犬を室内で飼育していると、どうしても散歩後の足の裏の汚れは気になります。

ただ犬は足の先を触られたり、握られたりすることを嫌がることも少なくないので、頭を悩ませている方も少なくないのではないでしょうか。

犬にも出来るだけ負担を少なくして、簡単に足拭きをしてあげられたら最高です。

ここでは、犬の散歩後の足拭きのコツについてご紹介します。

足拭き=嫌なことというイメージを作らせない

まず足拭きの時、飼い主さんはしっかりと拭くために、つい犬の手をぎゅっと握ってしまったり、強くこすってしまったりすることもあります。

また関節の曲がる方向にも気を付けないと、犬にとっては痛い方向に曲げられて痛い思いをしてしまうことも。

このように飼い主さんが足拭きの仕方を間違えると、足拭き=犬にとって痛いこと、嫌なことと学習してしまう危険性があります。

そのように学習してしまうと、犬も必死で嫌がることに違いありません。

犬が嫌がらない方法で①ささっと拭くこと、②強くこすらないこと、③強く握らないこと、④関節の曲げる方向に気をつけることは重要なコツと言えます。

手の上にタオルを持っておき、お手をさせて拭く

飼い主さんが前もって濡れたタオルを手に持っておき、犬にお手をさせるタイミングでさっと拭く方法は、とても簡単な方法です。

犬がお手をできることが大切なポイントですが、慣れてしまうとやりやすいのでオススメです。

この方法の時には、散歩に出かける前に濡らしたタオルを玄関に用意しておくとスムーズです。

小型犬の場合は抱えた状態で、ささっと拭く

小型犬の場合はさっと抱えることもできるので、抱えた状態で拭いた方が楽という場合もあります。

小型犬の場合は特に力加減に注意してあげましょう。

抱えて拭く場合には、足を後ろに曲げて拭くと拭きやすいです。

お座りをさせて、後ろから拭く

犬にお座りをさせて、飼い主さんは後ろに立ち、後ろから足を拭く方法もあります。

この方法は、中型犬、大型犬にオススメの方法です。

前足を上げて、肉球を上に向けるような形で拭きます。

足の裏を見ることもできるので、キレイに拭けるという安心感があります。

後ろ足を拭く際には、犬を立たせて前足同様に拭く方法がオススメです。

足拭きが出来たら、ご褒美としておやつを与える

よくあるしつけの方法ですが、足拭きが出来たらおやつを与えることで、「足拭きをするといいことがある」と学習させるという方法です。

とてもシンプルな方法ですが、とても有効な方法です。

しつけの時におやつを与える時には、おやつも小さくして与えましょう。

しつけの際のご褒美として与える時には、何度も与えるので、肥満になってしまう危険性もあります。

小さくできるチーズやビスケット、また一つ一つが小さいボーロなどはオススメです。

肥満には注意が必要です。

おやつを与えながら、犬の気をそらせている間に拭く

上の方法とは少し違い、犬が足を拭かれること、足を触わられることを嫌がる場合にオススメの方法です。

ジャーキーやガム、もしくはコングにおやつをつめたもの(もしくはコング専用のおやつのペーストを入れてあげる)などを犬に与え、気をそらしているうちに足をすべて拭いてしまうという方法です。

爪切りや肛門腺しぼりの時などにも使えるこの方法ですが、犬が食べるのに時間がかかるものを使用するのがベストです。

足を拭く人以外にもう一人いると、その人が犬の前でおやつを持っていてくれると安定して拭きやすいです。

散歩の後は必ず足拭きをして、習慣にする

散歩の後には必ず、足拭きをするということを習慣にしましょう。

犬も、足を拭いてもらえないと部屋に上がれないと学習すれば、徐々にスムーズに足を拭かせてくれるようになることが多いです。

ご家族のどの人が散歩に行っても、忙しくて時間がないときでも、省かないことが大事です。

濡らしたタオルを敷き、その上を歩かせる

足を触られることを犬がとても嫌がり、飼い主さんが咬まれそうになってしまうというケースも稀に耳にすることがあります。

そのような場合に、無理をして足を拭こうとするのは飼い主さんのためにも、オススメできないので、下記の方法がオススメします。

濡れたタオル(大きめのもの)を玄関に広げ、そのうえを歩かせます。

何回か歩かせた後、最後に乾いたタオルの上を歩かせてあげれば、多少足の裏の汚れも落ちると言われています。

犬の散歩の後に足を拭かせるコツを知ろう

足をきちんとキレイにしたいという飼い主さんは玄関で足だけ水で洗うという方もいます。

また、どうしても足拭きが出来ない、足拭きが面倒くさいという場合は、散歩の際に靴を履かせてあげるという方もいます。

どんな方法が良いか、犬の性格に合わせて考えてあげましょう。