犬を飼っている方であれば誰でも、犬が急に立ち上がってびっくりした。

という経験をしたことがあるのではないでしょうか。

犬はなぜ急に立ち上がったりするのでしょうか。

今回は犬が急に立ち上がったときに考えられる理由についてご紹介します。

1.不審な物音が聞こえたから

犬が何か不審な音・聞いたことのない音を察知したために急に立ち上がったのかもしれません。

犬は人間の4倍もの聴力を持っていると言われています。

人間には聞こえないような小さな音でも拾うことができるので、何かの音に反応して立ち上がった、ということが考えられます。

特に家に来たばかりの子犬で会ったり、慣れない場所に身を置いている状況であったりすると、犬は周囲を警戒し、とても敏感に音や匂いに反応します。

人間からすると、些細な生活音であったとしても、「なんだろう?」「何が起きるのだろう?」と不安になって思わず立ち上がってしまうこともよくあります。

例えば人間が感知できないくらいの小さな地震があったときなど、その振動によって起きる小さな音に反応して立ち上がることもあります。

このように少し不安そうにしていたり、おびえているときは、「大丈夫だよ」などと声をかけながら犬を撫でてあげると安心して落ち着いてくれますよ。

2.飼い主の動きに反応している

犬が急に立ち上がったとき、あなたは何をしていましたか?外に出かける仕草をしていたり、何か新しいことを始めようとしていたりはしませんでしたか?

このような場合、犬は「飼い主がどこかへ行ってしまう」「何を始めるんだろう?僕を放っておかないで」と少し不安な気持ちになります。

そしてその結果、飼い主について行こうとしたり、飼い主の気を惹こうとしたりして、このように急に立ち上がったりすることもあります。

また単純に、飼い主が動いたことで「何か楽しいことが起こるかも」「遊んでもらえるかも」と好奇心が先行して立ち上がる、という場合もあります。

飼い主が立ち上がったり行動するたびに不安になって立ち上がり、飼い主の周りをウロウロしだすのが少し困る…。

そんな場合は、飼い主が動き始めたからといってすぐにどこかへ行ったりはしないよ、ということをしつけてあげるのがオススメです。

お出かけ前に慌ただしくしたりせず、少しゆっくり犬とコミュニケーションを取ってから出かける、などするだけで犬も落ち着きますよ。

3.遊んでもらおうとしている

もしかすると犬はとても暇で、「何をしようかな」とうずうずしていたのかもしれません。

そして座ったり寝っ転がったりしているのに飽きて、急に立ち上がったということも考えられます。

そう言ったときは、「最後に犬と遊んであげたのはいつだったかな?」と振り返ってみましょう。

もしかすると、忙しくてあまり犬と遊んであげられていなかったのかもしれません。

そして犬が暇そうにしていたり、そこから急に立ち上がったときは、犬と遊ぶ絶好のチャンスです。

引っ張りっこをして遊んであげたり、追いかけっこをしてみたり、ボール投げをしてみたり、思う存分遊んでみましょう。

あまり体を動かせなかったり、飼い主さんに構ってもらえなかったりすると、犬もストレスがたまってしまいます。

このように急に立ち上がったときは、犬と遊ぶチャンスだと捉えて、いっぱい遊んであげましょう。

4.お腹が空いている

もしかすると空腹が限界なのかもしれません。

お腹が空いているとき、犬は飼い主さんの周りをウロウロしたり、鳴いたりして、お腹が空いたことをアピールしてきます。

ですが、犬が本当に空腹で、もう我慢できない。

というときは、できるだけ体力を消耗しないよう、寝っ転がるなどして体力を温存しようとします。

そしてそれでも我慢ができなくなったら、再度飼い主さんのところへ行ってお腹が空いたアピールをしようとします。

このように少しぐったりした仕草を見せていたら、とてもお腹が空いていたり、喉が渇いていたりするのかもしれません。

ご飯はちゃんとあげているか、水はなくなっていないか、しっかり振り返るようにしましょう。

また、長距離のお散歩や激しい運動をした後は、犬もとてもお腹が空きます。

こういったときにはご飯の量を調整したり、いつもより少し早めにご飯をあげるなどして、空腹を解消してあげるようにしましょう。

体型やその後の食事のリズムが崩れてしまうのが気になる場合は、おやつや野菜を茹でたものなどを少量与えるのも効果的です。

犬が急に立ち上がる理由を知ろう

犬が急に立ち上がったときに考えられる理由についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

犬が急に立ち上がるのは決して珍しいことではありませんが、飼い主さんに構って欲しいためにそのような行動に出ている、ということも少なくありません。

愛犬が急に立ち上がった際は、ぜひ構ってあげるようにしましょう。