ペットフードに含まれる代表的な添加物7つ。安全性に問題はないの?

最終更新日:2016年1月24日

飼っているペットの健康に気を使っている方は多く、適度な運動をさせたり、より快適な寝床づくりなど様々な工夫をしたりしています。

その中でも特に気を付けたいものと言えば、ペットフードです。

そこで今回はペットフードに含まれる添加物についてご紹介します。


1.プロビレングリコール

プロビレングリコールは主に保湿作用、カロリー源、制菌作用のために添加され、セミドライタイプのフードや犬用のおやつによく使用されています。

プロビレングリコールの臨床実験では犬には特に影響は見られなかったそうです。

しかし猫には赤血球の変化とハインツ小体の変化が見られるため猫用のフードに添加するのは良くないとされています。

猫用のフードに添加することはペットフード安全法で禁止されており、仮に摂取した場合貧血を起こす恐れがあります。

犬に関しては安全とされており、法律で規制もされていません。

人間の食材にも幅広く使用され、原材料表示にはPGと表示されることが多い添加物です。


2.ブチルヒドロキシアニソール

ブチルヒドロキシアニソールは一般にBHAとして知られている酸化防止剤のことです。

酸化防止剤は動物性油脂を多く含むペットフードには必須の成分のため、広く使用されています。

もともとはガソリンの酸化を防ぐために開発されたものですが、安価なことから現在では様々なものに使用されています。

ペットフードにおいてはペットフード安全法により安全基準が定められており、犬猫ともに合計量が150ppm以下となっています。

現在のところ基準値を満たした飼料による健康被害の報告はありませんが、一部では発ガン性が疑われることから使用を控えているペットフード会社もあります。

3.亜硝酸ナトリウム

亜硝酸ナトリウムは発色剤としてペットフードに使われており、特に犬用のジャーキーなどに多く使用されており肉の色を赤く鮮やかな色にします。

亜硝酸ナトリウム自体には危険性はないとされていますが、肉や魚卵に多く含まれているアミンと結合するとニトロソアミンという発ガン性物質が生成されることが報告されています。

ニトロソアミンは強力な発ガン性物質ですが、ビタミンCを一緒にすることによってニトロソアミンが生成されないことが分かっており、最近のペットフードにはビタミンCを一緒に添加してあることが多いです。


4.赤色3号

赤色3号はエリスロシンと呼ばれる赤色の合成着色料でペットフードのほか、人間の食べる洋菓子やかまぼこにも使用されています。

日本では認可されていますが、アメリカやポーランドでは食品への使用が禁止されています。

ラットへの臨床実験では赤血球数の減少や甲状腺腺腫の増加が報告されており、発ガンリスクの可能性が指摘されています。

赤色3号は熱に強く、タンパク質と結合しやすいのが特徴で、赤色102号とよく併用されています。

5.ソルビトール

ソルビトールはペットフードだけでなく人間の食品も含め、最も幅広い使用用途を持つ添加物です。

食品では甘みを付けるための甘味料や、細菌繁殖を抑制する保存料としてよく使用されています。

もともと自然界にも存在する物質で、林檎の蜜の主成分としても知られています。

そのためペットフードにおいても以前から頻繁に使用されている物質の一つであり、現在のところ健康被害や危険性は指摘されていません。

ただしソルビトールはトウモロコシやジャガイモのでんぷんをもとに作られることが多く、遺伝子組み換えのトウモロコシやジャガイモによって生成する場合は危険性がないか確認が必要だとする声もあります。


6.ビートパルプ

ビートパルプはサトウダイコンから砂糖を絞った後に残ったものを言います。

絞りかすとは言え、少量の糖分は残っているため甘味成分としての役割もあり、ペットフードの食いつきが良くなるとのことから主に犬用のペットフードによく使用されています。

また非常に安価で手に入るため、量販店で売られている安価の割に量の多いドッグフードには、かさ増しを目的に多く使用されていることもあります。

ただし、食物繊維を消化することが苦手な犬が大量に摂取してしまうと慢性的な便秘に陥ってしまう可能性があり、特に噛む力が衰えてきた老犬の場合は注意が必要です。

なお原材料表示に「食物繊維(ピートバルブなど)」と表記されている場合は、おがくずやピーナッツなどの殻を使用している場合があり、より負担をかけることになるため老犬には向きません。

7.合成調味料

合成調味料とはうまみ成分の事で、主にペットのフードの食いつきをよくすることを目的に使用されています。

合成調味料にはいくつかの調味料が配合されていますが、企業ごとでも配合具合は変わることと、企業秘密にあたることから何が使用されているかを知ることはほとんどできません。

合成調味料が入っているかどうかによってペットがフードを食べるかどうかが変わるという実験結果もあり、配合されているほうが食いつきが良くなる傾向にあります。

ただし、何が調合されているか分からないことと、合成調味料を作るために添加した物質は表記しなくても良いというルールがあることが不安の種と言えます。

ペットフードを買うときは原材料表示に目を通しておこう

ペットフードの添加物は人間の食品の添加物とよく似通っています。

添加物と言っても一概に危険というわけではなく、必要性があり使用していることの方が多くなります。

しかし、中には危険性が指摘されているものもあるので、気になる方は無添加のペットフードを選ぶと良いでしょう。

ペットが健康で長生きできるようペットフードの原材料表示にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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