ドアを開ける猫

猫を飼ってるお宅で意外と悩まれてるのが「閉めてあるドアを開ける」ことです。

ドアを開けられることで、勝手に入ってほしくない部屋に入られてしまうのは考え物です。

そこで、大事な家具などに傷をつけられないように、誰でも簡単にできる対処法をまとめました。

レバー式のドアの前後に重たい物を置く

すぐに解決したと言う方には、自宅にある物で試してみることをオススメします。

方法は簡単で、猫が簡単に動かせないくらいの重さがある物をドアの前後どちらかに置くだけです。

・新聞紙や雑誌を紐で縛るか紙袋などに入れたもの
・空のペットボトル1~2本(四角いタイプ)に水か砂を入れてビニール袋などに入れたもの(水や砂が出てこない様に、十分に密封して下さい)
・空の段ボールに使わなくなった、おもちゃやなどを入れたもの
など、ご自宅で代用できるもので試してみてください。

その際、足などにぶつけてケガをしないように気をつけましょう。

レバーを真上になるように付け直す

現在ついているレバー式のドアノブの、付け根部分の下側についてるネジを、ドライバーなどで外します。

すると、レバー部分が取り外しが可能になりますので、レバーを一旦、外したら真上(垂直)になるように90度回転させてはめ込んだら、ネジで元のように固定させれば完成です。

これだとレバーが横ではなく真上(垂直)になったことで、レバーに手をかけれず、結果的に開けることができなくなります。

レバーの種類によっては外せなかったり、向きを変えることが出来ない物もあるので注意しましょう。

ドアノブをレバー式から丸型に付け替える

飼い主さんがストレスなく、すぐにでも解決したいと言う方には、これが一番オススメの対処法です。

ホームセンターなどで色々なタイプのドアノブが販売されていて、取り付けもご自分で簡単にできるようになっていますので、よほど乱暴に取り扱わない限り、一度取り換えれば基本的には取り外すことができません。

さらに、丸型で回して押すタイプでしたら、なおさら猫には開けることが困難です。

購入される前に、ご自宅のドアに付けられるタイプであるか、しっかりご確認してお買い求め下さい。

ドアの下の隙間にドアストッパーを差し込む

ドアストッパーは本来、荷物の出し入れや通気を良くするためにドアが閉まらない様に、ドアを開けておくための道具ですが、今回はドアストッパーをドアが開かないように、閉めた状態で使います。

まず身近にあるモノで言えば、カレンダーのような少し厚めの紙を、ドアの下の隙間よりちょっと厚く折りたたんで差し込んで使います。

ただ、紙だと破れたり猫が遊んだりする恐れもありますので、その度に作り直すのが面倒ならホームセンターや100円ショップなどでも販売されていますので、好みのドアストッパーを使いましょう。

赤ちゃん用品店で販売されている開閉防止の補助ストッパーを使う

赤ちゃん用品店で販売されているような、赤ちゃんや小さなお子さんが手などをはさんで怪我をしないよう、冷蔵庫の扉や引き出しの開閉ができないようにする、補助ストッパ―を使います。

ダッフルコートのボタンのように、ドア側と壁側のそれぞれに貼り付けて使います。

お店によって色々な種類がありますので、ご自身が使いやすいタイプを購入しましょう。

万が一、猫が飛びかかって壊さないように、必ずドアノブの上部につけて使ってください。

補助ストッパ―は主に強力な両面テープで貼るタイプになっていますので、ドアの塗装や壁紙が剥がれないかをしっかり確認することが大切です。

引き戸式には突っ張り棒を取り付ける

部屋の引き戸を閉めた状態で、突っ張り棒やバットのような物で開けられないようにする方法です。

簡単にできて扉や壁を傷付けずに済みますので、飼い主さんもストレスなく過ごせます、が使う棒の太さと長さに気をつけましょう。

細くて長すぎると、ただ立てかけた状態になるので引き戸を突っ張ることができずに、それまで通り猫が開ける恐れがありますので、できれば直径3センチほどの伸縮性のある突っ張り棒がオススメです。

こちらも100円ショップやホームセンターなどで買うことができます。

引き戸が部屋の内側か、廊下側かで役目を果たさない場合がありますので、その際は別の方法を試しましょう。

引き戸の上部に磁石とL字型の金具をつける

磁石は強力な両面テープを使って、壁などに貼り付けて金目のモノを磁石にくっけたりして使用します。

L字型の金具とセットで使えば、開けやすい引き戸もロックがかかったようになる為、簡単に猫の力では開けることができません。

引き戸の上部に磁石を壁側に貼り付け、L字型の金具を引き戸側に貼り付けるのですが、両面テープは一度貼ってしまうと剥がすことができませんので、付ける前に両方の貼り付ける位置を鉛筆などで印をつけてから、ずれないようにしっかりと貼り付けて下さい。

猫がドアを開けない様に対策しよう

意外に身近なモノを使ったりして簡単に、閉めているドアを開けるのを防ぐことができます。

猫は少しの隙間があると爪や肉球で開けることができます。

でも、何度か試すうちに自分の力では開けることができないと分かると、猫は諦めてくれます。

ですが、今まで自由気ままに出入りしていたのが、ある日突然、扉が開けれないとなると、猫は意地悪心がありますので、あちこちに傷をつけられないよう、たまには扉を開けてあげて、ストレスが溜まらないようにしてあげて下さい。