猫の食いつきを良くしようと単純に考えたら、やはりドライよりもウエットフードがいいと思うものです。
ニオイも強いし、湿った感じが生もののような食感を猫に与えます。
しかし、そんな安価なウエットフードには、添加物がたくさん含まれています。
安価なドライフードも同様です。
ここではこだわりのキャットフードを紹介します。
1.モグニャンのキャットフード
モグニャン・キャットフードは、イギリスの高級キャットフードとして有名な“カナガン”のスタッフが開発に携わって作られた、非常に栄養バランスが整ったキャットフード(ドライタイプ)です。
猫にとって必要なタンパク質を、このモグニャンに含まれている白身魚で摂取することができます。
猫は魚のニオイに目を丸くし、敏感に反応するものです。
安価なキャットフードは化学合成された添加物を使ってニオイをごまかしている部分がありますが、このモグニャンでは人工添加物は一切不使用。
天然成分由来の保存料(ミックストコフェロール=ビタミンE)を使っていて、とても安全に食べることができます。
そのおかげで、白身魚の純粋なニオイに愛猫が反応することができ、喜んでむしゃぶりつくことができます。
また、猫の消化にあまりよくない穀物は含まれておらず(グレインフリー)、厳格な品質基準が適用された工場によって生産されています。
キャットフードの見た目を良くする危険な合成着色料も使用されていません。
2.シシア・キャット シリーズ
美食の国・イタリアのキャットフードメーカーが提供しているシシアキャットフードシリーズは、猫が喜ぶ高級なキャットフードとして有名です。
自然の飼料で育てられた新鮮な鶏の肉と、養殖されていない活きのよい魚の肉を原材料に使用しています。
生体への危険性が指摘されている遺伝子組み換え作物や、化学合成された防腐剤・着色料・添加物などは全く使っていなくて、安全・安心なキャットフードになっています。
さらに、人間が食べるものに適用されるHACCP(ハサップ)の認証も受けていますので、その品質の高さは折り紙付きだということです。
フードのタイプはドライとウエットの2種類があり、どちらかというとウエットの方が人気あります。
安全・安心で、非常に鮮度が高く、水分も一緒に補給できるウエットタイプでは、愛猫の食いつきが良くなることは間違いありません。
しかし、ドライフードも悪くはなく、その種類の数はとても豊富です。
歯に食べ物のカスが付着しにくいのは、ドライフードの方であるということを覚えておきましょう。
3.日本のみのり
とことん“国産”にこだわったキャットフードが、“日本のみのり”です。
国産の良い原材料を使用しているため、どうしても内容量の割に値段が高くなるのと、賞味期限がやや短いのがネックになるところですが、珍しいキャットフードなのでここで紹介します。
日本のペットフードは、ヨーロッパ製のものと比較すると、その質は意外にも低いものが多い傾向にあります。
しかし“日本のみのり”では、減農薬で作られた素材を使用、産地表示が明確なものを使用している、できるだけ手作り(少量生産)で作っているなど、非常にこだわりを持って生産されています。
第一主原料である牛肉も国産のものを使用し、化学合成された保存料・着色料・香料などは、もちろん全く使っていません。
フードの粒の形は、コーヒー豆が小さくなったような形状をしていて、しかも密度が高いので、少し食べただけでも満腹感が得られる仕組みになっています。
これなら安心して、猫の健康のために食べさせることができますし、自然なニオイと食感は愛猫の食いつきを良くすることでしょう。
注意点として、開封したら1ヶ月以内に使い切らなければいけないこと、値段が高いため、贈答用やご褒美用に使うようにした方がいいということです。
4.ロータスのキャットフード
原産国がカナダで、独特で可愛らしいパッケージデザインのキャットフードが、“ロータス”です。
人間でも食べられるレベルの食材をふんだんに使用し、猫が一番必要とする栄養素である“タンパク質”を多く含んだ健康食品です。
ロータスの第一主原料はチキンであり、この次にくる第二主原料は“チキンミール”になっています。
○○ミールと表示されると、“肉副産物”をイメージして、病気の肉や死体の肉が使われていることを想像してしまいます。
しかしロータスでは、補足を書いた欄に、“副産物は不使用”とありますので、チキンミールの中に劣悪な部分は含まれていないということになり、安心できます。
また、ホルモン剤を使っていない鶏肉なので、自然本来の味とニオイに愛猫は飛びつくことでしょう。
そしてオーブンを使ってカリカリに焼き上げられているため、栄養素が凝縮されている点も、愛猫の満腹感と健康維持の両方に役立ちます。
食いつきがよくなるキャットフードを選ぼう
化学合成された添加物や香料という“まがい物”によって食いつきを良くしていないキャットフードは、原材料の質が良くなる分、どうしても値段が高くなってしまいます。
そのため、頻繁に買うというわけにはいかないケースが多いでしょうから、ときどき買い与えてあげるのがよいでしょう。
その間は、低価格でも最低限の品質を実現したキャットフードで代用しましょう。