金魚が鼻上げをしている際に考えられる原因

金魚が鼻上げする原因5つ

最終更新日:2015年10月10日

水面で金魚が口をパクパク、空気を飲むような行動を鼻上げと言います。

金魚を飼っていると一度は目するものです。

しかし、しょっちゅう鼻上げをしている時には、命に関わる原因が絡んでいる可能性もあります。

今回は金魚が鼻上げをする原因をご紹介します。


1.酸欠

まず一番に考えられる原因が、水中の酸素不足による酸欠です。

金魚に対して水槽が小さい、金魚の数が多い、水温が高いなどといったことが原因で、酸素の量が充分でないと鼻上げをするようになります。

さらに、水草を設置している水槽で夜間のみ鼻上げをするというケースがありますが、これも酸欠が原因です。

水草は、光が当たっていると光合成によって酸素を放出しますが、夜間には反対に酸素を取り込んでしまいます。

水槽を大きいものに変える、過密飼育の時には水槽を増やして金魚の数を調節する、水の冷却装置を付ける、エアレーションや酸素を出す石を導入することで改善される場合が多いです。

また、水中に投入するタイプのろ過装置を、水槽の上部に設置するタイプのものに変えることでも酸欠を防ぐことが可能です。


2.アンモニア中毒

特に、新しく設置した水槽で多い原因がアンモニア中毒です。

餌の残りかすや金魚の排泄物から出るアンモニアは、強い毒性を持っており、水中のアンモニア濃度が高くなると鼻上げをすることがあります。

新しく設置した水槽では、この有害なアンモニアを分解してくれるバクテリアが少なく、バクテリアが増える前に金魚がダメージを受けてしまいます。

アンモニア中毒の症状は様々ありますが、鼻上げをするのがその一つです。

対処法としては水替えをするのが有効です。

新しく立ち上げたばかりの水槽では、二日から三日置きに三分の一程の水替えを行う事が望ましいです。

3.亜硝酸濃度が高くなっている

水中のバクテリアがアンモニアを分解して出す物が亜硝酸です。

酸素は血中のヘモグロビンと結合して全身に送られます。

しかし、亜硝酸は血中のヘモグロビンと結合しやすいので、量が多くなると酸素が全身に行く渡らなくなってしまいます。

そのため、酸欠と似たような症状を引き起こし、鼻上げするようなるのです。

こちらも亜硝酸を分解するバクテリアが少ないと起こる現象ですから、対処法はアンモニア中毒と同様、水替えを行って水中の亜硝酸濃度を低くすることです。

また、バクテリアが亜硝酸を分解して出てくるものが硝酸塩というものです。

これは毒性は低いのですが、これを分解してくれるバクテリアを水槽内で増やすのは難しいので、水替えを行って濃度を低くするしかありません。


4.えら病

単にえら病といっても、細菌感染、寄生虫の付着、水道水の塩素、餌のやり過ぎや水温の変化などと原因は様々です。

一般的に多い原因は、カラムナリス菌という細菌感染です。

この菌は尾ぐされ病の原因としても知られていますが、その菌がえらに感染するとえら病を発症します。

症状としては鼻上げの他に、尾びれ等が溶けたようになっている、底の方でじっとしている、えらの開閉が早い、えらの色が白っぽい、または暗赤色になっている、片方のえらだけを動かしているなどが挙げられます。

対処法は水替え、塩水浴、薬浴が挙げられます。

えら病には塩水浴が効果的だと言われていますが、えら病の原因によっては薬浴の方が効果的の場合があります。

症状を良く見て判断することが大切です。

5.餌の要求・金魚の癖

人が近寄った時、ふっと水面に上がって鼻上げをするのは餌が欲しいとアピールしているためです。

朝方や餌をやっている時間にやり始めることが多いのですが、人が水槽の前を通るたびにやる金魚も少なくないです。

お腹が減っているのかと思って餌をやり過ぎると、水質悪化や病気の原因になりますので、餌の回数と量は毎日同じくらいを守るようにしましょう。

また、鼻上げするのが癖になっている金魚もいます。

相手は金魚ですので、口で言って止めさせるわけにはいきませんので、餌の要求や癖による鼻上げを直すのは困難です。

しかし、水面に浮く浮上性の餌から、水に沈む沈下性の餌に変えたことで癖を直したというケースもあります。

金魚が鼻上げをする原因を見つけよう

鼻上げ行動は一見すると可愛らしく思えてしますのですが、その行動の原因の裏に病気や水質悪化が隠れている時に対処が遅れると一大事になります。

他に変な症状がないか、水質は悪化していないか、水槽内の何匹が鼻上げをしているのか、常日頃からの観察が大変重要です。

また、鼻上げ行動は転覆病の原因になるとも言われています。

確実な治療法が見つかっていない厄介な病気ですから、日常的な鼻上げは注意が必要です。

いつもしているから大丈夫ではなく、何か原因があるのではないかと一度は疑ってみてみることが大切です。

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