犬や猫の肉球はとても可愛いですよね。
プニプニしていたりちょっと硬かったりの触り心地だけでなく、形もとても可愛いですね。
犬や猫だけでなく、肉球がある動物は他にも沢山います。
ではどのような動物に肉球はあるのでしょうか。
1.ネコ科・イヌ科で猫と犬以外の動物
猫や犬にあるので、勿論仲間の動物にも肉球はあります。
ネコ科だとトラやライオン、チーターなど、皆猫と同じように肉球が付いています。
しかし大型動物なので肉球もやはり大きいんですね。
手根球と言う手のひらの少し下にある部分は猫だとあまり気にならないのですが、大型の猫となると流石にこの部分もとても大きく主張しています。
こんなにも大きな肉球だと、さぞかしクッション性も良く触ったらとても気持ちいいんだろうな、と思ってしまいますがそうでもません。
ずっと地面の上で暮らしているトラやライオン等の肉球はかなり硬いそうです。
猫でも硬くなるのでやはり大きな体重を支えて土の上を歩いているとプニプニを保てないんですね。
変わってイヌ科の動物だとオオカミやタヌキ、キツネなども勿論肉球があります。
ほぼ犬と同じ姿なので肉球も同じようです。
2.クマ科も肉球がある
クマは犬や猫と違い、大きな手のひらの肉球の上に小さな指の肉球が5つ並んでいます。
実は犬や猫も指の肉球は5つあるのですが、1つだけ少し下に小さくぽつんとあるので気づきにくいんです。
指の生え方が関係しているようでクマは5本の指がに横一列に並んでいるので、肉球も5つ並んであるんですね。
パンダは手のひらの肉球がクマと比べると随分と細いようです。
シロクマも同じように細くなっているのですが、寒い地域で暮らすパンダやシロクマは寒さを防いだり、雪の上で滑り止めとして肉球の間に生える毛がとても長くなるそうです。
少しでも毛の生える面積を多くするためにこのような形になったんでしょうかね。
レッサーパンダも同じように毛が長く、肉球が見えないほど毛で覆われています。
同じクマ科でも身体の小さなアライグマはタヌキとそっくりなので肉球も同じだろうと思いきや実は全く違うんです。
アライグマの手は人間の手のような形をしているので、人間の手のひらと指の先にプニッとした肉球がついているような感じになっています。
器用に物をつかめるのもこのお陰なんですね。
3.イタチ科
水にプカプカ浮いているラッコにも実は肉球はあるんですね。
小さな手のひら全体が分厚いグローブのような形状の肉球になっています。
肉球がある所は毛が生えていないのですが、バンザイするように水面にあげたり、温かいほっぺたや目に押し付けるなど、冷えないように工夫した姿がとても可愛いです。
また、流されてしまわないようにラッコ同士でしっかりと手を繋いで眠る事もあるのですが、この時にも肉球は滑り止めとして役に立っているんでしょう。
カワウソの小さな手にもしっかりと肉球はあります。
小さくて細長い指先にぷっくりと可愛くついています。
カワウソと握手が出来る場所もあるので、小さな肉球に触れてみたい方は行ってみてはいかがでしょうか。
フェレットも同じように小さな肉球ですが、アナグマやラーテルは同じイタチ科でもまた違ってクマのようなしっかりした肉球をしています。
4.げっ歯類にも肉球がある
最近人気のカピバラは面白い肉球の形をしています。
なんと真ん中の一番大きな肉球がハートの形に見えると話題になっているのです。
確かにハートをひっくり返したような形でとても可愛いです。
指の先にも肉球があるようなのですが、あまりふかふかした感じはなく硬そうに見えます。
カピバラも触れ合える動物園もあるので、どのような感じなのか触って確認してみるのもいいですね。
シマリスもとても小さいながらもぷっくりした肉球があります。
サイズを測ってみるとなんと2ミリと言うとても小さな物が指先についているそうです。
その小さな肉球を使って、しっかり掴んでご飯を食べているんでしょうね。
小さなネズミ達は気づかれないように足音を消したり、素早く走るために小さくても立派な肉球がついているんです。
5.有袋類
カンガルーは手の肉球はグローブのように手のひら全体が肉球になっています。
しかし面白いのは足の裏です。
カンガルーは足の指は4本あるのですが、一本だけが圧倒的に大きくてその横にちまちまと他の指が付いているようになっています。
なので肉球も大きな指には大きくついていて、他の指の肉球は本当に小さくなっています。
肉球の質もプニプニした感じではなく、とても硬そうなゴムのようです。
カンガルーは後ろ足でピョンピョン飛ぶのでしっかり丈夫になっているんでしょうね。
コアラにも黒い肉球があります。
鋭い爪だけでなくこの肉球を使ってしっかりと木にしがみついているんですね。
沢山の動物に肉球はある
犬や猫以外にも肉球がある動物は本当に沢山いるんですね。
大きさや形は違うけど、皆同じような役割を持っています。
しかし大きくて怖そうな動物でもやっぱり肉球は可愛いですね。
これら以外にも沢山いるので様々な動物の肉球を調べてみるのも楽しいんではないでしょうか。
逆に肉球がない動物はどのような物がいるんだろうと言うのも気になりますね。