シマリスは好奇心旺盛でやんちゃな性格の持ち主が多いですが、飼い方によっては飼い主になつきやすい動物でもあります。
シマリスになついてもらうためには、どのようなポイントに注意して飼育すれば良いのでしょうか。
小さい時から人間に慣れさせる
シマリスは非常に頭の良い動物なので、小さい時から人間に慣れさせることで、人になついてくれるようになります。
シマリスは犬と同じような習性を持っており、相手が自分よりも上か下かを見極めているのです。
それによって態度が全く違うので、シマリスがなるべく人間になつくように慣れさせることが大切です。
もし小さい時から飼うことができなければ、ペットショップで飼う時になるべく人になついているシマリスを選びましょう。
手を出した時に自分から乗ってくるシマリスなどは、しっかりと人間慣れをしているので、飼うとすぐに慣れてくれるようになります。
なるべく世話してあげることで、シマリスが飼い主を上だと思うので、慣れているシマリスを飼うようにしましょう。
もちろん自分で一から慣れさせることも可能なので、まずは飼い主に慣れさせることがポイントです。
手でエサを与える
飼い主に慣れてくれば、だんだんと飼い主に自分から近づいてくるようになります。
シマリスが飼い主を上だと認識するのは、一緒にいて安心できる相手やエサをくれる相手だと分かることで、だんだんとなついてくれるようになります。
シマリスも自然界では捕食者の立場なので、身の危険を感じるとすぐに逃げたり隠れたりするでしょう。
またストレスが溜まってくることも考えられるので、そうなると飼い主には近寄らなくなってしまいます。
まずは飼い主がエサをくれる安全な人だということを認識させることで、だんだんとシマリスも飼い主になついてくれるようになります。
またきっかけを与えることもとても良い方法で、ご飯の合図の音を鳴らしてからエサを手で与えると、合図を覚えてくれるようになります。
飼い主が手でエサを与えるのを認識してくれるので、だんだんと飼い主にだんだんとなつくようになります。
暖かい温度設定で飼育する
シマリスが自然界にいた時には、秋から冬にかけては食料も少なくなりますし、冬には冬眠をして過ごしていました。
自然界では弱肉強食ですから、まずは自分たちのエサを確保しなければなりませんし、巣穴も守らなければなりません。
だんだんと寒くなってくると、気性が荒くなりがちなシマリスですが、これは自然界の時の習性が残っていることが要因です。
ペットショップで飼ってきたとは言え、かなり野性的な部分が残っていることが多いので、冬には冬眠の準備などをしようとします。
しかし、室内飼いのシマリスには冬眠の準備ができないので、だんだんとストレスを感じてしまうことでしょう。
ストレスを感じてしまうと、結果として飼い主に対しても気を許さなくなってしまいます。
そのためには、「冬」だという感覚をシマリスに持たせないことが大切です。
そして、冬眠の時期だと気づかないようにさせるには、室内温度を下げないようにすることが有効な方法です。
そうすることで、ストレスを溜めないので、なつきやすくなるでしょう。
広い所で遊ばせてあげる
シマリスの性格は好奇心旺盛でやんちゃな性格の持ち主です。
動き回ったり物をかじったりすることが大好きなので、できるだけ広い場所で動かせるようにすればストレスも溜まりません。
しかし、危険なものもたくさんあるので注意が必要です。
特に電機のコードは噛み切ろうとします。
またシマリスの特徴でもあるゲッ歯ですが、毎日種などを与えていても伸びすぎてしまうことがあります。
適正なゲッ歯の長さにするには、シマリスがかじれるものが必要です。
ストレス発散にもなるので、噛みつかれても大丈夫なものをあげて遊ばせても良いでしょう。
動き回っているシマリスは、比較的飼い主になつきやすいです。
ケージの中にいるよりもストレスが無くなるので、エサをくれる飼い主に自分のタイミングで近づけるのでなつきやすくなるのです。
毎日世話をしっかりする
シマリスは人間に慣れるとなつきやすい動物でもあります。
毎日手からエサをもらったり、ケージの外に出て一緒に遊ぶことで、とても飼い主になつくようになるでしょう。
また、シマリスも頭が良い動物なので、エサをくれる飼い主にはなつきやすいです。
さらに、世話をする時に声をかけてあげると、シマリスはかなり覚えていることが多いです。
エサをあげる時に「エサだよ」と声を掛け続けると、エサがないにも関わらず寄ってくることもあります。
犬などに比べるとなつかない動物でもありますが、それでもしっかりと飼い主のことは理解してくれるので、愛情を注いだ分しっかりと甘えるようになついでくれます。
シマリスになついてもらおう
シマリスはとても頭が良い動物なので、根気よく愛情を注いで世話をすればなついてくれるようになります。
人間に慣れさせることがとても大切で、エサを手からあげることで人間が安全だと分からせるのです。
シマリスが飼い主に慣れてもらうことで、飼い主が自分よりも上の立場だと分かると、少しずつなついてくれるようになります。