亀は昔から飼われている定番のペットですよね。
犬や猫ほど注目されませんが、亀の持つ魅力に夢中になってしまう飼い主さんも多いそうです。
そこで今回は亀をペットにすることで得られるメリットをご紹介します。
亀は意外と人懐っこい
亀はきちんと飼い主を認識しているので意外と懐いてくれます。
水槽やケージの中で飼うため、コミュニケーションが取りにくいイメージがありますが、向こうからもこちらの様子がしっかり見えているそうです。
飼い主が近づくと首を持ち上げたり近くによって来たりします。
懐いてくると手の平に載せても嫌がりません。
亀の方から積極的に膝まで登ったりすることもあります。
また、亀は普段はゆっくりしていますが意外と素早く動くこともできるので、エサを持ってくるとすごいスピードで駆け寄ってくることもあります。
こういったギャップを見せてくれる所も亀ならではの楽しみ方です。
心が癒される
亀を見ていると不思議に癒されてしまいます。
あの独特な見た目もそうですが、ゆっくりしている動作も可愛いですよね。
特にエサを食べている時の口をモグモグ動かしているところは別格です。
亀が懐くと手からエサを食べてくれるようになりますよ。
また、亀は派手なスキンシップを好まないため、犬や猫のようにアピールはあまりしません。
散歩もいらないので、飼い主側からすると負担も少なくなります。
忙しい方や疲れている方のペットとして最適ですよ。
落ち着いた雰囲気を味わえるのが亀をペットにするメリットとも言えます。
ちなみに、水棲亀は幼い時なら活発に動いてアピールしてくるので、その姿が可愛くて癒されるという方も多い様です。
長生きしてくれる
亀は非常に長寿です。
ペット用の一般的な亀でも平均20年~30年は生きられるとされています。
なんでも最大50年生きたという記録もあるとのこと。
ペットショップで購入する時にできるだけ健康な亀を選べば長生きしてくれますよ。
しかし、ペットを飼ううえで一番辛いのは別れです。
生き物には寿命がありますから仕方がないことですが、できるだけ長生きしてほしいというのが飼い主さんの本音でしょう。
亀なら長い時間を共に過ごせるので、十分な愛情を注いであげることができます。
亀の体は徐々に大きくなりますから、日々成長を見守るのも良いですね。
安い金額で飼育できる
まず亀自体が非常に安価です。
安い種類の亀なら500円程度で飼えますし、高くても1,500円~4,000円程度になります。
水棲亀の場合はエサと水槽・陸地だけ揃えておきましょう。
陸棲亀ならエサとケージ・床用の素材(湿気を作り出すもの)・シェルターが有れば十分です。
亀の種類のよって必要な物は異なります。
一通り揃えても意外と使わなかったりする物もあるので、最低限必要な物だけ揃えて後から買い足していった方が良いでしょう。
エサは市販の亀用のフードでOK、50gで200円~300円ほどです。
時々乾燥エビや糸ミミズをあげると喜びます。
亀の体のサイズに合わせた水槽やケージが必要ですが、それ以外はホームセンターやペットショップで安価な物を買っても構いません。
衣装ケースを水槽の代わりにしている方も多くいます。
流木や石・水草などを入れて亀が過ごしやすい雰囲気を作ってあげても良いですね。
お世話が簡単で手間が掛からない
亀に必要なお世話は朝・夕のエサやりと1日1回の水の取り換えです。
エサは1回だけという飼い主さんも多いので、成長過程によって減らしてもOKです。
亀は水槽の中の水を飲み水にしているので、毎日清潔にしてあげなくてはいけません。
水の中に食べかすや糞が残っていると不衛生なので、この辺りだけ注意しましょう。
水は水道水をカルキ抜きしたものか、日光に当てたものが好ましいです。
毎日水を取り換えるのが面倒臭いという方は、水のろ過装置やエアーポンプを入れておくと週1回に減らすことができます。
水棲亀の場合は週に1回ほどブラシをかけてお手入れをします。
貴重なコミュニケーションの時間なので忘れないようにすることが、亀の健康維持のためにも必要です。
陸棲亀は時々ケージから出して散歩をさせてあげましょう。
室内飼いの亀なら、寒い地域に住んでいない限り冬眠することはありません。
温度や湿度をきちんと調節しておけば元気な姿がいつでも見られます。
飼いやすく癒されるのが亀のメリット
こう見ると沢山メリットがありますよね。
地味な印象を持たれがちな亀ですが、意外に奥が深く癒し系な一面もあるようです。
お金も掛かりませんし散歩の必要もないので、一人暮らしの方や不規則な生活を送っている方のペットとしても最適です。
エサやりと水の交換・あとは週に1回お手入れをすれば良いので、お子さんにお世話を任せても構いません。
亀は非常に長生きなのでタップリ愛情を掛けて育ててあげましょう。