犬が寝てばかりな時に考えられる原因6つ。なぜいつも寝ているのか

最終更新日:2016年5月17日

もともと寝ていることが多い犬ですが、飼い主にとっては心配になる事もあります。

いつもより寝てばかりいて大丈夫だろうか、と気になるときは、睡眠の他に何か症状がないかよく観察して、病気ではないかチェックしましょう。

1.犬の本能によるもの

犬の祖先は夜行性のオオカミで、昼間はゆっくり休を休めていたことから、眠れるときには寝ると言う習性が今の飼い犬にも見られます。

人間と暮らすことにより、飼い主と同じように昼間起きて夜に寝るという生活のリズムに変わりますが、1日の大半を寝て過ごし体力を保ちます。

犬の睡眠時間を平均すると犬種や年齢によっても違いますが、約15時間必要となります。

しかし、野生の本能で外敵から身を守るため眠り自体は浅く、深い眠りは3時間くらいです。

昼間は寝ていたり横になったりしていますが、常にうとうとしているので、すぐ気配に気付きます。

もともと犬の習性や野生の本能からくるものですので、心配はありません。


2.安心や信頼からくるもの

家の中で飼われている犬は、慣れない環境で緊張したり気を張っていると、小さな物音や気配に敏感になりすぐ目を覚ましたり、逆にそれがストレスとなり疲れて睡眠が長くなったりなど、犬によって違いはあります。

しかし、環境になれ飼い主をリーダーとして認めるようになると、信頼関係が出来上がり、外敵に襲われるという警戒心もなくなり、安心して長く寝るようになります。

犬が長く寝るのは、飼い主とコミュニケーションが取れて、ストレスがないベストパートナーということです。

また、遊びに夢中になりエネルギーを出し切ってしまったりしても寝る時間が長くなります。

3.病気・老犬期によるもの

犬も人間同様に年を重ねると、耳が遠くなったり周りに関心がなくなったり、若い頃と比べると寝ている時間も長くなります。

寝ているときに起こしても反応が鈍くなったり、騒がしい中でも周りに関心を示さず寝ていることが多くなります。

また、昼夜が逆転してしまい、夜中に起きだして歩き回ったり、遠吠えするなどの症状があるときは、老化のサインです。

しかし、その全てが老化であるとは限りません。

老化だと勝手に思い違いをして病気に気付かないこともありますので、気になったら自己判断せずに、動物病院で診察を受けましょう。


4.病気・甲状腺機能低下によるもの

いつも寝てばかりいるようになったり、目に輝きや元気がなくなり、動きたがらなくなったりしたら、甲状腺機能低下症を疑います。

毛が抜けたり急に老け込んだ感じがするので、高齢期の犬だと老化現象だからと思い違いをして、病気を見逃してしまうこともあります。

毛並みが悪くなり、左右対称に毛が抜け、その抜けたところが黒ずむなどの症状が現れるので、皮膚科に連れていくと、そこで発見されることもあります。

また、糖尿病や感染症などの病気の進行により睡眠時間が長くなることもありますので、なにかいつもと違うと感じたら病気を疑って、動物病院で診察を受けましょう。

5.病気・水頭症によるもの

原因としては、遺伝と後天的要因がありますが、犬種によっても発症率が違います。

遺伝は、チワワやダックスなどの小型種や短頭種に多く見られ、後天的要因では外傷、脳炎、感染症、脳腫瘍など脳に障害を受け発症します。

犬の性格や行動・症状だけでは判断が難しいのですが、CT検査やMRI検査で確実に診断します。

寝すぎるようになり、食欲不振や食べ過ぎ、ぐったりして歩くと物にぶつかる、歩き方がおかしい、目が外側を向いている(外腹側斜視)などの症状が見られたら、水頭症を疑い、動物病院で診察を受けましょう。


6.病気・ナルコレプシーによるもの

慢性の睡眠障害で、時間や場所に関係なく突然強い眠気に襲われる過眠症の発作が特徴です。

その他に、おやつを目の前にして興奮したり喜んだりする感情に伴い、姿勢を保てず寝転んでしまうカタプレシキーが見られます。

カタプラシキーの症状が治まると、また元気に遊ぶことが出来ます。

ナルコプレシーは、遺伝と言われていますが、遺伝とは関係なく現れることもあります。

特にドーベルマンやラブラドール、プードルなど特定の犬種に多く見られます。

命を脅かす病気ではなく、抗うつ剤などの投薬が有効ですが、根本的な治療法はまだ見つかっていません。

最近、良く寝るようになったとか興奮するとパタリと倒れてしまうなど、なにか気になるときは早めに動物病院で診察を受けましょう。

良く寝る犬はストレスが少ない

散歩や遊び、食事の時間を除けば、一日の大半は寝ていることが多いのですが、しつけをする上でも犬にとって必要な睡眠です。

その為、快眠できる場所やスペースを確保してあげることが大切で、良い睡眠が長いほど犬のストレスは少なくなります。

また、長い睡眠による体調の変化に気付いたら、すぐに動物病院で診察を受けましょう。

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