プランター葬の概要とやり方。大切なペットをプランター葬してあげよう

最終更新日:2016年8月18日

大切なペットが死んでしまった。飼い主にとってこれほど悲しいことはないでしょう。

様々な弔い方がありますが、住宅事情などの関係からプランター葬を選ぶ飼い主も増えています。

プランター葬とはどのようなものなのでしょうか。

プランター葬のやり方についてご紹介します。

1.自宅に庭などがない場合に出来る弔い方

プランター葬とは、自宅に庭などがなく、死亡したペットの遺体を埋葬することが出来ない場合に利用される埋葬方法です。

簡単にいえば、大きめのプランターを使って簡易的な土葬を行い、ペットを弔ってあげる方法がプランター葬です。

ペットの遺体を埋葬する庭などがあっても、火葬をしたくない場合や動物霊園に他のペットとともに埋葬したくない場合、ペットといつまでも一緒にいたいと考えているときに選択されることもあります。

なお、ペットが死亡した際、公園などの公共の場所に埋葬する飼い主もいますが、公共の場所にペットの遺体を埋葬するのは法律で禁止されています。

埋葬後に野良犬などが遺体を掘り起こしてしまい、異臭や虫がわいて近隣住民に迷惑をかける恐れがあるため、絶対にしないで下さい。


2.ペットの遺体に合わせたプランターを用意する

死亡したペットをプランター葬で弔うと決めたなら、プランター葬に必要なものを準備しましょう。

まずはプランターですが、自宅で余っているものがあればそれを利用すると良いでしょうが、出来ることなら通気性を良くするために、プラスチックのものよりも陶器で出来ているものを選びましょう。

深さは、浅いものよりも深いものを選んだ方が良いでしょう。

大きさは、ペットの遺体に合わせたものを選びましょう。

ハムスターやマウス、小鳥などの小さな動物は、小さめのプランターでも大丈夫ですが、それよりも大きなうさぎ、フェレットなどはそれでは埋葬することが出来ないため、もっと大きなプランターを用意しましょう。

小さなプランターしかない場合は、火葬が終わったお骨を埋葬するようにしましょう。

3.虫がわかないように気を付ける

実際にプランター葬を行った場合、近隣住民に対して異臭や虫がわくなどの迷惑をかけないように配慮することが重要になってきます。

例えば、プランターに土を入れてその上にペットの遺体を安置したとします。

遺体は、時間とともに体内のガスが発酵し、腐敗していきます。

腐敗すると、異臭が発生するようになり、ハエなどの虫をおびき寄せてしまいます。

被害が自分の家だけで済むなら良いですが、近隣住民と揉めたり迷惑をかけるのは、プランター葬を続ける上でも良くないでしょう。

プランター葬を行うときは、ペットの大きさの3倍ほどの量の土を入れて埋葬し、その上に同じ量の土を被せてあげましょう。

そうすることにより、遺体から染み出る浸透液の流出を防げますし、においや虫対策が出来ます。


4.プランターを置く場所は日向でも日陰でもどちらでも可能

「ペットを埋葬したプランターを置く場所をどうしようか?」と考えるのは、プランター葬を行った飼い主がみんな考えることではないでしょうか。

人間の墓地は、景観などの関係で日陰にあることが多いので、何となく「日陰に置いてやった方が良いのかな?」というイメージがあります。

結論からいうと、プランター葬をしたプランターを置くのは、日向でも日陰でもどちらでも大丈夫です。

また、プランターを室内に置いてもベランダなどの室外に置いても問題ありません。

普段よく過ごしている部屋や、ペットが生前よくいた場所に置いている飼い主もいます。

他のペットがいる場合は、そのペットが触らない場所においてあげましょう。

5.埋葬後すぐに骨になる訳ではない

プランター葬を行った後、ペットの遺体はどうなるのでしょうか。

土の中には微生物がおり、微生物が遺体を分解して、最終的には骨も残らない状態になります。

しかし、埋葬してからすぐに跡形もなく消えてしまう訳ではなく、完全に分解するまでは年単位で時間がかかります。

インコなどの小鳥では、3年くらいかかるようですが、中には5年後に掘り起こしたときに遺体がそのまま残っていた場合もあります。

埋葬する際に箱などに入れると、遺体を分解する時間に箱を分解する時間が加わり、さらに時間がかかります。

ですので、遺体は箱などには入れず、そのまま埋葬してあげましょう。

「冷たい土の中にそのまま埋葬してしまうのは可哀想だ」と思うのであれば、ティッシュでくるんであげましょう。


6.埋葬したプランターに花を植えることは可能

プランター葬をした後、花を植える飼い主は多いと思います。

花はどんな種類の花でも良く、芽が出て花が咲くという花の成長を眺めながら花のお世話をしていると、まるでペットが帰って来てくれたような気分になり、癒される飼い主も多いです。

花には、その年だけ花が咲くコスモスなどの「一年草」と根が生きていれば毎年花を咲かせるマーガレットなどの「多年草」に分かれています。

どちらでも植えるのは可能なので、好きな花を植えてあげると良いですが、根を張る多年草の花はペットの遺体を傷付けてしまうイメージがあり、多年草の花を避けて一年草の花を植える飼い主もいます。

7.引っ越しの際にプランターをどうするか

今の自宅から引っ越す予定がないのであれば良いのですが、転勤やライフステージの変化で引っ越すこともあるでしょう。

そのときに問題になるのが、プランター葬をしたペットをどうするかです。

そのままの状態で新しい自宅に運ぶのも選択肢のひとつとしてありますが、特に埋葬してから日が浅い場合、移動の際に遺体が出て来てしまう場合もあります。

そのため、引っ越しをきっかけにプランター葬したペットを火葬してもらうケースもあります。

火葬してもらった骨は引き取ることも出来るので、改めてプランター葬にすることも可能です。

詳しくはペットの火葬業者に問い合わせてみましょう。

プランター葬のやり方やポイントを知ろう

プランター葬のやり方などを見てきました。

プランター葬は、ペットと一緒にいる実感を感じることが出来る埋葬方法です。

ペットを埋葬したプランターに花を植えて育てているうちに、ペットが帰って来てくれたような気分になり、癒される飼い主も多くなります。

プランター葬の注意点としては、埋葬してすぐに分解するという訳ではないということが挙げられます。

そして、プランター葬後に花を植えた場合、花にあげた水の中にペットから出る浸透液が流れ出るため、プランターの受け皿に溜まった水をこまめに替える必要があります。

注意点も考慮しながら、検討してみましょう。

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