ハムスターを飼ったら、手乗りしてもらいたいと思う方も多いでしょう。
でも飼い主だけの力で、ハムスターを手乗りさせることができるのでしょうか。
ここではハムスターに手乗りしてもらうコツをご紹介します。
好みのエサで訓練する
ハムスターにも個体差があり、エサの好みもそれぞれ違います。
飼育しているハムスターが好むエサで手乗りの訓練をしてみましょう。
個体差があっても、ひまわりの種やフルーツを好むハムスターは多いです。
ハムスターの好物を手に乗せ、手乗りしてもらうのを待ってみます。
慣れるまではこちらに来ても、噛まれる回数が多いでしょう。
でも根気よく続けていけばハムスターも慣れていき、時間がかかっても手乗りしてもらうことが増えていくことでしょう。
エサで手乗りしてもらうようになったら、徐々に何も乗せない状態で手を差し出すようにして行ってみましょう。
その際ハムスターは周囲の変化に敏感なので、無理やり手に乗せるようなことは避けましょう。
ストレスをかけないよう、徐々に慣らしていくことが大切です。
普段からスキンシップを心掛ける
まずはいきなり手乗りの訓練をするのではなく、スキンシップから始めていきます。
ハムスターを優しく撫でてあげたりして、スキンシップをするようにします。
最初はハムスターが嫌がって逃げてしまうことが多くても、根気よく続けていくと次第に近づいてくる回数も増えてくるでしょう。
普段からスキンシップをすることで、ハムスターと信頼関係を築くことができます。
ハムスターと飼い主が信頼関係を築くことで、安心感を与えると手乗りしてもらえるようになります。
慣れてきたら具体的に手乗りしてもらう訓練を行います。
具体的に指一本差し出すのではなく、優しく両手全体を差し出すようにします。
最初は絶対に手に乗ってもらおうという気持ちで接するのではなく、手の臭いを覚えてもらうような気持ちで行ってみましょう。
飼い主の臭いを同時に覚えてもらうことで、より一層手乗りしてもらえるようになっていきます。
慣れやすいハムスターを飼育する
ハムスターは種類によって、慣れやすさが違います。
ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターは、人に慣れやすいです。
手乗りしてもらいたいなら、この種類のハムスターを飼育すると良いでしょう。
ロボロフスキーハムスターは体が小さめで、最近人気もありますが人に慣れにくいです。
手乗りしてもらうには不向きで、観賞用として飼われることが多いです。
スキンシップをしようとして手を差し出しても、逃げてしまうケースが多いです。
個体差もありますが、時間をかけてもなかなか難しいのは確かです。
事前にハムスターの種類による特性をよく理解して飼育するようにしましょう。
おとなしいハムスターを購入する
同じ種類のハムスターであっても、性格は全然違います。
手乗りをしてもらいたいなら、おとなしいタイプのハムスターを飼育すると良いでしょう。
ペットショップで購入する時、店員にその旨を伝えると相談にのってくれるはずです。
店で売っているような幼いハムスターでも、性格がはっきり出ることが多いです。
例えば店員が手を差し出しても噛まないハムスターは、大人になってもおとなしいタイプが多いので、手乗りしてもらえる確率が高くなります。
なかなか手乗りしてもらえなくても、根気よく訓練すれば覚えてくる可能性が高いです。
ハムスターに手乗りしてもらいたいと思って飼育するなら、事前におとなしいハムスターを購入するのもコツです。
また初めてハムスターを飼う人は、おとなしいハムスターの方がスキンシップもとりやすいので、早く手乗りを覚えてくれる確率も高くなります。
訓練は夜に行う
ハムスターは夜行性の小動物なので、昼よりも夜の方が手乗りを覚えやすいです。
昼間は寝ていることが多いので、夜の方が能力も活発になって慣れていくのも早いです。
昼間は静かな場所にケージを置くようにして、手乗りの訓練は夕方から夜にかけて行うようにします。
独り暮らしの方も家族のいる方も、夜は疲れた身体を休める時間です。
そんな時ハムスターの世話をしてふれあいながら、手乗りの訓練をするのも良いでしょう。
疲れた身体の癒しになります。
また実際に手乗りしてもらえるようになったら、更なる癒しになるはずです。
でもハムスターが頻繁にケージをかじったり、走り回っているような時は夜でも避けるようにします。
ハムスターが何らかの原因で興奮している可能性があるからです。
ハムスターにとってかえってストレスになるようであれば、日によって落ち着いている時を見計らって訓練を行うようにしましょう。
ハムスターの手乗りは根気よく訓練していくことが大切
ハムスターに手乗りしてもらう方法は、紹介したようにいくつかあります。
でも慣れやすいハムスターを飼育しても、中にはなかなか手乗りしてもらえないこともあります。
人間にも言えることですが、ハムスターの能力や性格もそれぞれ違います。
飼い主が手乗りしてもらえる環境を整え、焦らず根気よく接していくことが大切です。