猫を飼っていると粗相をしてしまうことがあります。
特に畳の上にうんちをしてしまうと、対処に困ってしまいます。
では畳に猫がうんちをしてしまった時、どのような対処をすれば良いでしょうか。
ここでその方法をご紹介します。
1.お湯と中性洗剤で拭き取る
猫はトイレを覚えていたとしても、様々な理由で粗相をしてしまうことがあります。
特に畳にうんちをしてしまうと、ニオイが残ったり色がついてしまうことがあります。
そのため適切な方法で、対処をする必要があります。
いろいろな対処法がありますが、中性洗剤とお湯を使用する方法があります。
まずうんちを雑巾で取り除いてから、キレイに拭き取ります。
この時、バケツに熱めのお湯と中性洗剤を少し入れて、浸しながら行っていきます。
畳を傷めないために、直接中性洗剤をかけないようにしましょう。
また厚めのゴム手袋をつけて行うと、お湯が熱くても処理がしやすいです。
このような処理をすれば、汚れが落ちやすくなり、ニオイも残りにくくなります。
さらに歯ブラシも一緒に活用すると便利です。
畳の目にそって、歯ブラシで優しくブラッシングしてみましょう。
これは粗相の掃除以外でも行われる方法ですが、細かい汚れを取り除きやすいので便利です。
2.水分を多く含んだうんちの処理は、パウダーを使用する
猫が様々な理由で体調を崩してしまうと、うんちに変化が見られることがあります。
便秘気味でうんちが硬くなったり、逆に軟らかくなることもあります。
下痢をしてしまうと、水様便が出ることもあります。
猫が畳にうんちをしてしまった時、水分量が多いうんちほど、処理が大変になります。
水分量が多いうんちの場合、汚れやニオイがしみこみやすくなってしまいます。
畳に猫がこのようなうんちをした時は、まずうんちを雑巾で取り除きましょう。
その後その部分にパウダーなどをまいて、さらに拭くようにすると効果的です。
排泄物の水分を吸い取りやすくなります。
小麦粉を使用しても構いません。
また漂白剤を使用する場合、種類によっては畳を傷める原因になるので、注意が必要です。
猫のうんちの状態を見て、適切な処理を行うようにしましょう。
3.消臭剤を併用する
畳に猫がうんちをしてしまった時は、できるだけ早く処理をすることが重要です。
畳の場合、早く処理をしないと、すぐに汚れがしみこんでしまうからです。
でも畳の洗浄をしてキレイになっても、ニオイが残ってしまった、というケースはあります。
このような時は、消臭剤を併用すると効果的です。
畳をキレイに拭き取った後、消臭剤を吹きかけます。
これでニオイが気にならなくなることもあります。
ペットが粗相をした時の消臭剤は、いろいろな種類の物が販売されています。
畳にも使用できる消臭剤もあります。
畳の部屋があるのに、飼い猫がよく粗相をする場合は、事前に購入しておくと便利です。
消臭の他に、除菌を行ってくれる物が多いので便利です。
効果を得るためにも、使用方法はしっかりと守って行いましょう。
4.キレイにした後、しっかりと乾燥させる
猫が畳にうんちをしてしまったら、前述したとおり、拭き取ったり消臭剤を使うと良いです。
でもその後、畳を乾燥させることも重要になります。
畳の洗浄をしてキレイになったとしても、濡れたままの状態で放置するのはよくありません。
カビや雑菌が繁殖しやすい状態になり、かえって不衛生になります。
窓を開けて風通しをよくして、乾かすようにしましょう。
ドライヤーなどを使用しても良いです。
また畳自体を持ちあげて、干すという方法もあります。
可能であれば、ドライバーなどで畳を引き上げて、直射日光に当てないように干すと効果的です。
5.業者に頼んでクリーニングや張り替えをしてもらう
猫が畳にうんちをしてしまったら、まず飼い主がキレイに洗浄することが大切です。
でも念入りに拭き取っても、その後変色したり、ニオイがなかなか取れないこともあります。
前述したとおり、自力で畳を引き上げることもできますが、慣れないとなかなか大変です。
その場合、業者に頼んで畳のクリーニングをしてもらう、という方法があります。
汚れが酷かった場合、畳の構造上、自力で完全にキレイにすることができないこともあります。
でもプロに頼むことで、満足できるかもしれません。
また変色やニオイが酷い時は、畳自体を張り替えることもできます。
洗浄をした後も、汚れが気になる時は、業者に相談してみると良いでしょう。
畳のクリーニングや張り替え料金は、業者によって違います。
事前に畳の状態や料金などをしっかりと話し合って、検討してみましょう。
畳の汚れの状態によって、猫のうんちへ適切な対処をしよう
畳に猫がうんちをしてしまった時は、素早く対処することが重要です。
汚れがしみこんでしまうからです。
畳に色がついたり、ニオイが残ってしまう前に、キレイに拭き取ることが大切です。
また気になる時は業者に頼んで、クリーニングや畳の張り替えを行うこともできます。
畳の汚れの状態によって、適切な対処をするようにしましょう。