ストレスフルな世相を反映してでしょうか、最近は猫カフェなるものが増えています。

猫がいっぱいいるカフェで、猫に癒やされながら一時を過ごそうというものです。

集合住宅で猫を飼えない人にとっては、貴重な癒やしの場になりますよね。

ただ、猫カフェに行く際には、守らなければいけないマナーがあります。

マナーを守らないと、お店や猫に迷惑をかけてしまうからです。

今回は、猫カフェに行く前に知っておきたいマナーについてご紹介します。

ペットの同伴は禁止

猫好きの中には、自分の猫をカフェに連れていきたいと思ってしまう人もいるでしょう。

カフェの猫たちが愛猫の友達になってくれればと考えているのかもしれません。

ですが、猫カフェに自分のペットを連れて行くことは厳禁です。

先住猫が2匹目に対して警戒したり、威嚇したりすることがあります。

これは、新しい猫の存在が先住猫にとってストレスになっていることを意味しています。

愛猫を連れて行くと、カフェの猫たちにこうしたストレスを与えてしまうことになりかねません。

猫好きならばカフェの猫たちの気持ちになって考えてあげてください。

写真撮影時にフラッシュをたかない

猫カフェは基本的に写真撮影OKですが、その際に1つだけ気を付けてほしいことがあります。

それは「絶対にフラッシュをたいてはいけない」ということです。

フラッシュをたくことは猫にとってストレスになり、体調悪化を招いてしまう可能性もあります。

また、フラッシュによって猫が失明してしまう可能性もあります。

猫は本来、夜行性の生き物なので、暗いところでも見えるような仕組みになっています。

目が光に対して敏感になっているのです。

この敏感な目にフラッシュの強い光が入ると、刺激が強すぎて失明してしまう可能性があります。

もし猫カフェで写真を撮りたいなら、フラッシュが炊かれないようになっているか事前に確認するようにしましょう。

勝手に食べ物を与えてはいけない

カフェで猫たちを見ていると、エサを与えたくなるのはよく分かります。

ですが、カフェのメニューを初めとする人間の食べ物を与えるのは厳禁です。

人間の食べ物には塩分が含まれていますが、これが猫にとって良くないのです。

猫は基本的に塩分摂取の必要がない動物で、ちょっとした塩分でも摂取過剰になってしまいます。

塩分摂取が過剰になると腎臓に負担がかかり、機能が低下する可能性もあります。

猫の健康を考えるなら、人間の食べ物を与えないでください。

また、キャットフードを勝手に持ち込むのもやめましょう。

普段と違うエサを与えることで、猫の健康面に影響が出る可能性が否定できないからです。

もしエサをあげたいのでしたら、カフェの店員さんに相談してみてください。

カフェで与えているエサを「おやつ」として分けてくれるところもあります。

いずれにしても、カフェに無断で食べ物を与えることは、猫の健康のためにもやめましょう。

猫には優しく接する

いくら猫が可愛くても、無理矢理抱っこしてしまうのはいけません。

これも、カフェの猫にストレスを与えてしまうことになるからです。

場合によっては抵抗されてしまい、ケガの原因になってしまいます。

癒やされに行ったはずが、傷つけられて帰ってきたのでは良い気分はしませんよね。

また、寝ている猫を起こすこともストレスになりますのでやめてください。

猫は1日の半分以上寝ている生き物で、睡眠時間は貴重です。

貴重な睡眠時間を人間の都合で奪ってしまうのは、猫好きにあるまじき行為と言って良いでしょう。

猫は人間の意思など関係なく、自由に生活している生き物です。

カフェでは寝ている猫を眺めて、癒されるぐらいで調度良いのです。

ある程度汚れても構わない服で行く

猫カフェに行く服装に決まりはありませんが、ある程度は常識的な服装で行くべきでしょう。

ただ、猫も動物ですから、抜け毛がついてしまうことは考慮に入れておく必要があります。

キレイな服に毛がついてしまうのが嫌だという人もいるかもしれません。

また、上にも書きましたが、猫は基本的に自由気ままな生き物です。

場合によっては服に爪を立ててしまい、傷めてしまうこともあるでしょう。

猫カフェには、あまり立派な服を着ていくのも考え物だということになります。

ある程度は汚れたり、傷んだりしても良い服を選んで行く方が良いでしょう。

服を気にして猫と戯れられないのでは、猫カフェの楽しみが半減してしまいます。

せっかく行くのでしたら、存分に楽しめる備えをしておく必要があるということです。

猫カフェに行くときは、事前にマナーを知っておこう

猫カフェには猫カフェのマナーがありますが、それは基本的に猫のためのものです。

猫カフェに行くのは猫が好きだからですから、そこの猫に迷惑をかけてたくはありませんよね。

マナーをしっかり守って、猫に癒やされてきてください。

それが猫のためでもあり、あなたのためでもあります。