リスを飼育している人も多くなっていますが、犬や猫に比べるとリスを飼育するのは難しいと言われています。
しかし飼い主が可愛がってあげれば、リスは懐いてもくれるのでとても可愛いです。
そんなリスを飼育する際のポイントをご紹介します。
専用ケージで単独で飼育する
リスは自然界において、木の上に巣穴を掘って生活をしています。
そして単独で生活をしているので、リスを2匹同じケージの中で飼育することは難しいでしょう。
よっぽど大きいケージの中で、それぞれが住める巣穴を確保できれば良いのですが、基本的のは単独で飼育することをオススメします。
単独で飼育しますが、ケージの大きさはかなり余裕がないといけません。
リスはとても素早くて好奇心旺盛なので、ちょこまか動き回っています。
狭いケージの中では動き回れないので、ストレスが溜まってしまうでしょう。
回し車などは入れておきますが、モルモットなどと違い縦に高さのあるケージが必要になります。
なるべく木の上で生活をしている環境に近づけるようにするのがポイントなので、広さと高さのあるケージで飼育しなければなりません。
エサは同じ場所になるべく置かないようにする
リスのエサはペットショップなどでも売られていますが、種子類や野菜の他、ペレットという固形のエサを与えます。
ほとんどの人はリスにペレットを与えていますが、栄養価も考えられて作っているので、基本的にはペレットをあげていれば問題はありません。
しかし木の上にで生活をしているので、なるべく自然の環境に近い形に近づける為に、エサを置く場所は毎回違う場所にしておくと良いでしょう。
リスが自分で探して見つけたと思わせることができるので、専用のエサ箱などは必要ありません。
エサの種類としてリスはヒマワリなどの種を食べているイメージがありますが、油分が多いのでリスが太ってしまうことも考えられます。
しかし、リスの前歯はだんだんと伸びてくるので、なるべく固いものを与えて削らせることも必要です。
ヒマワリの種などをおやつとして与えることで、前歯を削らせることにもなりますし、栄養の偏りも防げるのでバランス良く与えましょう。
脱走しないように頑丈なケージで育てる
リスはとても動きが素早くて好奇心旺盛なので、いつでも動き回っています。
またリスの前歯はとても強力で、木をすぐに噛み切ってしまうでしょう。
ケージにも色々種類がありますが、すき間が大きかったり細いステンレスだったりするならば、噛み切って脱走してしまうことも考えられます。
家の中も危険が多いですし、外に出ると非常に危ない状態になります。
家の中ではコードを噛み切って感電してしまったり、いないと思ってドアを開閉すると、ドアのすき間に挟まれてしまったりすることもあります。
網戸くらいならばすぐに噛み切って外に出てしまうので、リスが脱走しないように細心の注意を払う必要があります。
リスが逃げ出さないように頑丈がケージを用意することや、エサをあげる時なども逃げ出さないように注意しながら与えることが必要となってきます。
上下に動けるようにすることが大切なポイント
リスは自然界では木の上で生活をしていて、種などを食べて生活をしています。
リスにとって快適な環境とは、縦に動けるスペースがあることなので、なるべく高さのあるケージを用意する必要があります。
なるべく自然の環境に近い形で飼育することが望ましいので、できるだけ高さのあるケージを選ぶか、部屋の中にリスが登れるようなものを用意しましょう。
できれば床から天井まで登れるような木やポール、枝などを作っておくと、リスもストレスが少なく快適に過ごすことができます。
寝る時だけケージに入れておくのも良いですし、リスが部屋の中にいて安心できるような環境を作ってあげることも大切です。
リスの前歯のケアをする
リスの前歯はどんどん伸びていきますが、固いものを齧ることで前歯が少しずつ削れて、調度良い長さになります。
固いものを齧らないとそのまま伸びていき、リスも食べにくくなるのでストレスも増えていくでしょう。
リスは小さい体なのに、前歯は1年間で20㎝くらいは伸びると言われています。
リスの前歯をケアするには、意図的に固い食べ物を食べさせる必要があります。
またリスが何かを前歯で削ってしまうのは習性で、それができないとストレスが溜まってしまいます。
リスが固いものを齧れるように、木やおもちゃなどを入れておくのも必用になります。
リスの様子を見ながらケアをしていきますが、固いエサを食べることで自然とケアをすることができるので、毎日ペレットだけを与えるのではなく、バランスよくエサをあげるようにして、前歯をケアすることがポイントです。
リスを飼育しよう
リスを飼うことはかなり難しいことでもありますが、リスの習性を理解しておけばかなり懐いてくれるので、可愛く育てることもできます。
他のペットとはまた違った魅力のあるリスなので、リスを飼育する際のポイントを押さえて楽しく一緒に暮らしましょう。