犬が笑っている様に見える時の犬の心理

犬が笑っている様に見える時の心理や理由【安心感、服従など】

最終更新日:2015年11月3日

飼い主さんに向かって、「にこにこ」とした笑いを向ける犬たち。

あの口角のきゅっと上がった感じなんて、まさに微笑んでいるようで可愛らしいものです。

けれど犬という生き物は、本来笑うということはしないのだそうです。

ではなぜ犬は笑っている様に見えるのでしょうか。

今回は、犬が笑っている様に見える時の、犬の気持ちについてご紹介します。


1.信頼している飼い主の真似をしている

ペットは飼い主に似る、一度は聞いたことがある言葉なのではないでしょうか。

何となく目元が似てきたりだとか、仕草、雰囲気が似てきたりだとか、そういうことがペットにはよくあります。

それは長く一緒にいることで、ペットたちが飼い主に心を許しているという意味でもあるのでしょう。

犬にはもともと、笑うという感情表現が備わっていません。

これは犬のみならず、人間を除いた他のほとんどの動物がそうなのだそうです。

では何故、笑っているように見えるのでしょうか。

理由はいくつかあるようですが、犬は信頼できる飼い主の表情を真似したりすることがあるようです。

飼い主が嬉しそうに、あるいは楽しそうに笑う姿を今まで何度も見てきている犬は、時折真似をして同じように感情を伝えようとしてきます。

飼い主がその時嬉しそうに、楽しそうにしていたことをきちんと覚えているので、自分も同じことをして、「遊んで欲しい」だとか「撫でて欲しいな」だとか、欲求を伝えてきます。

これはある種のしつけのようなことなのかもしれませんね。


2.牙を見せない上目遣いの場合は服従の気持ち

もし犬が他の犬を見上げ、牙を隠しつつ舌を出して笑うような表情をしている場合、それはその犬に対しての服従のサインになります。

これは生まれた時から犬社会に馴染み、犬同士でのコミュニケーション力を養ってきた犬が行う場合の多い笑みのようです。

多くの動物にとって、牙を見せつける行為(笑み)というのは威嚇と同等の行動でした。

「噛んでやるぞ」といった脅しの顔を、服従する相手には決して見せないのです。

人間が言葉を使って話したり、文字を書いて交流を深めるように、犬もまた自分の体をめいっぱい使うことで交流をしているのでしょうね。

3.安心している

もともと犬という動物は感情を顔に出しやすい生き物です。

その意味するところは人間とは大分違いますが、その表情で大体何を思っているのかを察することができます。

まず、お馴染みの舌を出して「にっこり」する表情。

これを誰にともなくしている場合は、主に「安心するなあ」といったリラックスムード。

逆に舌を見せず、鼻の所に皺を寄せて牙をむき出しにしている場合は「噛み付くぞ」というお怒りモードです。

もっと怒ってしまうと、牙という牙を全て見せてきます。

こうなってしまったら噛まれるのも時間の問題です。

ですが、よほどのことでない限りそのようなことはしません。

次に無表情の場合ですが、この顔で鼻をクンクンさせたり、耳をそばだてている場合、犬は何かに興味を示しています。

何か気になるものがあるのでしょう。

場合によっては危ないものに興味を持ったのかもしれませんから、注意が必要です。

このように、犬は非常に感情を顔に出す生き物です。

一概にこうとは言えませんが、大体がこういうものだと頭に入れておくと便利かもしれません。


4.ポジティブで幸せな心理状態

最近、よくテレビやインターネットなどで「笑う犬」が特集されるようになりました。

その映像や写真の多くで愛らしく微笑む犬たちは、人間と同じ感情で笑う表情を作っているわけではありません。

ですが、撮影しているであろう飼い主にその表情を向けているということは、少なからずネガティブな感情ではないことが分かります。

犬は怯えたりする時、耳を垂れさせて眉根をきゅっと寄せるようにして上目遣いをします。

また怒った時は、牙をむき出しにして唸り声を上げます。

そのどれでもなく、きらきらした目をして、あまつさえ笑う顔を惜しげもなくさらすということは相手に対して少なからず安心していると見て良いのです。

そして飼い主に笑いを見せる犬は、長い間飼い主を良く見てきた賢い犬です。

飼い主を良く見て、信頼してくれる犬のことを大事にしてあげましょう。

犬は笑うことで幸せな感情を伝えようとしている

犬が笑いを見せる機会は、長く過ごせば過ごすほど多くなっていきます。

飼い主が表情豊かで、感情を表に出しやすい方なら尚更のことでしょう。

反対に飼い主があまり感情を表に出さない方だと、犬もそれに習ってあまり表情を出さないことが多いかと思います。

どちらにしても、犬は飼い主を良く見ています。

飼い主を見て、飼い主にあの手この手で感情を伝えようとしてくるのです。

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