猫が水を飲まない時があります。

水分が不足するとカラダに様々な悪影響を及ぼします。

そのため適量の水分摂取が必要になります。

では猫が水を飲まない時に考えられる理由はどのようなことでしょうか。

ここで紹介していきます。

体調を崩している

猫が水を飲まない時の理由の一つに、体調を崩している可能性があります。

下痢や発熱などを引き起こしている場合によく見られます。

もし水分摂取量が減ったと感じたら、感染症にかかっていないか、観察が重要になります。

猫の感染症は重症化しやすいので注意が必要です。

鼻水やせきは出ていないか、嘔吐はしていないか、チェックしていきましょう。

猫の下痢は様々な原因で起こります。

食あたりやストレスが原因となっている場合もあります。

この場合も何らかの感染症にかかっている恐れがあります。

排泄物の観察を同時に行っていくことが大切です。

体調不良が原因で水を飲まないと、脱水症状を引き起こして、さらに病気を悪化させてしまいます。

そのため猫が水を飲まずいつもと様子が違うようなら、早めに動物病院で診察を受けるようにしましょう。

ストレスがかかっている

猫はストレスがたまっていると、水を積極的に飲もうとしない時があります。

猫がストレスをためてしまう原因は様々です。

周囲の騒音がうるさかったり、エサが不足している時でも起こります。

また急激な環境の変化にも注意が必要です。

猫が水を飲まない時は、ストレスがかかってしまう環境ではないか、考えてみましょう。

猫に大きなストレスがかかるだけでも、カラダに悪影響を及ぼします。

考えられる原因があったら、取り除くようにしましょう。

暑すぎたり、寒すぎる環境でもストレスの原因になります。

特に寒い場所に水の容器を置くと、あまり飲まない時があります。

このような場合、水の容器の置き場所を変えるなど、工夫をしてみましょう。

水の容器が飲みにくい

猫は容器に問題があって、水を飲まない時があります。

飲もうとして容器に近づいても、飲まずに戻ってしまう時もあります。

そのため猫の水の容器を見直してみることも大切です。

飲み口が広めで、安定感のある容器を選ぶようにしましょう。

また自動給水器の使用もオススメします。

猫は流水や水が下に落ちる音が好きです。

容器の水は飲まないのに、洗面所やトイレの水が出ると飲もうとする猫もいます。

でも洗面所やトイレの水を出しっぱなしにするわけにはいかないので、自動給水器はとても便利です。

自動給水器は様々な種類の物が販売されていますが、水を循環させて美味しい水を飲めるようになっています。

猫が自ら水を飲むことは大切なことです。

あまり水を飲まないようなら、試してみると良いでしょう。

水道水のカルキ臭やニオイなどが気になっている

猫が水を飲まない時に考えられる理由の一つに、水道水のカルキ臭が気になっているケースがあります。

この場合お湯を沸かして、冷ましてあげると良いです。

独特なカルキ臭が消えるので、飲むようになることもあります。

また水が冷たすぎると飲まない時もあります。

猫の場合、少しぬるま湯程度の方が好みます。

容器に入っている水が、汚れてしまったり、古くなっていると飲まないこともあります。

容器には常に新鮮な水を用意してあげましょう。

水の容器を洗剤で洗ってしまうと、ニオイが残って嫌がることもあります。

水でキレイに洗ったり、熱湯をかけたりして清潔を保つようにしましょう。

飼い主は猫が美味しい水を、いつでも飲めるような配慮を心掛けましょう。

加齢によるもの

猫が高齢になると、カラダのいろいろな部分に衰えが見られるようになります。

代謝機能が低下したり、カラダの動きも鈍くなっていきます。

また病気にかかりやすくなります。

猫が高齢になると、糖尿病にかかりやすくなります。

糖尿病になると、尿量が増えて水をよく飲むようになることがあります。

でも逆に水をあまり飲まなくなるケースも多く見られます。

そのため猫が高齢になったら水分摂取量の他に、尿の量や色などの観察も重要になっていきます。

水分摂取は多すぎても少なすぎても良くないのです。

普段から適切な量を摂取して、水分バランスを保つことが非常に重要です。

猫が高齢で水を飲まない場合、若い時よりも脱水症状を引き起こしやすくなります。

飼い主はできるだけ水を飲めるような配慮が必要になります。

猫がいつもと様子が違っていたり、水を飲まない状態が続くようなら、早めに動物病院で診察を受けるようにしましょう。

猫が水を飲まない時の理由を考えてみよう

猫が水を飲まない時は、その理由を考えることが大切です。

体調を崩していないか、ストレスがたまっていないか、チェックしていきましょう。

また水や容器のニオイなどが理由の場合もあります。

猫の水分バランスを維持していくことは重要です。

そのため飼い主は猫が適切な水分摂取ができるように、十分な配慮をしていきましょう。