ペットは可愛くて、かけがえのない家族の一員です。

しかし、ペットを飼っているがゆえに困ることもあります。

ペットがいると心が癒されますが、意外と大変な事もあります。

それを理解して、責任を持つようにしてから、ペットを家族に迎えいれるようにしましょう。

旅行などに行きにくくなる

ペットがいると、どうしても外出の制限が生じます。

出かける際には、ペットの為のご飯を用意し、水が足りないなどという事がないように、しっかりと確認する必要があります。

更に旅行などで家を空ける場合、留守の間面倒をみてもらうために、人の手配やペットホテルの予約をしなくてはなりません。

そのため、どうしても旅行などには行きにくくなるでしょう。

一泊二日くらいの旅行なら、二日分の食事を用意して、トイレなどもキレイにしていけば、わざわざ預けなくても大丈夫かもしれません。

しかし、犬など毎日の散歩の際にトイレを済ますようだと、そのまま犬だけ置いていくわけにはいきません。

また、比較的一人で留守番ができる猫なども、数日の旅行となるとどこかに預ける必要があります。

そうすると、ペットホテル代がかさみますし、時期によっては預けたくても予約がいっぱいで、預けることができないという事もありえます。

誰かの家に預ける場合も、何かと気を使いますので、段々と旅行には行かなくなりがちです。

プライベートな旅行ならそれでもいいのですが、仕事で出張の場合や法事で地方の実家に帰らなくてはならない際は、ペットを預けるために奔走することになります。

ペットは可愛いし、大切な家族です。

しかし、旅行など泊りがけで出かける際は、その準備が大変で時々困ってしまうでしょう。

ペットが病気になった時の医療費がかさむ

ペットがいて困るのは、病気になった時です。

人間も入院したり手術すれば、かなりの金額がかかります。

同じ様にペットもケガや病気で病院に行く際は、医療費がかさむ事があります。

ペットの医療費は、意外と高額です。

病気や怪我によっては、一日に一万円以上かかる場合もあります。

人間と違って医療費控除などもありませんので、症状次第で何十万円とかかる事もあり得ます。

普段から愛情を持って接している大切なペットです。

できる限りのことはしてあげたいと思う人が多いでしょう。

しかし、現実にあまりにも高い治療代を知れば、躊躇してしまう気持ちも生まれてきてしまいます。

今はペット保険も色々あり、それらを申し込んでいれば、いざという時に安心です。

しかし、中にはペット保険をまったくかけていなかったという飼い主もいるでしょう。

そうなると、経済的負担が大きくなり、困ってしまいます。

可愛いペットを助けたいという気持ちと、高額な医療費の間で、飼い主は心が揺れ動いてしまいます。

ペットを愛しているからこそ、どうしていいのか、なかなか答えが出せないのです。

家具を傷めることがある

ペットを飼っていると、家具を傷めてしまうことがあります。

例えば猫なら、いくらしつけても机やタンスで爪とぎをして、ぼろぼろにしてしまうこともあるでしょう。

飼い主のしつけ次第で、そういう被害は随分と防ぐことができます。

しかしペットの個性によっては、飼い主の努力が実らず、家具にかじりついたりするのを止めない場合もあります。

また、ペットの種類によってはしつけをしても覚えないこともあり、たまたま部屋の中に話してしまった時、ダメージを受けたりします。

室内だけでなく、庭の芝をほじくり返してしまったり、植木をひっくり返したりすることもあります。

そのたびに飼い主は後始末に追われてしまいます。

そういうことがたびたび続くと、飼い主はどうしていいのか分からずに、困ってしまうでしょう。

他にも、ペットの毛がアレルギーの原因となることもあり、家の中を清潔に保つ必要があります。

口で言うのは簡単ですが、実際に実行するのはかなり大変です。

毎日の掃除が欠かせず、疲れてしまうかもしれません。

ペットと共に暮らす以上、どうしても家具を傷めることがあります。

できるだけ気をつけたり、しつけを徹底することで、ある程度ダメージを防ぐこともできますので、根気よく対応するようにしましょう。

ペットがいなくなった時のショックが大きい

ペットと暮らす日々は、とても幸せで満ち足りたもののはずです。

しかしペットがいなくなってしまった時、大きな喪失感を感じて、とても苦しむという困った事態に陥ってしまいます。

いくら長生きしても、大概のペットは人間より先に寿命を迎えます。

ペットの死に立ち会い、見送る事も飼い主の務めとも言えます。

しかし、今まで共に生活していた可愛いペットが自分のそばからいなくなることは、飼い主に大きなダメージを与えます。

俗に言う「ペットロス症候群」の悲しみから立ち直れずに、苦しむ人も多いでしょう。

可愛いペットですが、そのペットと別れを想像するだけで、心が締めつけられるようです。

ペットは飼いたいですが、別れの瞬間を考えると、とても悲しく躊躇してしまいます。

ペットは、飼い主に幸せと悲しみをもたらす、少し困ったところがあります。

ペットを飼っていて困ることもある

ペットを飼うということは、ただ可愛いだけではありません。

快適に幸せに過ごす為に、飼い主は色々な努力をしなくてはならないのです。

そしてペットの存在が、時と場合によっては飼い主を困らす事もあります。

それでもペットは愛らしく、人にとって大切なパートナーです。