犬の鳴き声を各国語はどう表現する?英語、フランス語、ロシア語、中国語だとワンワンじゃない

最終更新日:2016年1月15日

「犬の鳴き声は?」と聞かれたら、日本ではほとんどの人が「ワンワン」と答えるでしょう。

それでは、世界の国々では犬の鳴き声をどんな風に表現するのでしょうか。

それぞれの国で古くから親しまれてきた犬と鳴き声の表し方に、ちょっと面白い繋がりがあります。


1.英語ではbow-wow(バウワウ)

英語での犬の鳴き声はbow-wowと表現します。

中学校の英語の教科書でも見たことがあるのではないかと思います。

それから、日本でもワンワンという表現以外にキャンキャンやクーンと言うように、英語圏にもいくつか表現があるようです。

他にはbarkbarkやwoofwoof、それからgrrrrrrr(ガルルルル)という表現もよく見られます。

アメリカではグレイハウンドやシェパード、イギリスではマスティフやゴールデンレトリーバーなどの大型の犬種がとても親しまれています。

家の前の広い庭の中で力いっぱい走り回っている姿が容易に想像できます。

体格も大きいので、迫力のある鳴き声が定着したのだと想像できます。


2.ヨーロッパ(その1)かわいい鳴き声

さまざまな国や言語、文化圏の入り混じるヨーロッパでは、言語によって鳴き声の表現も特徴的なものがあったりします。

フランス語ではwaouh-waouh(ワフワフ)、それからドイツ語ではhaff-haff(ハフハフ)と表現したりします。

どちらも英語よりも可愛らしい感じがします。

フランスが原産の犬種にはプードルやパピヨン、フレンチブルドッグなどのフランスという国のイメージにぴったりの、愛嬌のある小型犬が多かったりします。

またドイツはシュナウザーやジャーマンシェパード、ピンシャーなどのいかつい大型犬のイメージもありますが、フランスと同じようにポメラニアンやダックスフントなどの小型犬の原産国でもあったりします。

3.ヨーロッパ(その2)強そうな鳴き声

フランスやドイツが可愛らしい表現であるのに対して、イタリアやスペインでは割と迫力のありそうな鳴き声の表現をします。

イタリア原産の犬種はグレイハウンドの系統やマスティフ、シープドッグといった大型犬の中でもかなり大きいものが数多くあります。

鳴き声もbau-bau(バウバウ)と言うのが一般的で、吠えられるととても怖そうな印象ですよね。

スペインでもスマニッシュマスティフという超大型犬がいて、jau-jau(ジャウジャウ)と表現する鳴き声も納得してしまいます。

こういった国には元々猟犬や軍用犬とされてきたような、逞しい犬が昔から生活に馴染んでいるようです。


4.ロシア語ではgav-gav(ガフガフ)

ロシアと言えば、真っ白な雪の上でソリを引いてひた走る、シベリアンハスキーが思い浮かびます。

他にも古くから猟犬として活躍してきたライカなど、厳しい気候の中で逞しく生きてきた犬たちがいます。

容姿もそれとなく先祖と言われるオオカミを思わせるような精悍な顔つきで、鳴き声もガフガフとワイルドさを思わせる表現です。

また東欧のトルコではヘヴヘヴ(hev-hev)と表現するようで、ロシアや東欧の地域ではヨーロッパとはまた違った音感のある表現が浸透しているようです。

5.中国ではwu-wu(ウーウー)

日本のお隣の中国では、ちょっと似ていますが、日本よりは人懐っこい感じのする「ウーウー」や「ウォンウォン」と表現するようです。

中国原産の犬種といえばシーズーやチャイチャウ、ペキニーズといった一風変わった小型犬が多いです。

とても個性的な感じがしますが、だからこそ愛くるしく、若い女性に人気の犬種が多いですね。

日本の「ワンワン」というのは吠えている感じがしますが、中国語ではなんとなくじゃれているような鳴き声が想像できます。


6.韓国ではmeong-meon(モンモン)

同じくお隣に位置する韓国では、これまたちょっと変わった表現で「モンモン」とか「ミョンミョン」といった表し方をします。

韓国固有の犬種として、コリアジンジードッグという天然記念物にも指定されている犬種がいます。

古くから韓国では大切にされている犬で、ルーツはおそらく日本犬と同じスピッツ系統の血筋ではないかと言われています。

しかし、所変われば…とはよく言ったもので、日本とはまたちょっとニュアンスの違う表現の仕方で、他の地域と比べても独特なものを感じます。

犬の鳴き声で見える各国の歴史

古くから猟犬や牧羊犬として人間と一緒にいた犬たちの鳴き声は、世界にたくさんの言葉があるようにその地域や国によって大きく違っています。

また犬との関わり方や古くから親しみのある犬の種類によっても、きっと鳴き声から受ける印象が異なってくるのでしょう。

可愛らしいものから吠えられたらドキッとしそうなインパクトのあるものまで、本当にたくさんの鳴き声の表現方法は様々です。

こうやって世界各国の鳴き声を見てみると本当にたくさんの犬の種類がいて、そしてそれぞれの文化があるんだなと世界の犬事情なども見えてきたりします。

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