ペットホテル

旅行や急な出張など、ペットを飼っている人であれば知っておきたいと思うのがペットホテルの情報です。

特に犬や猫のペットホテルは近年激増していて、その価格設定やサービスも様々ですので、今回はペットホテルの料金についてご紹介します。

犬の場合は大きさ(体重)によって変わってくる

大体の相場ではありますが、
小型犬(5キロ以下)は3,000円前後、
中型犬(5~10キロ)は4,000円前後、
大型犬(10~15キロ)は5,000円、
超大型犬(15キロ以上)だと6,000円というのが全国的な相場です。

首都圏のペットホテルだと、全体的にもう少し高い場合もあります。

ペットホテルには細かい基準が無く、そのホテルごとに金額は自由設定なので、よく調べると同じような条件でも価格が2,000円、3,000円違うということもよくある話です。

しかし、基本的には小さい(体重が軽い)ほど安く、大きくなればなるほど料金は高くなります。

その理由は単純に大きい犬の方が広い場所が必要であることや、世話が大変であることが挙げられます。

猫の場合は部屋の大きさのみで、体重はあまり関係ない場合が多い

猫は個体差が特別に大小差があるわけではないので、借りる部屋の広さで料金が決まっている場合が多いようです。

トイレとベットだけ置けるくらいのスペースの部屋から、3段ほどのステップがある大きなお部屋まで様々です。

価格は3,000円から5,000円となっており、一番広い部屋にしても1泊5,000円を超えるケースはあまりありません。

ただし、猫は家の中で自由に行動させている場合が多いので、いきなり狭いスペースに1日中閉じ込められてしまうと大きなストレスを溜めてしまう心配があります。

1日過ごす環境を考慮してあげて、預けるときの部屋のスペースを決めてあげると良いでしょう。

部屋の広さで料金が違ってくる

犬の大きさでペットホテルの利用料金が決まりますが、もう一つ重要な要素としては部屋の広さです。

スタンダードな広さの部屋が犬の大きさのクレート別であるのに対して、ミニスイートやスイートといった畳1畳から3畳ほどの広いスペースが1匹に与えられる部屋もあったり、中には和室6畳サイズの大きな部屋を用意しているペットホテルもあります。

ペットホテルに十分な広さを用意している施設に関しては、飼い主が犬に合わせた部屋の広さを選んであげることができますが、その分値段も高くなります。

スタンダードが3,000円~6,000円程だとすると、

スイートクラスで6,000円から10,000円、

もっと大きな部屋になると1泊10,000円を超える部屋もあります。

犬の大きさや性格にもよりますが、ずっとクレートの中に閉じ込めておくのはストレスが溜まってしまう子も多いと思うので、預ける日数が長ければ長いほど、十分なスペースを確保できる環境を用意してあげた方が良いでしょう。

色々な割引サービスがあるペットホテルも多い

今はペットホテルの競争も激しい時代です。

ペットホテル専門のところもあれば、獣医さんで預かりをやっていたり、ペットショップやトリミングなどの施設と一体化したペットホテルもあったり、ニーズによって使い分けることができます。

そのため、色々なサービスも充実してきています。

例えば、2頭以上預ける場合は2頭目からは割引があったり、1つの部屋で複数頭預ける場合は2頭目からは一番安い料金プランに設定されていたり、3泊以上は何割引きや預かり中のトリミングは○%オフなど、そのサービスは多岐に渡ります。

特に多頭飼いの飼い主さんは、こうしたサービスがあるペットホテルを探しておくと少し安くペットを預けることができます。

割増料金がある時期

ここまでは一般的な料金を紹介してきましたが、割増料金になるいわゆる繁忙期にペットを預けると、一泊の料金はもっと高くなります。

年末年始やゴールデンウィーク、お盆といった長期連休中は、ペットホテルも特別料金を設定しているところがほとんどです。

相場としてはだいたい10%から20%増しの料金というところが多いようです。

営業時間外のお迎えなどになってしまうと、それにプラスして時間外料金がかかるので注意が必要です。

チェックインチェックアウトの時間も、それぞれのペットホテルで違うので確認しておきましょう。

中には朝9時から翌日20時までで1泊料金というペットホテルもあるようです。

ペットホテルの料金の相場を知っておこう

ペットホテルは、飼い主がどのような環境で預けたいのかという希望で料金が変わってきます。

安く済ませたいと思いはあると思いますが、愛するペット達が留守の間、楽しく快適に過ごせるような環境を、飼い主として用意してあげたいものです。

そして、ペットホテルのスタッフが信用できる人たちがどうかというのも重要ですので、できれば事前に一度預ける練習をして、料金やスタッフとのコミュニケーションをとっておくと安心です。