田舎のキレイな川だけだはなく、都会のちょっと汚い川や沼にも、ザリガニはいますよね。
それは、ザリガニが雑食だからです。
どんな環境でも力強く生きていくザリガニですが、自宅に持ち帰った途端に元気が無くなってしまったら、悲しいですよね。
どのようなエサをザリガニにあげると、長生きしてくれるのでしょうか。
レタス
水族館などで、熱帯魚にレタスをあげている光景を見たことはありますか?
実は、レタスはザリガニにも大好評なんです。
レタスなど野菜には、水草と同じく、ミネラルが豊富に含まれています。
もちろん、水草を飼育するという方法もあります。
ですが、ミネラル豊富で新鮮な水草を、いつも準備するのは大変ですよね。
水草の飼育に慣れていない人がいきなり育てるのは、なかなか難しいです。
そんな時には、人間が食べている野菜を少しずつ与えると、水草の代わりとして、ザリガニにミネラルを摂取させることができます。
いずれ、ザリガニ飼育に慣れてきたら、水草の栽培にもチャレンジしてみてくださいね。
煮干し
ザリガニを釣るときには、エサとして煮干しなどの小魚を利用することが多いのでは無いでしょうか?
川にいるときにも、小さな魚を食べることが多いので、ザリガニにとっても慣れ親しんだ味です。
煮干しだけではなく、生きている小さな魚を一緒に水槽に入れておくことも、オススメです。
ザリガニを採取した場所で、そのあたりに住んでいる小魚を連れて帰りましょう。
川で小魚を捕まえるのは難しいですが、ザリガニ本来の力強い食事風景を見るために、オススメしたいエサです。
どうしても川で小魚を捕まえることができない場合には、ペットショップでメダカ等の小魚を購入する方法もあります。
ザリガニが小魚を捕獲する場面を目撃したい場合には、浅めの水槽がオススメです。
小魚は動きが素早いので、水が多い水槽ですと、ザリガニが上手く捕まえることができません。
落ち葉
落ち葉は、手に入りやすいので、ザリガニのエサにオススメです。
人間も冬になると、分厚い服を着たり、寒さ対策をしますよね。
ザリガニも、寒い時期になると、寒さをしのげる落ち葉といった隠れ家が必要になります。
また、この落ち葉は、ザリガニのエサにもなるので、秋から冬にかけて、重宝します。
落ち葉の他に、木や石など、元々ザリガニが住んでいた場所にあるものを一緒に入れておくと安心です。
それらにくっついた藻等も、ザリガニのエサになります。
タニシ
ザリガニが住んでいる川だと、タニシなどの貝が住んでいることも多いですよね。
ですので、ザリガニと一緒に持ち帰りましょう。
生き物を飼い始めると、毎日エサをあげなければいけないと思いがちなのですが、ザリガニの場合にはその心配がありません。
1週間や2週間程度であれば、元気に過ごしています。
その際には、タニシを多めに入れておくと、さらに安心です。
また、タニシにはエサとしての効果以外に、オススメポイントがあります。
水辺の生き物を飼育すると、水の管理が難しいんですよね。
そんなときに、タニシを入れておくと、ザリガニが食べ残したエサを食べてくれるので、水が汚れにくくなります。
タニシは、飼育も簡単なのでオススメです。
市販のザリガニのエサ
自然な雰囲気でザリガニを育ててあげたい。
と思っていても、だんだんとエサを集めるのは大変になってきますよね。
そうなったときには、ペットショップ等で販売しているザリガニのエサを購入しましょう。
ザリガニが元気に育つために必要な栄養が含まれています。
それ以外にも、水が汚れにくく、保存ができる等、便利なエサなので、他のエサと併用する形で利用する人も多いです。
水槽に入れてある水の深さによって、水に浮きあがるエサと水に沈むエサを使い分けます。
ザリガニは意外とグルメ
いろいろ試してみたけど、食べてくれない場合には、自分が好きな食べものを与えてみましょう。
ザリガニはそれぞれの個体で、食べ物の趣味に差があります。
こんなもの食べないよね、と思うようなものを好んで食べる場合もあります。
例えば、漬物を好んで食べるザリガニがいたりします。
ですので、飼い主さんが好きな食べ物を、少しずつ与えてみましょう。
実は、飼い主さんと同じ食べ物が好きだと分かったら、ザリガニに対して、さらに愛着が湧きますよね。
そんな、なんでも食べるザリガニですが、冬の間は、食が細くなるザリガニも多いです。
また、脱皮前にも食が細くなりますので、焦らずに様子を観察しましょう。
ザリガニのエサはなんでもOK
魚ばかり与えていたり、野菜ばかり与えていたりすると、ザリガニ同士で共食いを始めてしまいます。
ですので、人間と同じく、バランスを考えながらエサをあげましょう。
多く与えすぎると水が汚れてしまい、頻繁に掃除をしなければいけなくなりますので、エサは必要な量を少しずつ与えるように気をつけましょうね。
長く暮らしていく家族ですので、手間をかけすぎず、無理なくお世話できるように環境を整えましょう。