保健所で猫を引き取る方法

最終更新日:2016年7月18日

保健所にいる猫は、迷い猫か捨て猫かのどちらかです。

どちらにしても数日間は保健所で保護をし、その期間に飼い主が名乗り出なかった場合に、新たな飼い主を探すことになります。

しかし、保健所では、この猫を飼いたいと名乗り出た人に無条件で猫を引き渡す事はありません。

再び迷い猫として保健所に来るようなことがないよう保健所に来るようなことがないように、引き渡すまでにいくつかの成約があります。

今回は初めて保健所を訪れる場合のおよその流れをご紹介します。

1.飼いたい猫を選ぶ

保護されて数日が経ち、飼い主が現れなかった猫の中から飼いたい猫を選ぶ事が出来ます。

タイミング次第ではロシアンブルーやアメリカンショートヘアーなど、人気の純血種がいることもありますし、雑種しかいない時もあります。

希望の種類がある場合には、インターネットで最寄りの保護施設のホームページを見てみると良いでしょう。

ほとんどの施設で迷い猫の特徴や写真を公開しています。

また、純血種の場合や、純血種であろうとなかろうと子猫の場合、引き取りを名乗り出る人が多い傾向があります。

複数名が一匹の猫の引き取りを希望している場合には、先に引き取り登録をした方が優先的に引き取る事になります。


2.保健所に引き取り登録をする

お店でいう会員登録のようなものです。

登録をする際に必要な情報は、おおよそ以下の6つです。

①自分の氏名
②住所
③電話番号
④持ち家か賃貸か(要はペット可の住まいであるかという確認です。)
⑤世帯人数、家族構成、家族全員が外出して家に猫だけになってしまう時間は最長で何時間か
⑥どういう猫を引き取りたいか(どの猫なのかを具体的に記載。引き取りたい猫がいない場合には、猫の種類や色や性別、子猫か成猫かなどを細く記載しておきます。)

その日はここで終わり、保健所から帰る事になります。

そして後日、条件に該当する猫が保護された場合、保健所から「一度見に来てみてください」と連絡が入ります。

しかし、仮にあなたより先に登録した方の中に、あなたと同じ条件で引き取りたいという人がいれば、その人が優先されます。

人気のある純血種であり子猫じゃないと嫌だ、という希望の場合は一年以上待つことになる場合もあります。

3.面接を受ける

保健所の職員の方からいくつか質問をされます。

猫を飼った経験があるのか、完全に室内で飼うのか外との出入りを自由にするのか、あなた以外に猫の面倒を見てくれる家族はいるか、同居家族の中で猫を飼うことに反対している人はいないか、等です。

難しいことは何も聞かれません。保健所の方が「この人に引き取って貰って、猫は幸せになれるか」を判断するための面接です。

あなたの気持ちを聞かれるままに伝えて大丈夫です。


4.研修を受ける

猫を飼うにあたって、飼い主に知っておいて欲しいことを保健所の方が説明してくれます。

日本では年間何匹の猫が殺処分になっているのか、猫の寿命はどれくらいなのか、猫はどういう病気によって死に至ることがあるのか、等です。

簡単にいうと、「責任感を持って猫を飼いましょうね、最後まで面倒を見てくださいね」という説明なのでしっかりと聞きましょう。

その後、猫の生態について30分くらいのDVDを見ます。

猫がかかりやすい病気やその予防法など、初めて猫を飼う方でも安心出来るように一から教えてくれるDVDです。

5.トレーニング期間として、猫を飼ってみる(三日~一週間程度)

あなたが引き取りたい猫を家に連れて帰ることが出来ます。

現在猫を飼っていて新たに保健所から引き取ろうとしている人は、先住猫との相性を見ることが出来ます。

初めて猫を飼う人は、実際に何日か猫と過ごしてみて気付くことも多いはずです。

トレーニング期間最終日には保健所から電話がかかってきます。

ここであなたは「猫を引き取るか、引き取らないか」を判断することになります。

引き取らない場合には、保健所へ猫を返しに行きましょう。


6.引き取り手続きを行い、譲渡完了

引き取りを希望する場合、再度保健所を訪れて、細かい説明を受けます。

全ての猫は、保健所に保護された時点でいくつかの検査が行われています。

寄生虫がいないか、病気にかかっていないかなどを獣医さんが診察しています。

その結果どういう処置を行ったか、体重は何キロなのか、およそ何歳くらいの猫なのか、避妊手術を行っているのか。

処置内容のカルテのコピーを頂いて、手続きは終了となります。

7.出来れば、早い段階で一度動物病院に行きましょう

保健所で獣医さんが診察をしてくれていますが、それは簡単な診察です。

猫特有の感染症、とくにフィラリア症の予防注射は毎年行ったほうが良いです。

フィラリア症は蚊を媒体として感染する病気で、人間には感染しません。

しかし猫の場合は感染してしまうと、基本的に治療法がなく死に至る病気です。

ノミ取りも定期的に行うと良いでしょう。

猫が安心して暮らせる準備を整えよう

譲渡に関する手続きは以上で終了ですが、猫とあなたとの関係はここからがはじまりです。

猫は小さな生き物で、可愛い生き物です。癒しを与えてくれます。

そのお返しに、猫が幸せに暮らせる環境をつくってあげましょう。

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