でできているので、人間の負担はもちろんのこと、犬にも長い時間我慢させずに拭きあげることができます。

また、毛の短い子でも最後はドライヤーを使って風を通してあげましょう。

水分は風が通ると気化しますので、十分乾かしてあげることができます。

この場合、温風を当てる場合は、絶対に顔に当たらないように注意して、また低温やけどを避けるためにも離して使用しましょう。

自信がない方は、冷風モードでも時間はかかりますが十分乾かすことができます。

一番のオススメは、温風を当てた後に冷風を当てること。

これだと短時間でしっかり乾かせます。

乾燥後は、ブラッシングを忘れずに行ってあげましょう。

6.プラスチックのタライ
水遊びが好きな子や水に抵抗がない子は、プラスチックのタライなどお湯に浸かれる環境があると、シャンプーのすすぎ残しを流すことができます。

また、水が嫌いな子でも、子供用の小さなバケツにお湯を張り、足だけでも浸からせてあげると足の間の汚れをキレイに洗い流せます。

3.お風呂の順番について

それではどのような順番で入浴を進めればよいのでしょうか。

まずは、入浴前の準備としてお風呂場に必要なものを揃えておくこと、そして、犬のブラッシングを済ませておくことです。

ブラッシングを先に行うことで、抜け毛の量も減らせますし、何らかの皮膚や毛の異常があれば、その場で入浴を中止して、獣医さんにかかることもできます。

もちろん、毛が絡んでいない方が犬自身も気持ちよく入浴できます。

必要なものを揃えるというのは、特にお風呂嫌いな犬の場合には大事な事です。

犬が入浴中に逃走するリスクを減らすことができます。

ちなみに犬の足が濡れた状態で、フローリングを走り回ることはとても危険で、脱臼や骨折など、思わぬ事故を引き起こします。

できれば人間用のタオルや水分補給できるものを準備しておくと、無用にお風呂の扉を開けずに済むので、思わぬ事故を防止できます。

2番目は、お風呂場で犬の体をシャワーで十分濡らすことです。

時間をかけてしっかりとシャワーをかけてあげましょう。

犬の毛は、水をはじく構造になっています。

また、皮膚まで水が浸透するのに時間がかかります。

シャンプーの刺激を直接肌に与えないためにも、じっくりとかけてあげましょう。

3番目はシャンプーです。

紹介したシャンプーブラシを準備してあれば、細かく洗うことができます。

また、足の指の間や肉球、わきの下や足の付け根、お尻周りなどは、手で優しく洗ってあげましょう。

4番目に、シャンプーをお湯で流してあげましょう。

このときに、先ほど手で洗った足の指の間や肉球、わきの下や足の付け根はお湯が届かずにシャンプー残りが多い場所なので、シャワーヘッドの向きを変えるなどして十分にシャンプーを洗い流してあげる必要があります。

ここにシャンプーの成分が残っていて、シャンプー負けを起こして皮膚病になる犬が多いです。

また、シャンプーとリンスが別々のタイプの方は、この後リンスもしっかりしてあげましょう。

リンスを忘れると、毛がパサパサになります。

5番目は、拭き上げです。

まずは背中やおなか周りなど拭きやすいところを拭きあげます。

このあと、足を拭きますが、足の内側や指と指の間、肉球のところにあるくぼみも拭き残さないように注意します。

そして、脇や股の部分です。

特に脇の部分にはくぼみがあるので、注意しましょう。

最後に、しっぽの付け根の当りや首周りをしっかりと乾かし、全体的にブラッシングをして終了です。

しっぽの付け根や首周りは犬種や環境にもよりますが、意外と皮膚疾患になりやすいので、注意が必要です。


4.おやつをあげるとやりやすい

初めて犬をお風呂に入れるときやお風呂を嫌がる犬には、入浴中やお風呂上がりにご褒美のおやつを準備すると、慣れてくれたり、我慢ができるようになることが多いです。

また、お風呂嫌いの犬の多くは、ネコちゃんと同じように顔に水がかかることが嫌いな子が多いので、顔や頭を洗う場合は、犬が水に慣れてから、様子を見ながら行いましょう。

犬の上手にお風呂へ入れよう

犬の入浴は、体をキレイにする、皮膚の病気にかかりにくくするということもそうですが、犬と一番スキンシップが取れる時間です。

楽しいお風呂タイムを過ごすことで、犬との絆も深まります。

ポイントを押さえて、大切な家族の犬と、楽しい時間を過ごしましょう。

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