ペット人気が過熱しているここ数年ですが、一方でペットを飼っていない家庭もたくさんあります。

今回はペットを飼っていない家庭はなぜ飼っていないのかその理由についてご紹介します。

家族にペットアレルギーの人がいるから

アレルギーが理由でペットを飼っていないという人は多いと思います。

犬や猫などの動物そのものがアレルギーの対象である場合はもちろん注意が必要です。

うさぎのエサである牧草でアレルギーが出てしまうなど、エサが原因となる場合もあるので、アレルギー体質である人は動物以外にも注意が必要となります。

家族の中の誰か一人でもアレルギーを持っている場合は、基本的にペットを飼うのが難しいので、ペットを飼いたいと思ったらアレルギー検査をする人も最近では増えています。

アレルギーを調べてからペットを飼うかどうか検討することは非常に良いことで、飼い始めてから家族のアレルギーがわかって里親に出されるペットを減らすことができます。

ペットを飼うのには費用がかかるから

ペットを飼うのには費用がかかります。

まずはペットを飼う環境を作るためのケージ、トイレ、エサ入れ、寝床など、そのペットに必要な用品を揃えなければなりません。

小動物であるハムスターであっても、初期費用として5,000円以上はかかります。

犬や猫になれば2万、3万と必要な用品に費用がかかってきます。

それから生き物を飼うわけなので、毎日のエサ代は最低限かかりますし、室内で飼っていればトイレシートやトイレの砂など消耗品も用意しなければなりません。

そして今は犬や猫に関してはペット保険に入るのが当たり前になりつつあります。

保険の内容にもよりますが、いろいろな補償がある保険であれば月に2,000円以上かかってきます。

さらに季節で必要な予防接種や任意の予防接種など、1年間に動物病院へ行かなければならないことが何度があります。

病気になればさらに病院代もかかります。

犬は平均で月に1万円以上、猫は5,000円~10,000円、うさぎは月に3,000円程度、ハムスターは月に1000~2,000円程度、魚(金魚やメダカ)は1,000円以内と言われています。

生活費にペット代が毎月プラスされると厳しいという家庭も多いので、ペットを飼わない理由となるのでしょう。

ペットを飼える環境ではないから

日本にはマンションやアパートが非常に多いです。

最近ではペット可のマンションやアパートも増えてきましたが、ペット可でも犬や鳥など鳴き声が響く動物だと苦情がくることもあります。

集合住宅の場合は、特に鳴き声に関しては神経質になります。

犬や猫など毛の抜ける種類の動物だと、洗濯物を干した時に近所の人の洗濯物に毛がついてしまわないなどいろいろなことを気遣わなければペットは飼えません。

それでもペットを飼いたいという気持ちが大きく、飼っている人もいるとは思いますが、周囲を常に気にしながらペットを飼いたくないと思う人の方が多くなります。

そのため、住居の環境によりペットを飼わないという家庭が多いです。

夫婦共働きで子育てが忙しかったりすると、仕事と育児で手一杯になってしまいます。

ペットを飼いたいと思っても世話をする時間が作れないから飼っていないという家庭もあります。

動物が好きではないから

家族の誰かが極端に動物嫌いであったり、昔噛まれたりひっかかれたりしてトラウマを持っていたリすると、そもそも動物が苦手なので飼っていないわけです。

ペットは一緒に住んでいる家族全員が了承してはじめて飼う段階に進むことが望ましいです。

家族に一人でもペットが嫌いな人がいたら家で飼うことはできません。

動物が好きなのに飼っていないという人はそのような理由である場合もあるでしょう。

長い時間外出することが難しくなるから

ペットは生き物なので、何日も放置して旅行などへ出かけることはできません。

特に真夏や真冬だと締め切った部屋では半日で体調が悪くなってしまうペットもいます。

預かってもらって誰かに世話を頼んだり、一緒に行ける場所を探してペットOKのホテルなどに連れていくしかありません。

車での旅行であればペット同伴も可能ですが、電車や飛行機での移動となるとそうはいきません。

旅行や遠出をする趣味があるからペットを飼っていない家庭も多いです。

ペットを飼っていない家庭にはいろいろな理由がある

アレルギーや体質によることが原因でペットを飼っていない家庭もあれば、環境的に飼えない、あるいは費用が思ったよりかかるから飼っていないという家庭もあります。

飼っていない理由は様々ですが、ペットは無理やり飼うものではありませんし、飼うメリットもデメリットもあります。

飼う場合もよく考える必要があります。

今は3世帯に1世帯が何らかの生き物を飼っている時代とも言われています。

飼わない選択もありますし、飼いたくても飼えない場合はペットがいないからこその楽しみを探すことができます。