リスの代表的な7種それぞれの特徴

最終更新日:2016年4月16日

ふわふわのしっぽに大きな目。

リスはペットとしてもとても人気があります。

リスと言えば、森の中でドングリなどの木の実を食べているイメージがありますが、リスの仲間にはどのような種類の動物がいるのでしょうか。

そこで、今回はリスの仲間の特徴をご紹介します。

1.プレーリードッグ

プレーリードッグは、「ドッグ」と付いていますが、犬の仲間ではなくリスの仲間です。

タカなどの天敵が近づいてくると、犬のような鳴き声で仲間に危険を知らせるところから、プレーリードッグ(草原の犬)と呼ばれています。

しっぽの先に黒い毛が生えているのが特徴です。

野生のプレーリードッグは、アメリカ合衆国中央部の平原や高原に住んでいます。

「コテリー」と呼ばれる群れを作り、オス1頭とメス数頭、その子どもたちの8頭前後で共同生活をしています。

丈夫な鉤爪で地面に穴を掘り、トンネルの中で生活しています。

トンネルの長さは4mから34mにも及び、子育て用の部屋など用途に応じて使い分けています。


2.シマリス

リスといえば、シマリスを思い浮かべる人も多いです。

背中に黒い5本の縦じま模様が特徴的です。

くりくりとした大きな目やふさふさしたしっぽを持ち、その愛くるしい外見からペットとしても人気です。

シマリスには、ハムスターと同じように「頬袋」を持っています。

食べ物を見つけると頬袋に詰め込み、安全なところに運び、そこで食べます。

頬袋の中に5個から7個のドングリを詰めることが出来ます。

巣は、樹木の空洞を利用したり、地面に巣穴を掘っったりして生活しています。

シマリス=冬眠というイメージがありますが、冬眠するのはトウブシマリスだけで、北アメリカ西部のシマリスは冬眠せずに巣穴の蓄えで冬を越します。

3.モモンガ

モモンガは、リスの仲間です。

前足から後足の間に張られた「飛膜」という皮膚のひだを広げ、木から木へ滑空して移動します。

同じリスの仲間のムササビとよく似ていますが、体の大きさ、飛膜の付き方、しっぽの形状、目の大きさなど違うところがあります。

モモンガは夜行性の動物で、標高の比較的高い森に住んでいます。

フクロウやイタチなどの捕食者を避けるために地面には滅多に降りず、ほとんどを樹上で過ごします。

基本的には単独行動する動物ですが、冬になると体を温めるために、複数のモモンガが集まって同じ巣穴で過ごすこともあります。


4.キタリス

キタリスは、北東アジアやヨーロッパに分布するリスです。

北海道にいるエゾリスはキタリスの亜種にあたります。

体の毛の色は、明るい赤色から黒に近いものなど、生息地によって異なりますが、ふさふさのしっぽと耳の長い毛が共通の特徴です。

キタリスは昼間に活動する動物で、日中は活発に食べ物を探しています。

ドングリなどの木の実を地中や木の皮の下に隠す習性があり、その隠し場所は2000ヵ所から4,000ヵ所にもなります。

また、キタリスは歯が発達しており、硬いクルミの殻も簡単に割ることが出来ます。

爪は頑丈で、爪を駆使して木の幹を自由に移動します。

5.タイワンリス

タイワンリスは、アジア全域にかけて広く分布しているクリハラリスの台湾固有種です。

日本にいるタイワンリスは、公園などから逃げ出した個体が各地で野生化して定着しています。

昼間に活動する動物で、単独行動をします。

雑食性で、主に木の実や草や花などの植物性のエサを食べますが、カタツムリを捕食することもあります。

繁殖力は高く、年に1回から2回子どもを産みます。

繁殖時期は特に決まっていません。

中には、年3回出産した例もあります。

本来は低山帯から亜高山帯にかけての常緑広樹林に生息していますが、住宅地などでも生活出来ます。

そのため、畑の作物を食い荒らすなどのトラブルが起き、外来生物法における特定外来生物に指定されました。

現在、日本での飼育は禁止されています。


6.ケープアラゲジリス

ケープアラゲジリスは、ボツワナ、南アフリカ、ナミビアの砂漠や乾燥したサバンナに住むリスの仲間です。

メスは2匹から3匹のメスと子どもたちで群れを作り、オスはオスだけで群れを作ります。

繁殖時期だけオスとメスは一緒に過ごします。

昼間に活動する動物で、夜が明けると巣から出て毛繕いを行い、日没まで食べ物を探しています。

球根、果実、草、昆虫を食べますが、水分はこれらから補っています。

ケープアラゲジリスは、ミーアキャットやキイロマングースと同じ巣穴で共生することがあります。

これらの動物は天敵が同じで、危険を感じたときに鳴き声を出して仲間に知らせる習性があります。

そのため、違う種類ではありますがお互いに協力しあって群れを守っていると考えられています。

7.フィンレイソンリス

フィンレイソンリスは、東南アジアに分布しているリスの仲間です。

樹上生活を行います。

「フィンレイソン」とは、17世紀にタイやマレー半島でこのリスの研究を行っていたスコットランド人の自然学者・フィンレイソンに由来します。

体毛に様々なバリエーションがあり、黒、白、茶、ベージュ、グレーなど17種類が確認されています。

フィンレイソンリスには、シマリスなどの他のリスのような頬袋がありません。

その代わり、アリクイのような長い舌を持っています。

この舌は、ココナッツの実に穴を開けて中の果汁を吸ったり、花の蜜を舐めるために使われています。

多くいるリスの仲間たち

リスの仲間は外見が可愛らしく、体の小さな動物が多いですが、暮らしている環境に合わせて多様に進化しています。

手先が器用でほのぼのとしたイメージがあるリスですが、生態系ピラミッドでは下位に存在する動物であるため、捕食者から逃れ、生き残り、子孫を残すためにそれぞれの環境で賢く、そしてしたたかに生きています。

そういった面もリスの魅力のひとつだと言えます。

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