犬や猫などのペットと一緒に暮らしていると、気になるのが抜け毛ですよね。

おしゃれしたい日の洋服に抜け毛がチョロチョロくっ付いていたり、顔を洗ったのにタオルに抜け毛がいっぱい付いていたら台無しです。

また、抜け毛が洗濯機の中で詰まってしまうと故障や事故の原因にもなります。

そんなペットの抜け毛は洗濯で落ちるのか、また、洗濯時に気をつけることは何かご紹介していきます。

洗濯時にペットのものと人間のものは分ける

ペットのものと人間のものを分けて洗えば、洋服やタオルに抜け毛が付くことはありませんね。

違うカゴに分けて入れておくなど、別で洗うということが分かるようにしておきましょう。

タオルや下着など直接肌に触れるものが心配なら、目の細かい洗濯ネットに入れて洗えば抜け毛が付くのを更に防ぐことが出来ます。

また、ペットのものを洗濯した後は必ず洗濯機のなかを拭き取るなどして、洗濯機に付いた抜け毛を取り除きます。

毛が残ったままで次に人間の洗濯物を入れたら結局、毛だらけになってしまいます。

スペースと予算に余裕があるのなら、ペットのもの専用として容量の少ない洗濯機をもう一台設置するという方法もあります。

さらにもうひとつ、ペットがいる家庭では2層式洗濯機の使い勝手が良いとして、その価値が見直されています。

2層式はドラム式より水量が多く、洗濯物同士の間に余裕が出来るので抜け毛が落ちやすくなります。

例えば人間のものを脱水層で脱水している間に洗濯層でペットのものを洗えるなど、複数回洗濯をおこなうときに同時進行が可能な点もメリットです。

洗濯時にペットの抜け毛対策用スポンジを使う

バラエティショップや通販などで買える、便利で可愛い抜け毛対策グッズもあります。

見た目は普通のスポンジですが、抜け毛を絡め取りやすいウレタンを使用しています。

これは洗濯機の中に一緒に入れて洗うだけで、洗濯物に付いていたペットの抜け毛やゴミ、ホコリなどを絡め取ってくれるスグレモノです。

洗濯物には毛が付かず、洗い終わったらスポンジに付いた抜け毛などをまとめて、ポイッと捨てるだけです。

繰り返し使えるため経済的で、なんといっても一緒に入れて洗うだけなので、すごく楽ちんです。

忙しい人や洗濯物の仕分けが面倒な人にオススメの方法です。

ペット用洗濯機や2層式洗濯機を使っている人も、このスポンジを一緒に入れるか、ゴミ取りネットを使用することで洗濯機の毛詰まりを防止することができますね。

ペット用品専用洗剤を使う

ペット用品の洗濯をするときには、ペット用品専用の洗剤を使いましょう。

ペット用洗濯機があるご家庭はもちろん、家庭に一つの洗濯機しか置けない場合でも洗濯物を仕分けして別々に洗うことになりますので、洗剤も分けて使うといいでしょう。

せっかく買った可愛いウェアなどもキレイにしてあげることができるので、ペットにとっても良いことですよね。

ペット用品専用洗剤の多くには、洗濯物に付いた抜け毛を取りやすくする効果があるので、先述のスポンジなどと併用して洗濯するとかなり楽に抜け毛対策ができますね。

また、気になるニオイを取ってくれる消臭効果や抗菌効果も期待できるので、色んなメーカーのものを試してみて使いやすい1本を持っておくと安心です。

事前に粘着テープで抜け毛を取る

服に付いたペットの抜け毛対策といえば、ガムテープやコロコロテープなどの粘着テープですよね。

お出かけ前にコロコロっとするのが習慣になっている人も多いことと思います。

そんな粘着テープは洗濯物にも大いに活用できます。

服を脱ぐ前に軽くコロコロして抜け毛を取っておくだけで、その後の手間が省けます。

洗濯した後の水に濡れた抜け毛がどうにも苦手、という人はこちらの方法がいいでしょう。

一人暮らしの方は自分の分だけでいいのですが、他にも家族がいるなら各自でコロコロをかけるようにお願いしておけば、洗濯担当さんの負担にならずにすみます。

粘着テープで抜け毛を取ると洋服が傷むのが気になる人は、100円ショップの粘着テープなら粘着力がそれほど強ありません。

お掃除用はメーカー品、洋服用は100円ショップ品と、分けて使ってみてはどうでしょうか。

抜け毛が増える生え変わりの時期にはこまめに部屋の掃除機をかけたり、コロコロテープやフローリングワイパーなどで抜け毛を取り除いておくと、洋服に毛が付きにくくなります。

どうしてもテープを使いたくないお洋服には加工を

そして、中にはどうしても粘着テープを使いたくない、使えないお洋服などもあると思います。

そんなお洋服にはクリーニング店で静電気防止加工やリンス効果のある加工を施してもらうといいでしょう。

やわらかい毛質のペットなどは静電気による抜け毛の付着を防ぐだけでも結構違ってきますよ。

素材にもよると思いますが、可能であるならばこういった加工をして、そのお洋服を着ている間だけペットとは触れ合わないようにすると抜け毛の付着を防げます。

一般家庭ならこのような特別なお洋服は枚数も限られていると思いますので、思い切ってプロの手を借りてしまうのもいいでしょう。

洗濯時にペットの毛対策をしよう

ペットの抜け毛は自然なことなので、ある程度は仕方がないと割り切って暮らすとして、やはりこまめな掃除や脱衣前の抜け毛取りは欠かせません。

人間とペット、洗濯する物は仕分けしておき、ペットのものを洗濯した後は洗濯機のなかを掃除しておきましょう。

予算やスペースに余裕があれば、思い切って洗濯機の買い替えを実行するのもいいですね。

それだけでなく抜け毛取りスポンジや専用洗剤など現代的で便利なグッズも活用しましょう。