犬が元気ない時に考えられる原因5つ

いつも元気な犬に元気が無い、と困ったことはありませんか?

人間に比べると丈夫で元気なことが多い犬ですが、元気が無くぐったりしてしまうこともあるんです。

すぐに動物病院に連れていくことは、時間的にも金銭的にも難しいという方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は犬が元気無い時に考えられる原因をご紹介します。

夏バテ

人間もストレスや暑さでぐったりと元気がなくなってしまう「夏バテ」ですが、実は犬も夏バテをしてしまうことがあるんです。

夏バテになるといつもより食欲がなくなったり、元気に遊ばなくなったりして心配になってしまうでしょう。

特に、シベリアンハスキーや秋田犬などの寒い地方原産の犬は夏でも毛皮が厚く、日本や関東の気候に慣れていないので体が熱くなってしまい、夏バテの症状が出てしまうことになります。

そのため、犬もできるだけ風通しのいい日陰がある場所で過ごさせてあげ、水分補給を怠らないようにして、それでも食欲が出ない場合はいつもより少しおいしい食事を混ぜてあげるなどの工夫をしてあげましょう。

精神的なストレス

犬は人間と同じように、心に傷を抱えることによって元気が無くなってしまうことがあると言われています。

例えば、飼い主がかまってくれず冷たい、他の犬や子供ばかりで犬に構っていない、散歩中に仲の悪い犬とうなりあって縄張り闘争で負けてしまった、飼い主に怒られた…などというように、色々な理由でしょんぼりと元気がなくなってしまうことがあるのです。

ですがしつけの関係や飼い主さんも仕事があるので、全てを犬の思い通りに合わせてあげることはできないですよね。

ですので、良い子にできたら褒めてあげる、他の犬を迎えた時は先輩犬と平等に可愛がってあげるなどの工夫が必要です。

このような精神的な理由での元気がない場合は翌日には元気を取り戻していたり、ご飯になれば喜んで駆け寄ってきたりするので時間が解決してくれるかもしれません。

老化

犬の元気が無く、一日のほとんどを寝て過ごすようになるのは「老化」が始まっていると考えても良いかもしれません。

人間と同じで犬も年を取ることで体が疲れやすくなったり、内臓機能が低下してきたりするのです。

ですので、昔は元気に遊んでいても老化してくると寝て過ごす時間が多くなってしまうのです。

これは病気ではなく自然の摂理なので、無理に起こさずに犬に合わせてあげましょう。

その症状が出てきたらフードを高齢犬用のものに代えたり、お散歩でも怪我などに注意が必要になってくるでしょう。

犬の年が7歳を過ぎて寝ていることが多くなってきたら、そういったお年寄り犬を意識しなければならないサインなのかもしれません。

無理なく運動をさせてあげましょう。

怪我をしている

犬の元気がなくなってしまう原因として「怪我」をしているということが挙げられます。

足に棘が刺さっていたり爪が割れてしまっていたり…カルシウムが不足して骨折なども考えられます。

ですから、立ち上がることを躊躇したり散歩に行きたがらなかったりし、寝て怪我を治癒させようとします。

犬は人間よりも痛点が少なく鈍感なので、騒いだり痛がったりすることが少なく、飼い主でもなかなか目に見えない怪我には気づけないこともあるです。

ですので、犬の元気がなくなって、数日、一週間と時間がたつようであれば一度動物病院に行って怪我がないかどうか調べてもらった方が良いかもしれません。

病気になっている

犬は人間の言葉を話すことができないので、病気になっても伝えることができません。

ですから、元気がないというのは病気の症状の一つの場合があるのです。

「元気がない」というのが症状だと、一体何の病気なのかわかりません。

風邪やお腹を下しただけの比較的治りやすい病気から、ガンや中毒・心臓病などの大きな手術を必要としたり、時には手を尽くせないような大きな病気まで様々でしょう。

人間と同じで早期発見が病気の完治につながることがあるので、若い犬で前項の理由にあてはまらないような場合は、病気になってしまっている可能性が考えられますので、動物病院で検査をしてもらいましょう。

風邪やお腹を壊してしまっている場合でも放置すると重大な病気につながったり、治りにくくなってしまったり、合併症を起こしてしまったりするので、できるだけ早い処置を心がけましょう。

犬の元気がないことのサインを知ろう

犬は「元気をなくす」ことで自分の体調や心境を体で表現しています。

私たち飼い主は犬と長く一緒にいるために、犬が示すサインを多く知っておくが必要です。