喘息持ちの人は、どうしてもペットを飼うことに制限が発生してしまうでしょう。
家族に喘息持ちの人がいると、ペットと生活するのは難しいと考える人も多いです。
しかし、喘息持ちの人でも、比較的一緒に暮らしやすいペットはいるものです。
熱帯魚は喘息に影響が出ない
喘息持ちの人が特に飼いやすいペットが熱帯魚です。
もちろん、熱帯魚だけではなく、金魚やメダカなどでも構いません。
一世を風靡した過去もあるウーパールーパーは愛嬌のある顔立ちが魅力的ですし、おうちの入れ替えができるヤドカリなども、ペットとして密かな人気を誇っています。
基本的に水中やそれに準ずる環境で暮らすことができるペットは、喘息に悪影響を及ぼすことがありません。
それでいて、しっかり水槽の水を替えたり、酸素濃度や水の温度にこだわったり、きちんとエサやりや掃除をしないと、すぐに弱ってしまうペットでもあります。
水槽の内装にこだわったり、見栄え良く小物や水草を配置する楽しみもあるでしょう。
しっかり手間暇をかけて動物を育てている感も味わえますから、生き物と暮らす醍醐味もたっぷり堪能できます。
アクアリウムは見た目も美しく、室内のディスプレイとしてもおしゃれで人気が高いという魅力もあります。
ハリネズミは注目度も高くてオススメ
ハムスターのような小さなペットを飼いたいけれど、喘息持ちがネックになってしまっていると言う人には、ハリネズミがオススメです。
近年はSNSをはじめとしたメディアでの注目から、国内でも人気度が高まっており、ハリネズミを専門に扱っているペットショップも登場しているほどです。
室温や食事に気を付けてあげれば、ハムスターやモルモットのようなペットと同じように飼育することができます。
細かい毛がない生き物なので、喘息持ちの人でも比較的飼いやすいという特徴があります。
ハリが危ないのではないかと気にする人もいますが、飼い主としての注意点をきちんと守れば、怪我をすることなく安全に交流できます。
キュートなルックスも魅力的ですし、慣れるとかなり距離も縮まりますので、ペットを飼う楽しみを存分に味わえます。
爬虫類はユニークなペットが好きな人にぴったり
ハリネズミと同じく、室温とエサに気を付けてあければ、意外と飼いやすいのが爬虫類です。
体毛がまったくないので、喘息持ちの人でも体調に関係なく安心して共に暮らすことができます。
大きな鳴き声もなく、生エサしか食べないといった苦労もないので、一人暮らしの部屋などでも飼いやすいです。
犬や猫のようなメジャーなペットではありませんが、一部の根強いファンがいるため、専門のペットショップや病院も探しやすいでしょう。
初心者でも飼いやすく、かつ人気が高いのは「ヒョウモントカゲモドキ」。
身体がとても丈夫で、動きもゆったりしていることから、ペット向きの爬虫類として発布クラスと言われています。
通称「レオパ」と呼ばれており、長生きしてくれますし、人にも懐きやすい品種です。
しつけもしやすいので、トイレ位置などを覚えさせたり、手に乗せたりして、ふれあいをたっぷり楽しむことができるでしょう。
世界的にペットとして愛好されているものでは、「フトアゴヒゲトカゲ」もいます。
子どものときは幼虫を食べますが、大人になれば野菜だけで生活するようになるため、爬虫類の中でもエサが用意しやすいというメリットもあります。
レオパよりも恐竜に似たワイルドな風貌が人気です。
長生きで飼いやすいカメは不動の人気
「ミドリガメ」や「ゼニガメ」などの小さな個体から、「ホルスフィールドリクガメ」のような30センチを超えるサイズまで、カメは種類がとても豊富です。
「ロシアリクガメ」と呼ばれることもある「ホルスフィールドリクガメ」は、カメ好きにはとても人気が高い品種です。
健康的に育てれば、なんと20年以上生きることができるので、ずっと一緒に暮らしたい人にオススメです。
紫外線ライトとたっぷりの水さえあれば、数日留守にしても大丈夫なのも魅力です。
一人暮らしの場合であっても、比較的飼いやすいでしょう。
もちろん、体毛がないので喘息持ちの人に安心なペットです。
カラフルなペットならヘビにも注目
爬虫類の仲間でも、カラフルで華やかな模様を楽しみたいという人は、ヘビもオススメです。
体毛はないから喘息持ちでも安心して飼うことができますし、冷凍マウスが基本的なエサなので、生エサの準備も必要ありません。
寒いシーズンに弱いので、ヒーターを用意してあげれば安心して飼うことができます。
小さくてキュートな「アカダイショウ」は、ペットとして一人暮らしの女性等からも人気が高まっています。
とても大人しい性格の品種なので、ほとんど噛むことはありません。
喘息持ちでもペットと暮らすことができる
いかがでしたか?喘息持ちだと、どうしても自分はペットが飼えないんだと思い込んでしまっているパターンも少なくありません。
確かに、抜け毛の多いペットは飼いにくいですし、症状が悪化してしまうことは、飼い主にもペットにも良いことではないでしょう。
しかし、体毛がないペットであれば、体調に悪影響なく飼えるものがたくさんいます。
それぞれにエサや室温などの特徴もありますから、自分が良いと思ったペットを、飼育環境と合わせて慎重に選ぶようにしましょう。