猫や犬、うさぎやブタなど皆さんが買っているペットは様々な種類がいます。

そんな中で、最近ではミニヤギも密かにブームになっているのです。

そのため今回はミニヤギについてご紹介します。

ミニヤギのどんな性格?

ミニヤギは家畜とはいえ、とても賢い性格で飼い主の顔もしっかりと覚えてくれます。

そのため、しつけも可能なので、トイレをしつけておけば飼育も楽になります。

また、人に良く慣れ甘えん坊なので、飼い主の後をストーカーのように着いて回るほど懐いてくれます。

他の動物とも共存できるので、すでにペットを飼われていても一緒に生活することが出来ます。

鳴き声もあまり響かないので近所迷惑にもなりにくいでしょう。

発情期の声も家族が迷惑する程度です。

しかし、ヤギは元々集団で行動する生き物です。

幼い頃からペットとして飼われているヤギは単独でも大丈夫ですが、ヤギは寂しがりやの一面もあるので、飼い始めの頃は環境に慣れるまで寂し泣きをするかもしれません。

どれくらい成長するの?

ミニヤギはミニブタやミニうさぎと同様にサイズの個体差が激しいです。

また、血統書はありません。

ミニヤギの平均体重は15~40キログラムと幅があり、オスよりもメスの方が大きくなります。

そのため、いくらミニヤギといっても中型~大型犬ほどの大きさがあります。

また、メスのミニヤギは生後7か月を過ぎると繁殖が出来るようになり、20日毎に繁殖期を2~3日間迎えます。

この時期は大きな声で鳴いたり気が荒くなったりすることもあるので気を付けましょう。

また、平均寿命は10~15年ほどと言われています。

そのため、ペットとして飼う際にはじっくりと付き合う覚悟でいましょう。

エサはどんなものを食べるの?

ミニヤギのエサのメインはやはり牧草や雑草です。

そのため、庭などがあって草が手に入る環境であればエサ代はとても安いです。

しかし、野草を食べさせたりすると農薬や毒草が混ざっていることもあるので、市販されている牧草を与えることが一番無難です。

牧草は農協や牧場、ネットでも買う事が出来ます。

また、おやつには果物、穀物、野菜くずなどを与えると良いでしょう。

おやつは全体の摂取量の30パーセント以内に抑えましょう。

動物性の食べ物は与えてはいけません。

水は常に飲めるようにしておき、そして、ミニヤギが塩分を自由摂取出来ない場合はレンガのようなブロック型の鉱塩も置いておくようにしましょう。

これもネットで購入することが出来ます。

生活環境は?

ミニヤギはジメジメしたところを嫌います。

広さも広いに越したことはないですが、庭先でも十分に飼うことが出来ます。

日当たりの良い場所を選び、木陰も作ってあげましょう。

掃除は1日1回行い、いつも清潔にしておきましょう。

ヤギ小屋は大型犬の小屋を代用することも出来ます。

または、最近流行りのDIYで世界に一つの小屋を作ってあげましょう。

ミニヤギは犬などのように紐で縛ってしまうと首吊り事故の危険があるので、柵に入れて飼うと良いでしょう。

その場合、ヤギは高いところまで上がってしまうので柵は高めにしておいてください。

夏は蚊の予防も忘れずに。

室内でも飼うことは可能ですが、家財はかじられてしまいます。

お手入れ方法は?

ミニヤギは蹄や角があるのできちんとお手入れをしましょう。

蹄は、伸びてきたら園芸用剪定ハサミで切ります。

角は家庭で飼育する場合は安全のため、除角した方が無難でしょう。

また、去勢をすると臭いが少なくなり、性格が温順になるのが一般的です。

散歩は必ずしも必要ではないですが、散歩の際は犬などと同様に排泄物の後始末をきちんと行い、マナーを守って行いましょう。

ミニヤギは環境の変化に適応しやすく、健康で病気にはかかりにくいです。

そのため、犬のように予防接種も必要ありません。

しかし、蚊が媒介して寄生虫が脊髄に入る腰麻痺という病気と腸内の寄生虫には注意が必要です。

腰麻痺にかかると運動機能障害や麻痺などの神経症状が現れます。

感染は盛夏の蚊が出る時期に限定されます。

感染力を持つためには一定温度以上で一定期間蚊の体内で発育する必要があるので、腰麻痺の発症は約1か月後になります。

そのため、この夏の時期は駆虫薬の投与が必要になります。

ミニヤギの入手方法は?

ミニヤギの価格は3~8万円程度です。

ペットショップではあまり販売されていません。

そのため、ヤギを飼育している牧場で交渉・依頼して予約をしたり、ヤギ飼育者との交流で譲渡してもらったりして入手できます。

また、たくさんの仔ヤギの中から一目惚れした可愛い仔ヤギを手に入れたいのなら、子山羊品評会というものに参加し、誰でも参加できるセリで手に入れてみてはいかがでしょうか。

健康なヤギを選ぶ際は、元気に動いている・眼が生き生きしている・毛ツヤが良い・しっぽや口の周りが汚れていない・咳をしていない…などをチェックしましょう。

しかし、ヤギを販売している場所では、ミニヤギと称して大きなヤギを売りつける悪質な業者もいるので気を付けましょう。

意外と飼えるミニヤギ

まだミニヤギはメジャーではないため入手方法も限られていますが、人の繋がりを増やしていけば、あなたが求めているミニヤギにも出会える機会が増えるでしょう。

性格も愛らしく、エサや飼育環境も特別なものではないので、むしろ犬や猫よりも飼いやすいかもしれません。

なかなか買われていない種類だからこそ、あなたから広めてみませんか?