かわいいペットには憧れるけれどお金がかかるのではないか。

そう思ってなかなか飼育を始められない人は結構いるのではないでしょうか。

実はお金があまりかからないペットは意外と多いのです。

そんなお得なペットをご紹介します。

メダカ

まずメダカそのものの値段自体がとても安いです。

もっとも手に入りやすいヒメダカという種類だと10匹100円などで売られています。

ラメや長いヒレなどを持つ変わった種類なら時に1匹5,000円ほどの値段が付くときもあります。

または、買った水草に知らないうちに卵が産み付けられており、孵化してから気づくといったこともあります。

飼育容器はきちんと管理できるのであれば100均のたらいなどでも大丈夫です。

エアーを入れてしまうと水に流れができメダカが泳ぎ続けなければならなくなるため必要ありません。

またメダカは直射日光を好むため、炎天下に置いておくのがオススメです。

冬場は冬眠するためエサをやる必要はありません。

エサ代電気代その他維持費はほとんどかからないと言っていいでしょう。

クサガメ

黒っぽい体に黄色い模様のクサガメは、ペットショップの他全国の川や池でも普通に見られます。

子供はゼニガメとして売られていて、生まれたての500円玉サイズのものですと1,000円いかないくらいです。

メダカと同じく飼育容器は100均のたらいや衣装ケース、エサも100均のものがあります。

大人になって食べる量が増えると、大きなボトルで1,000円ほどのエサが売っていますが、1度買うと数ヶ月は持ちます。

甲羅干し用の陸地もプラスチックの大き目の石鹸ホルダーなどを利用すれば汚れたときに洗いやすく便利です。

紫外線も日陰も必要なため、炎天下を避けた外飼いが良いでしょう。

冬に冬眠をさせるのであれば、その間は加温もエサも必要ありません。

ベタ

オスの長いヒレと鮮やかな体の色が魅力のベタ。

価格は一番安いトラディショナルという種類だと500円くらいから、高級な種類だと10,000円近くなるものもいます。

ペットショップでは小さな瓶に1匹ずつ入って売られているのを目にすると思います。

ベタは空気呼吸ができる魚なので、そのような容器でも問題なく飼うことができるのです。

もともと強い水流を好まないこともあり、エアーも必要ありません。

また小食なため、エサは1度買うとかなり長く持ちます。

ジャンプ力があるため、飛び出し防止に蓋をするといいでしょう。

オス同士を同じ水槽で飼うと殺し合いのケンカを始めてしまうため単独の飼育をしてください。

ジャンガリアンハムスター

人によくなれる夜行性のジャンガリアンハムスター。

ノーマルカラーだと価格は500円~1,000円前後くらいで購入できます。

衣装ケースやプラケースでも飼育は可能ですが、脱走が心配な人は金属を使ったハムスターゲージがオススメです。

一番安いもので1200円前後と多少値が張りますが、回し車やエサ、水入れなど付属品が付いているものもあり意外とお得です。

エサはハムスター専用のペレットの他に果物や野菜、煮干し、チーズなどを時々与えます。

これらは人間が食べるときに少し分けてあげればよいため手間はほとんどかかりません。

魚やカメと比べると少しだけ値段が張りますが、ほ乳類の中ではダントツでお得と言えます。

文鳥

赤いくちばしがキレイで人によくなれる文鳥は、一番ポピュラーな桜文鳥で2~3,000円くらいで売られています。

飼育ケージは安いもので3,000円前後、付属品として、とまり木やエサ・水入れが付いていることが多いです。

エサは100均でも手に入れることができます。

手乗り文鳥を育ててみたい方は、ひなの飼育にチャレンジしてみても良いでしょう。

ただしこの場合は3、4時間ごとにエサをあげる必要があるため手間がかかります。

今までご紹介してきたペットたちと比べると初期投資が高いですが、文鳥はとても丈夫です。

きちんと世話をすれば維持費はさほど高くなりません。

カイコ

シルクとなる絹糸を作る蛾のカイコ、小学校で育てたことがある人も多いと思います。

卵は30~100粒単位で販売されているようで、価格は1,200円から2,000円ほどです。

飼育容器はなんとお菓子の空き箱、エサは桑の葉の他に人工飼料もあります。

桑の葉は公園などに生えていることもありますが、エサとして使用する場合は必ず許可を取ること、そして農薬が使われていないかを確認してください。

人工飼料は500g1,000円弱ほどで、これだけで15~25匹のカイコを育てることができるそうです。

また幼虫と飼育に必要なもの一式が揃ったセットもあります。

静かなペットなのでマンション住まいの方にもオススメです。

お金がかからないペットでも愛情を持って育てよう

お金がかからないだけでなく世話もしやすいペットならば、一人暮らしで留守にしがちな人でも飼うことができますね。

しかしペットは命を持った生き物です。

安いからと言って命の重さまで軽いというわけではありません。

最後まで責任を持ち大切に育てる覚悟ができてからお迎えしてあげてくださいね。