【猫のハゲ】猫の身体にハゲができている時の原因とは

最終更新日:2016年9月6日

飼い猫に気が付いたら、ハゲが出来ていたというケースも少なくありません。

たかがハゲと軽く考えてしまいがちですが、中には病気で脱毛を起こしている事もあります。

猫がハゲてしまう原因をご紹介します。

1.怪我による猫のハゲ

引っかき傷など怪我をしてしまった場合、その部分がハゲてしまうケースがあります。

外に自由に出かけられる猫の場合、縄張り争いなどで他の猫とケンカをしがちです。

引っかかれたり噛まれたりした部分に傷ができると、体毛が抜けたり生えなくなります。

また完全室内飼いでも、多頭飼いしているケンカをして怪我をしてハゲる事も考えられます。

あきらかに傷がありハゲているという場合、出血していなかったら消毒を行い様子を観察しましょう。

もし、出血している時は動物病院への受診をオススメします。

外飼いしていると怪我によるハゲができやすいでしょう。

ケンカで感染し発症する病気もあるので、怪我や病気の予防のためにも完全室内飼いがオススメです。


2.ノミアレルギー性皮膚炎による猫のハゲ

暖かくなってくると、気を付けたいのがノミの寄生です。

実はノミが原因で、猫がハゲてしまうケースがあります。

猫の個体によって、ノミにアレルギー反応を起こす場合があるのですが、この場合「ノミアレルギー性皮膚炎」を起こし、脱毛してしまう事があります。

ノミアレルギー性皮膚炎とは、ノミの唾液に含まれるタンパク質に反応し、アレルギー反応を発症する皮膚炎です。

ノミが猫を吸血した際、唾液が体に入り込んだりするとアレルギー症状が現れます。

かなり強い痒みを伴うのが特徴です。

痒さから搔き毟ってしまい、その部分がハゲます。

また、アレルギーの症状が強い場合、皮膚の炎症によってハゲてしまう事も考えられます。

改善するにはノミが原因でハゲるので、まずはノミの駆除を行いましょう。

スポットタイプのノミ駆除剤は、手軽に猫に寄生しているノミを駆除できます。

またノミの繁殖を防ぐ為に、室内の掃除を徹底するといった対策も必要です。

3.皮膚糸状菌による猫のハゲ

皮膚糸状菌とは、いわゆる水虫の事を言います。

白癬菌というカビの1種に感染する事で、発症する皮膚病です。

白癬菌が感染した部分の体毛が、おおむね丸くハゲていくのが皮膚糸状菌の特徴です。

また、ハゲた部分がかさぶたになるケースもあります。

個体差はありますが、主に耳やシッポ、手脚など体の先端に発症する場合が多くなります。

皮膚糸状菌は水虫ですので当然、人にも感染します。

人が発症した場合は、皮膚が丸い赤みを帯びるのが特徴です。

場合によっては強い痒みを伴うので、猫に丸いハゲが出来て、しかも広がるようだったら皮膚糸状菌を疑ってみましょう。

皮膚糸状菌は抗真菌薬での治療で完治出来ます。


4.疥癬症による猫のハゲ

猫の体毛がハゲていて、しかも強く痒がるようであれば、疥癬症を起こしている可能性があります。

疥癬症はヒゼンダニというダニが、皮膚に寄生する事で発症する皮膚病です。

メスのヒゼンダニは皮膚の角質層に穴を掘り、そこで産卵を行います。

この時、炎症反応が起こり激しい痒みが出るのです。

炎症反応や痒みによって、搔き毟ってしまう事でヒゼンダニが寄生している部分が、ハゲてしまうケースがあります。

疥癬症は放置してしまうと、どんどんヒゼンダニの感染が拡大し全身に症状が広がります。

激しい痒みがストレスとなり、免疫力や食欲が低下し最悪の場合、死亡してしまう事もある、大変怖い感染症です。

脱毛している箇所があり、その部分を強く痒がるようであれば、すぐに動物病院を受診して、ヒゼンダニが寄生していないか検査を受けましょう。

5.日光性皮膚炎による猫のハゲ

猫は日向ぼっこはが似合う動物ですが、実は日向ぼっこが原因でハゲてしまう事があります。

紫外線を浴びると「日光性皮膚炎」という皮膚の病気を発症し、脱毛を起こすケースがあります。

日光性皮膚炎は主に白猫など、体毛の色素が薄い猫が発症します。

紫外線のダメージによって、皮膚が炎症を起こし強い痒みを伴うのが特徴です。

痒みから掻いてしまい、その部分がハゲてしまいます。

特に耳の先などは紫外線が当たりやすい事もあり、日光性皮膚炎を起こしやすいと言われています。

脱毛の他に皮膚の赤みができ、進行すると黒いかさぶたとなります。

日光性皮膚炎が悪化すると、「光線性角化症」から「扁平上皮ガン」へと進行してしまうので注意が必要です。

なるべく紫外線を避ける、場合によっては日焼け止めを塗るといった対策で予防する事が出来ます。


6.ホルモンの病気による猫のハゲ

ハゲてしまう原因には、ホルモンバランスの異常で起こる病気も挙げられます。

副腎皮質ホルモンや甲状腺ホルモン、性ホルモンや成長ホルモンの分泌が少なくなる、また逆に過剰になる事で体毛が抜ける症状が起こります。

ホルモン異常による病気の場合、左右対称にハゲるのが特徴です。

真菌やダニなどの感染が無く、体毛が抜けるようであればホルモン分泌の異常を疑ってみましょう。

7.ストレスによる猫のハゲ

猫がグルーミング、いわゆる毛づくろいをする動物です。

猫にとっては欠かせない行動ですが、グルーミングのし過ぎでハゲてしまうケースがあります。

グルーミングは体を清潔に保つだけでなく、行う事でリラックス効果を得られると言われています。

ストレスを感じている猫は、ストレスを解消する為、過剰にグルーミングをしてしまう事があります。

体毛を舐めすぎてしまい、その部分がハゲるのです。

いつもより、体を舐めている時間が長かったり、体毛を引きちぎるようにグルーミングしている場合、猫にストレスがかかっていないか注意しましょう。


8.スタッドテイルによる猫のハゲ

スタッドテイルは去勢手術を受けていない、オスの猫に起こりやすい皮膚病です。

尾腺炎、尾腺過形成と言われる事もあります。

シッポ部分にある分泌腺から、過剰に皮脂が出てしまう事で起こるのが特徴です。

症状が軽い場合、シッポ部分が皮脂でべたつく程度ですが、症状が進むと悪臭がしたり炎症や化膿を起こします。

ここまで症状が悪化すると、その部分が気になって猫は頻繁に舐めるようになり結果、スタッドテイル部分の体毛がハゲるのです。

未去勢という場合は去勢手術を受ける、またシャンプーを定期的に行うなどして、皮脂を落とすケアを行いましょう。

猫のちょっとしたハゲも見逃さない事が大切

このように、猫がハゲてしまう原因は様々です。

中には治療を必要とすつ病気で、ハゲてしまう事もあります。

ちょっとした変化も見逃さないよう、日頃から猫の様子をチェックしておけば、大きな病気を防いだり早期治療が行えるかもしてません。

ハゲを見逃さないよう、常日頃からマッサージするなどして、体毛の様子をチェックしておきましょう。

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