吠えにくい室内犬の種類

「犬を飼いたいけれど、お隣さんやご近所に鳴き声で迷惑をかけてしまったらどうしよう…」

そんな悩みを抱く犬好きの方には、一度ご紹介する犬種と触れ合ってみることをオススメします。

室内で飼っても問題なく、吠えてうるさくすることもない犬種をご紹介します。

トイプードル

室内飼いでは最も人気を博している小型犬。

中でも非常に賢く、人懐こいトイプードルはうるさく吠えることをしないことで有名な犬です。

他の犬に比べ、人間に対してとても友好的。

その知能指数は、他犬種と比較してもトップクラスを誇ります。

少しうるさくして飼い主に怒られると、その怒りの感情を敏感に感じ取って学び、次はしないようにと自制します。

逆に、自分の感情を飼い主に伝えようとする能力も優秀です。

何かしらの反応で気持ちを伝えてくるので、長く過ごせば過ごすほど、その犬の望むことが分かるようになるでしょう。

また毛も抜けにくいため部屋の汚れも少なく、清潔な室内を保つことができます。

トリミングをして、さまざまに可愛らしい格好をさせてあげられることでしょう。

シー・ズー

無駄に吠えて飼い主を困らせたりしない犬種です。

また多頭飼いに向いているので、多くの犬に囲まれて暮らしたいという方にオススメです。

臭いもほとんどないので、不快な思いをすることもないでしょう。

しかし、シー・ズーを飼う際、夏には注意が必要です。

この犬種は毛が多くて冬には強いのですが、反面夏には弱いのです。

熱中症や脱水症状などにかからないよう、長時間車内に放置したり、かんかん照りの日に散歩をするのは控えてください。

また、少々興奮しやすい性格ですので、ふとテンションが上がった時などに吠えてしまうことがあります。

その場合は変に構ったりしないで、シー・ズーのテンションが落ち着くのを待ちましょう。

パピヨン

しつけしやすく、人懐こい犬のため、仮にうるさい鳴き声を出してしまったとしても怒ればきちんとやめてくれます。

蝶の羽のように広がった耳が美しい犬種で、昔は貴族などに飼われていたこともあるようです。

また番犬としても優秀で、飼い主の危険を察知して守ろうとしてくれます。

毎日の散歩でストレス発散と運動をさせてあげれば、家では非常に穏やかな性格になり、夜鳴きなどもせず静かでいてくれるかと思います。

こちらも毛が長めですので、ブラッシングを怠ると毛玉ができてしまいます。

パピヨンは意外と神経質な所があるので気をつけましょう。

フレンチブルドック

顔が特徴的で愛らしいフレンチブルドックは、鳴き声も特徴的であまり響かない声質を持っています。

少し気分が高揚して吠えてしまっても、外に響くことはほとんどないでしょう。

好奇心旺盛で勇敢な性格ですが、人の心を読んで行動できる頼もしい犬種です。

運動量も他の犬に比べると少量で済みます。

また他の種類の動物との相性も良く、もう片方もそうであれば良い共同生活が送れることでしょう。

反面、知らない人には少々警戒心が強めです。

少しうるさく吠えてしまったり、怯えてしまうかもしれませんので、注意して見てあげてください。

ゴールデンレトリバー

非常に温厚で忠誠心の高いゴールデンレトリバーは、飼い主がしつければそれを忠実に守ろうとする健気さを持っています。

うるさく鳴いてしまっても、しつけを怠らなければ静かになってくれることでしょう。

元が狩猟犬の血をひいているからか、運動量は多めです。

その運動能力を発揮する競技会などではおおいに活躍できるでしょう。

反対にあまり運動させてあげられない家には向きません。

運動不足だと次第に言うことをきかなくなり、攻撃的になったり、夜中にも鳴いてしまうようになってしまいます。

元気一杯で、一緒に走り回れる犬といえばこの犬種かと思われます。

ヨークシャー・テリア

ヨークシャー・テリアは、とても長い毛を纏った美しくも愛らしい犬種です。

その小柄さからは想像もつかないほど元気が良く、遊び好きの犬種で、中には吠え癖がついてしまっている子もいます。

ですが、飼い主に対する忠誠心があることと、頭が良いためにトレーニングをすれば直すことができます。

またその毛の長さから室内飼い向きで、家の中をたくさん動きまわりたがります。

安全な生活スペースを取ってあげられる家では、家中を歩かせてあげるだけでも結構な運動になります。

それに加えて少しの散歩や運動をさせてあげれば、より健康的です。

吠えない様にしつけもしてあげよう

犬によってはなかなか吠え癖が治らなかったり、そもそもしつけが難しい犬なども存在します。

その中でも室内飼いに適し、しつけしやすく物静かな犬種をご紹介しました。

また犬種のみならず、その子そのものの性格もあるので、ペットショップなどでどの子を飼うのか検討する際は、その子の行動をじっくりと見て判断するようにしましょう。